◇アジア選手権(5月27日~5月31日/韓国・クミ)1日目
2年に一度開かれるアジア選手権の1日目に行われた男子10000mはガルビア・シン(インド)が28分38秒63で金メダルを獲得し、鈴木芽吹(トヨタ自動車)が銀メダルとなった。
長く5人ほどの集団で進んだが、ラスト3周で一気に前に出た鈴木。「ロングスパートで行かないと勝てない」。力強さを見せたが、昨年も対戦しているインド記録を持つシンのキレ味鋭いスパートに屈した。それでも、最後まで粘り強く駆け抜けてフィニッシュ。精根尽き果ててしばらく動けなかった。
今年の日本選手権を27分28秒82で初優勝した鈴木。東京世界選手権代表入りに向けて、今大会は「27分台」をターゲットにスタートラインに立った。セイコーゴールデングランプリの3000mでも力走しており「自信になった」。だが、30度近い暑さもあり「3000mでかなりきつくなって自分で引っ張れなくなりました」。その後は「スローペースになってしまった」ことで勝負に徹した。
それでもシンの強さに「ワンチャンスしかない」と力を振り絞ったロングスパートだったが、相手が一枚上手だった。
日の丸を掲げた鈴木は、誇らしげでもあり、悔しさもにじませていた。「初めての経験ができて進歩だと思いますが、このユニフォームを着る以上は勝たないといけない」と話し、「今日は情けなかった」と笑顔はなかった。
東京世界選手権はワールドランキングでも他の選手の登録状況次第とは言え、現状はやや難しい位置にいるだけに、「厳しい位置にいると思うので、5000mの日本選手権でしっかり(代表を)勝ち取りたい」と気持ちを切り替えていた。
【動画】男子10000mはラスト1000mで三つ巴の争い
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