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2025.05.11

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七種・仮屋愛優が1年生V!追参ながら自己記録上回る5365点「終わって楽しいのが七種」/関東IC
七種・仮屋愛優が1年生V!追参ながら自己記録上回る5365点「終わって楽しいのが七種」/関東IC

25年関東インカレ女子七種競技に優勝した仮屋愛優(写真、中央)

◇第104回関東インカレ(5月8~11日/神奈川・相模原ギオンスタジアム)4日目

学校対抗の第104回関東インカレの4日目が行われ、東京高卒ルーキーの仮屋愛優(日体大)が追い風参考ながら自己ベスト(5212点)を大幅に上回る5365点をマークし、「今シーズン初めての七種競技でしたが、日体大や他大学の先輩方にたくさん刺激をもらいましたし、応援が本当に力になってここまでくることができました」と感無量の表情で振り返った。

前半2日は100mハードルで奮闘し、追い風参考ながら13秒15(+3.8)をマーク。高校歴代4位の自己ベスト(13秒40)を大幅に上回るタイムで2位に食い込んだ。

翌日からは七種競技初日がスタート。自身にとっては大会3日目だが、4月末の日本学生個人選手権(100mハードル6位)まではハードルに集中していたため、実質2週間での準備。しかも混成は2位だった昨年のインターハイ以来と「不安がありました」。

それでも、100mハードルを13秒63(+1.3)の1000点超え(1031点)で滑り出すと、初日を3243点のトップで折り返すと、最終日もやり投でセカンドベスト39m18を放つなどしっかりとまとめ、2位の下元香凜(東学大2)の追い上げを12点差で振り切った。この種目の1年生優勝は前回の貴家ありさ(日体大)に続いて2年連続。「最後はホームストレートがすごい向かい風。そういった環境的にも、身体的にもつらい800mではありましたが、そういうことも含めて七種競技って楽しいなと思えました」と仮屋は笑顔を見せる。

大学のレベルやインカレの雰囲気を肌で感じ、「大学で続ける人たちの覚悟がすごく感じられました。自分もこういうところで戦っていくと決めたからには、そういう覚悟が必要。もっと自覚を持ってやりたいと思います」。6月の日本インカレでも、「学年の差を言い訳にせず、1年目から戦いたい」とまっすぐ前を見つめた。

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※タイトルおよび本文中に誤りがありましたので、お詫びをして訂正します。

◇第104回関東インカレ(5月8~11日/神奈川・相模原ギオンスタジアム)4日目 学校対抗の第104回関東インカレの4日目が行われ、東京高卒ルーキーの仮屋愛優(日体大)が追い風参考ながら自己ベスト(5212点)を大幅に上回る5365点をマークし、「今シーズン初めての七種競技でしたが、日体大や他大学の先輩方にたくさん刺激をもらいましたし、応援が本当に力になってここまでくることができました」と感無量の表情で振り返った。 前半2日は100mハードルで奮闘し、追い風参考ながら13秒15(+3.8)をマーク。高校歴代4位の自己ベスト(13秒40)を大幅に上回るタイムで2位に食い込んだ。 翌日からは七種競技初日がスタート。自身にとっては大会3日目だが、4月末の日本学生個人選手権(100mハードル6位)まではハードルに集中していたため、実質2週間での準備。しかも混成は2位だった昨年のインターハイ以来と「不安がありました」。 それでも、100mハードルを13秒63(+1.3)の1000点超え(1031点)で滑り出すと、初日を3243点のトップで折り返すと、最終日もやり投でセカンドベスト39m18を放つなどしっかりとまとめ、2位の下元香凜(東学大2)の追い上げを12点差で振り切った。この種目の1年生優勝は前回の貴家ありさ(日体大)に続いて2年連続。「最後はホームストレートがすごい向かい風。そういった環境的にも、身体的にもつらい800mではありましたが、そういうことも含めて七種競技って楽しいなと思えました」と仮屋は笑顔を見せる。 大学のレベルやインカレの雰囲気を肌で感じ、「大学で続ける人たちの覚悟がすごく感じられました。自分もこういうところで戦っていくと決めたからには、そういう覚悟が必要。もっと自覚を持ってやりたいと思います」。6月の日本インカレでも、「学年の差を言い訳にせず、1年目から戦いたい」とまっすぐ前を見つめた。 ※タイトルおよび本文中に誤りがありましたので、お詫びをして訂正します。

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