◇アジア選手権(5月27日~5月31日/韓国・クミ) 3日目
2年に一度開かれるアジア選手権の3日目が行われ、男子110mハードルは村竹ラシッド(JAL)が13秒22(+0.7)で優勝した。
開口一番、「お待たせしました」と苦笑い。本来は20時35分スタート予定だったが、18時過ぎから振り出した強い雨に加えて雷鳴がとどろき、表彰式の途中から中断。大幅に競技開始が遅れ、22時05分スタートとなった。
「暖かい駐車場にいて、ご飯を食べたり、音楽を聴いたり」。高3の沖縄インターハイでも同じように大雨だったこともあり「こんなもんかな、くらい。雨は得意なんで」。ただ、加えて、入場してからもなかなか選手紹介にならず、何度も何度もハードル越えて身体を動かした。
「勝ちきるレース」に徹した。「今季良かった前半を殺してでも、中盤以降の加速感を大事にしました」。前半はリードされる展開となるが、中盤以降「中国代表と競り合いも落ち着いていけました」。パリ五輪5位の貫禄をきっちり示した。
フィニッシュ後は「13秒1台は出したかったな…」と言うように、タイムに満足できず「今年、一番遅いタイム」と悔しがる。それでも、、「最低限の目標は達成できました。陸上人生で一番大きなタイトルを取れてうれしいです」。誇らしげに日の丸を背負った。
すでに東京世界選手権代表に内定。春から続いたハイレベルな転戦がようやく一区切りだが「すぐに6月がやってくるんで」と、海外レースが控える。
「何度も大きな舞台を経験できたので、世界選手権の決勝の舞台で生かしたい。本番まで時間があるので、いろいろ試行錯誤していきたいです」
パリ五輪ファイナリストに加えて、アジア王者の称号も手にした村竹。次はいよいよ、世界のメダルに手を掛ける。
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.06.19
競歩2種目代表の丸尾知司「感謝の気持ちを込めて55kmを」33歳ベテランが悲願のメダルへ
-
2025.06.19
-
2025.06.19
-
2025.06.17
2025.05.28
女子10000mがレース途中で異例の中断!! 大雨と雷の影響も選手困惑/アジア選手権
-
2025.06.04
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.06.19
フェイス・キピエゴン、女性初の1マイル4分切りを目指す“Breaking4” 歴史的瞬間を目撃するための観戦方法を発表!
ナイキは6月19日、契約アスリートであるフェイス・キピエゴン(ケニア)が女性初となる1マイル4分切りを目指すプロジェクト「Breaking4」に向けて、歴史的瞬間を目撃するための2つの観戦方法を発表した。 このプロジェク […]
2025.06.19
ナイキがフェイス・キピエゴンの新しいランニング コレクションを発表!
ナイキは6月19日、フェイス・キピエゴン(ケニア)とのパートナーシップにおいて、記録を塗りかえる比類なきスピード、ケニア人としてのプライド、アスリートであり母親として卓越性を追求する揺るぎない姿勢を反映したランニングシュ […]
2025.06.19
箱根駅伝出場校にオリジナル出場記念グッズの企画・販売を許可! 11月1日販売開始予定
関東学生陸上競技連盟は6月19日、来年1月の第102回箱根駅伝から本選出場校に「箱根駅伝」の名称やロゴを使用したオリジナル出場記念グッズの企画・販売を認めると発表した。6月10日の理事会で決定した。 一定のルールに従って […]
Latest Issue
最新号

2025年7月号 (6月13日発売)
詳報!アジア選手権
日本インカレ
IH都府県大会