2025.12.11
東南アジア大会がタイ・バンコクのスパチャラサイ競技場で行われ、男子100mでタイのプリポル・ブーンソンが9秒94(+0.7)をマークした。
予選で出されたこの記録はアジア歴代で日本記録(9秒95:山縣亮太)を上回る3位。U20世界歴代5位タイ、U20アジア新記録となる。決勝も10秒00(-0.5)の好記録で制した。
ブーンソンは2006年1月生まれの19歳。22年には200mで20秒19(U18世界歴代3位)を叩き出したが、オレゴン世界選手権を見送ってU20世界選手権に出場。コロンビア・カリでのU20世界選手権は、100mで出場して4位に入った。準決勝ではU18世界最高(当時)となる10秒09をマーク。さらに、23年には10秒06(U18世界最高タイ:当時)まで短縮した。
23年は杭州アジア大会100mで銀メダル。200mでは準決勝でケガをして途中棄権している。昨年はパリ五輪に出場して予選、準決勝と10秒1台をそろえると、ペルー・リマでのU20世界選手権で銀メダルを獲得した。
今年はアジア選手権で栁田大輝(東洋大)との壮絶な競り合いの末1000分の2秒差で2位、ワールドユニバーシティゲームズは栁田と抑えて2位、東京世界選手権も予選(10秒15)、準決勝(10秒17)と力走している。
アジア人としては11人目、東南アジア出身選手では初めての9秒台スプリンターとなった。
【動画】タイの19歳ブーンソンが衝撃の9秒94!!!走りをチェック!
2レーンがブーンソン【動画】決勝でも快走して金メダル!地元のファンも熱狂!
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