HOME 国内、日本代表

2025.05.29

110mH村竹ラシッドが貫禄V!!アジア初制覇「最低限の目標達成できた」雷雨にも打ち勝つ/アジア選手権
110mH村竹ラシッドが貫禄V!!アジア初制覇「最低限の目標達成できた」雷雨にも打ち勝つ/アジア選手権

アジア選手権で金メダルを獲得した村竹ラシッド

◇アジア選手権(5月27日~5月31日/韓国・クミ) 3日目

2年に一度開かれるアジア選手権の3日目が行われ、男子110mハードルは村竹ラシッド(JAL)が13秒22(+0.7)で優勝した。

開口一番、「お待たせしました」と苦笑い。本来は20時35分スタート予定だったが、18時過ぎから振り出した強い雨に加えて雷鳴がとどろき、表彰式の途中から中断。大幅に競技開始が遅れ、22時05分スタートとなった。

広告の下にコンテンツが続きます

「暖かい駐車場にいて、ご飯を食べたり、音楽を聴いたり」。高3の沖縄インターハイでも同じように大雨だったこともあり「こんなもんかな、くらい。雨は得意なんで」。ただ、加えて、入場してからもなかなか選手紹介にならず、何度も何度もハードル越えて身体を動かした。

「勝ちきるレース」に徹した。「今季良かった前半を殺してでも、中盤以降の加速感を大事にしました」。前半はリードされる展開となるが、中盤以降「中国代表と競り合いも落ち着いていけました」。パリ五輪5位の貫禄をきっちり示した。

フィニッシュ後は「13秒1台は出したかったな…」と言うように、タイムに満足できず「今年、一番遅いタイム」と悔しがる。それでも、、「最低限の目標は達成できました。陸上人生で一番大きなタイトルを取れてうれしいです」。誇らしげに日の丸を背負った。

広告の下にコンテンツが続きます

すでに東京世界選手権代表に内定。春から続いたハイレベルな転戦がようやく一区切りだが「すぐに6月がやってくるんで」と、海外レースが控える。

「何度も大きな舞台を経験できたので、世界選手権の決勝の舞台で生かしたい。本番まで時間があるので、いろいろ試行錯誤していきたいです」

パリ五輪ファイナリストに加えて、アジア王者の称号も手にした村竹。次はいよいよ、世界のメダルに手を掛ける。

◇アジア選手権(5月27日~5月31日/韓国・クミ) 3日目 2年に一度開かれるアジア選手権の3日目が行われ、男子110mハードルは村竹ラシッド(JAL)が13秒22(+0.7)で優勝した。 開口一番、「お待たせしました」と苦笑い。本来は20時35分スタート予定だったが、18時過ぎから振り出した強い雨に加えて雷鳴がとどろき、表彰式の途中から中断。大幅に競技開始が遅れ、22時05分スタートとなった。 「暖かい駐車場にいて、ご飯を食べたり、音楽を聴いたり」。高3の沖縄インターハイでも同じように大雨だったこともあり「こんなもんかな、くらい。雨は得意なんで」。ただ、加えて、入場してからもなかなか選手紹介にならず、何度も何度もハードル越えて身体を動かした。 「勝ちきるレース」に徹した。「今季良かった前半を殺してでも、中盤以降の加速感を大事にしました」。前半はリードされる展開となるが、中盤以降「中国代表と競り合いも落ち着いていけました」。パリ五輪5位の貫禄をきっちり示した。 フィニッシュ後は「13秒1台は出したかったな…」と言うように、タイムに満足できず「今年、一番遅いタイム」と悔しがる。それでも、、「最低限の目標は達成できました。陸上人生で一番大きなタイトルを取れてうれしいです」。誇らしげに日の丸を背負った。 すでに東京世界選手権代表に内定。春から続いたハイレベルな転戦がようやく一区切りだが「すぐに6月がやってくるんで」と、海外レースが控える。 「何度も大きな舞台を経験できたので、世界選手権の決勝の舞台で生かしたい。本番まで時間があるので、いろいろ試行錯誤していきたいです」 パリ五輪ファイナリストに加えて、アジア王者の称号も手にした村竹。次はいよいよ、世界のメダルに手を掛ける。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.10.21

【プレゼント】保温性に優れたZAMSTの「アームスリーブWARM EDITION」/11月号

世界と戦うトップアスリートも愛用するサポート・ケア製品ブランド「ZAMST(ザムスト)」を展開する日本シグマックス株式会社。 同社から発売中の寒い時期でも快適にスポーツを行うことができるよう保温性に優れ、手首から上腕にか […]

NEWS 東京世界陸上サブトラックからの選手輸送「遅延ゼロ」分単位で計画「円滑に進められた」

2025.10.21

東京世界陸上サブトラックからの選手輸送「遅延ゼロ」分単位で計画「円滑に進められた」

公益財団法人東京2025世界陸上財団は10月21日、第31回理事会を開き、大会の開催結果について報告したあと、報道陣への記者ブリーフィングを開いた。 9月13日から21日まで、東京・国立競技場をメイン会場に開かれた世界選 […]

NEWS 東京世界陸上の成功を報告「観客の熱狂が選手の力引き出した」入場者数過去最多約62万人

2025.10.21

東京世界陸上の成功を報告「観客の熱狂が選手の力引き出した」入場者数過去最多約62万人

公益財団法人東京2025世界陸上財団は10月21日、第31回理事会を開き、大会の開催結果について報告した。 9月13日から21日まで、東京・国立競技場をメイン会場に開かれた世界選手権。参加選手数は193の国と地域・難民選 […]

NEWS 箱根駅伝「関東学生連合チーム」選出は総合順位つかずとも選出 予選会中継時情報の訂正と謝罪

2025.10.21

箱根駅伝「関東学生連合チーム」選出は総合順位つかずとも選出 予選会中継時情報の訂正と謝罪

一般社団法人関東学生陸上競技連盟は10月20日、日本テレビで放送された第102回箱根駅伝予選会の中継において、関東学生連合チームの選出方法についての解説で誤りがあったといして訂正を発表した。 関東学生連合チームは箱根駅伝 […]

NEWS デュプランティス、フルラーニ、オールマンらが候補に!年間最優秀選手フィールド部門のノミネート男女各5名が発表

2025.10.20

デュプランティス、フルラーニ、オールマンらが候補に!年間最優秀選手フィールド部門のノミネート男女各5名が発表

世界陸連(WA)は10月13日、ワールド・アスレティクス・アワード2025「ワールド・アスリート・オブ・ザ・イヤー」のフィールド種目候補選手を発表した。 陸上競技の年間最優秀選手にあたる「ワールド・アスリート・オブ・ザ・ […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年11月号 (10月14日発売)

2025年11月号 (10月14日発売)

東京世界選手権 総特集
箱根駅伝予選会&全日本大学駅伝展望

page top