HOME 国内、日本代表

2025.05.29

NEWS
3000m障害・新家裕太郎が初国際舞台で堂々の銀!「速いペースで行き、ラストで離せる力を」/アジア選手権
3000m障害・新家裕太郎が初国際舞台で堂々の銀!「速いペースで行き、ラストで離せる力を」/アジア選手権

アジア選手権男子3000m障害で銀メダルを獲得した新家裕太郎

◇アジア選手権(5月27日~5月31日/韓国・クミ) 3日目

2年に一度開かれるアジア選手権の3日目が行われ、男子3000m障害に出場した新家裕太郎(愛三工業)が8分24秒41で銀メダルを獲得した。A.サブレ(インド)が8分20秒92で優勝した。

初めての日本代表としてのレース、さらに大雨の影響で午後セッションのスタートが大幅に遅れ、「ノンアップで身体も冷えていました」と新家。スタートから佐々木哲(早大)が積極的に引っ張るなか、「最初はゆっくりいこう」と3番手あたりでレースを進める。

エンジンをかけ始めたのが中盤から。残り4周に入る手前から力強く先頭に立ち、レースを牽引する。2000mを5分31秒あたりで通過。すぐ後ろには、2年前の杭州アジア大会王者のサブレがいる。自己ベスト8分09秒91は、五輪2大会連続入賞中の三浦龍司(SUBARU)が持つ日本記録と同タイム。「ここに勝てないと、世界陸上の決勝にはいけない」と勝負に挑んだ。

だが、「きついところで前に出られて、最後まで行かれてしまいました」と新家。残り300mからのスパートに屈し、「1位を狙っていたので悔しいです」と唇を噛む。

創価大卒の3年目。スピード強化を図り、昨年の日本選手権では自己新の8分25秒45で3位と台頭。秋には日本歴代6位の8分20秒36をマークした。今季はさらに力をつけ、4月の金栗記念を8分26秒69で制し、初の国際舞台出場へとつなげた。

広告の下にコンテンツが続きます

アジアで自身との力の差を肌で感じ、「速いペースでいって、ラストで引き離せる力をつけたい」と新家。次は世界の舞台を目指し、7月の日本選手権に挑む。

◇アジア選手権(5月27日~5月31日/韓国・クミ) 3日目 2年に一度開かれるアジア選手権の3日目が行われ、男子3000m障害に出場した新家裕太郎(愛三工業)が8分24秒41で銀メダルを獲得した。A.サブレ(インド)が8分20秒92で優勝した。 初めての日本代表としてのレース、さらに大雨の影響で午後セッションのスタートが大幅に遅れ、「ノンアップで身体も冷えていました」と新家。スタートから佐々木哲(早大)が積極的に引っ張るなか、「最初はゆっくりいこう」と3番手あたりでレースを進める。 エンジンをかけ始めたのが中盤から。残り4周に入る手前から力強く先頭に立ち、レースを牽引する。2000mを5分31秒あたりで通過。すぐ後ろには、2年前の杭州アジア大会王者のサブレがいる。自己ベスト8分09秒91は、五輪2大会連続入賞中の三浦龍司(SUBARU)が持つ日本記録と同タイム。「ここに勝てないと、世界陸上の決勝にはいけない」と勝負に挑んだ。 だが、「きついところで前に出られて、最後まで行かれてしまいました」と新家。残り300mからのスパートに屈し、「1位を狙っていたので悔しいです」と唇を噛む。 創価大卒の3年目。スピード強化を図り、昨年の日本選手権では自己新の8分25秒45で3位と台頭。秋には日本歴代6位の8分20秒36をマークした。今季はさらに力をつけ、4月の金栗記念を8分26秒69で制し、初の国際舞台出場へとつなげた。 アジアで自身との力の差を肌で感じ、「速いペースでいって、ラストで引き離せる力をつけたい」と新家。次は世界の舞台を目指し、7月の日本選手権に挑む。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.05.31

日本金5、銀11、銅12のメダル獲得!100m栁田大輝、200m鵜澤飛羽の連覇などアジアで存在感/アジア選手権

◇アジア選手権(5月27日~31日/韓国・クミ)最終日 2年に一度開かれるアジア選手権が閉幕し、日本は金5、銀11、銅12と計28個のメダルを獲得した。 大会2日目、女子400mで松本奈菜子(東邦銀行)が「金メダル第1号 […]

NEWS 男子棒高跳は山本聖途7位、柄澤智哉8位タイでダブル入賞確保/アジア選手権

2025.05.31

男子棒高跳は山本聖途7位、柄澤智哉8位タイでダブル入賞確保/アジア選手権

◇アジア選手権(5月27日~31日/韓国・クミ)最終日 2年に一度開かれるアジア選手権の最終日5日目が行われ、男子棒高跳で山本聖途(トヨタ自動車)が5m42で7位、柄澤智哉(東京陸協)は5m32で8位タイだった。 ともに […]

NEWS 大六野秀畝が10000m27分52秒63! 東京世界陸上マラソン代表・小山直城も出場 王文傑は中国新記録/日体大長距離競技会

2025.05.31

大六野秀畝が10000m27分52秒63! 東京世界陸上マラソン代表・小山直城も出場 王文傑は中国新記録/日体大長距離競技会

第321回日体大長距離競技会兼第15回NITTAIDAI Challenge Games(NCG)は5月31日、神奈川・日体大健志台陸上競技場で行われ、NGC男子10000mでは大六野秀畝(旭化成)が27分52秒63で日 […]

NEWS 800m学生コンビは4位&5位 ともに世界陸上標準見据え、石井優吉「今回は自信になる」落合晃「もう一度作り直す」/アジア選手権

2025.05.31

800m学生コンビは4位&5位 ともに世界陸上標準見据え、石井優吉「今回は自信になる」落合晃「もう一度作り直す」/アジア選手権

◇アジア選手権(5月27日~31日/韓国・クミ)最終日 2年に一度開かれるアジア選手権の最終日5日目が行われ、男子800mでは石井優吉(ペンシルベニア州立大)が今季屋外ベストの1分46秒74で4位、落合晃(駒大)が1分4 […]

NEWS 久保凛 涙の銀メダル「勝ちにこだわって絶対に優勝したかった」アジア制覇まで0.34秒/アジア選手権

2025.05.31

久保凛 涙の銀メダル「勝ちにこだわって絶対に優勝したかった」アジア制覇まで0.34秒/アジア選手権

◇アジア選手権(5月27日~5月31日/韓国・クミ) 5日目 2年に一度開かれるアジア選手権の5日目が行われ、女子800mで久保凛(東大阪大敬愛高3)が2分00秒42で銀メダルを獲得した。 「今日は勝ちにこだわって絶対に […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年6月号 (5月14日発売)

2025年6月号 (5月14日発売)

Road to TOKYO
Diamond League JAPANの挑戦
村竹ラシッド、三浦龍司が初戦で世界陸上内定

Road to EKIDEN Season 25-26
学生長距離最新戦力分析

page top