HOME 国内

2024.01.17

19年世界リレー代表の永田駿斗、100mHの藤原未来が住友電工を退部 ともに競技は継続
19年世界リレー代表の永田駿斗、100mHの藤原未来が住友電工を退部 ともに競技は継続

永田駿斗と藤原未来

住友電工陸上競技部は、2023年度シーズンで藤原未来と永田駿斗が退部すると発表した。

藤原はハードルが専門。岡山の名門・倉敷中央高から武庫川女大を経て2016年に入社。高校時代から全国大会常連で、大学・大学院では100mハードル13秒38、400mハードル57秒71まで記録を短縮し、日本インカレ初の2冠を果たした。21年には100mハードル13秒24の自己新。実業団ではビッグタイトルには届かずも日本選手権や全日本実業団対抗選手権で入賞してきた。

藤原は「ケガが多くなかなか思い通りにいかない日々でしたが、そんな厳しい状況であっても気持ちは折れることなく常に前を向いて頑張って来れたのは、一番近くで支え続けてくれた家族、そしていつも応援して下さっているみなさんのお陰です」と感謝し、「2024年度シーズンまでは仕事と両立しながら」競技を続けるとコメントしている。

永田は長崎県出身で1996年生まれの27歳。大村玖島中時代に全中100m優勝、200m3位に輝いた。諫早高でも1年目から活躍し、2年時には世界ユース選手権代表に。3年時にはインターハイ100m・200mともに5位に入った。慶大に進学し4年時に日本インカレ100m優勝、200m3位と復活を遂げた。19年に入社し、同年の世界リレー選手権4×200mで代表入り。21年には100m10秒22まで記録を短縮した。その際に転倒して負った腕の故障で長く苦しむも、今季は復調の兆しを見せていた。

同社を通じ、「一人の人間として大きく成長することができ、ずっと応援してくださった部署のみなさんには本当に感謝しています」とコメントし、「新しい環境でもより競技と向き合い、結果を出せるよう取り組みます」と決意を語っている。

住友電工陸上競技部は、2023年度シーズンで藤原未来と永田駿斗が退部すると発表した。 藤原はハードルが専門。岡山の名門・倉敷中央高から武庫川女大を経て2016年に入社。高校時代から全国大会常連で、大学・大学院では100mハードル13秒38、400mハードル57秒71まで記録を短縮し、日本インカレ初の2冠を果たした。21年には100mハードル13秒24の自己新。実業団ではビッグタイトルには届かずも日本選手権や全日本実業団対抗選手権で入賞してきた。 藤原は「ケガが多くなかなか思い通りにいかない日々でしたが、そんな厳しい状況であっても気持ちは折れることなく常に前を向いて頑張って来れたのは、一番近くで支え続けてくれた家族、そしていつも応援して下さっているみなさんのお陰です」と感謝し、「2024年度シーズンまでは仕事と両立しながら」競技を続けるとコメントしている。 永田は長崎県出身で1996年生まれの27歳。大村玖島中時代に全中100m優勝、200m3位に輝いた。諫早高でも1年目から活躍し、2年時には世界ユース選手権代表に。3年時にはインターハイ100m・200mともに5位に入った。慶大に進学し4年時に日本インカレ100m優勝、200m3位と復活を遂げた。19年に入社し、同年の世界リレー選手権4×200mで代表入り。21年には100m10秒22まで記録を短縮した。その際に転倒して負った腕の故障で長く苦しむも、今季は復調の兆しを見せていた。 同社を通じ、「一人の人間として大きく成長することができ、ずっと応援してくださった部署のみなさんには本当に感謝しています」とコメントし、「新しい環境でもより競技と向き合い、結果を出せるよう取り組みます」と決意を語っている。

住友電工を退部する藤原未来と永田駿斗のコメント全文

●藤原未来 2023年度のシーズンをもって、住友電工陸上競技部を引退することとなりました。 2016年に入社し約7年間、住友電工で競技力を高めてきました。 実業団入りしてからは学生の頃のような勢いや走りができなくなり、長く低迷していましたが、2020年には100mHで6年ぶりに自己ベストを出せ、2021年も2年連続で自己ベストを更新することができました。 怪我が多くなかなか思い通りにいかない日々でしたが、そんな厳しい状況であっても気持ちは折れることなく常に前を向いて頑張って来れたのは、一番近くで支え続けてくれた家族、そしていつも応援して下さっている皆さんのおかげです。 本当にありがとうございました! また、沢山考え2024年度のシーズンまで仕事と両立しながら陸上競技を続けることを決めたので、今後も変わらぬご声援をいただけますと嬉しいです。 ●永田駿斗 この度、住友電工陸上競技部を引退することとなりました。 2019年から5年間、この会社で競技を続け、日本代表を経験し自己ベストを更新することができました。 また競技だけでなく一人の人間として大きく成長することができ、ずっと応援してくださった部署のみなさんには本当に感謝しています。 この選択でよかったと思うために新しい環境でもより競技と向き合い、結果を出せるよう取り組みます。 ありがとうございました。 引き続き、よろしくお願いします。

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.05.20

トーエネックの河合拓巳が引退 ニューイヤー駅伝に2度出場「充実した競技生活を送ることができました」

5月20日、トーエネックは所属する河合拓巳が退部したことを発表した。 河合は26歳。愛知・豊橋工高から本格的に走りはじめ、3年時には県高校駅伝1区3位の実績を残す。大学は駿河台大に進み、1年目から箱根駅伝の予選会のメンバ […]

NEWS サニブラウンが渡米 世界陸上まで4ヵ月切り「危機感足りない」日本選手権に向け転戦予定

2025.05.20

サニブラウンが渡米 世界陸上まで4ヵ月切り「危機感足りない」日本選手権に向け転戦予定

男子短距離のサニブラウン・アブデル・ハキーム(東レ)が5月20日、拠点とする米国へと向かうにあたり取材に応じた。 18日のセイコーゴールデングランプリについては「左ハムストリングスの付け根の張りがあった」ことで棄権。「ウ […]

NEWS 【プレゼント】クレーマージャパンの 「2025サマーウェア(ボタンダウンポロシャツ)」/2025年6月号

2025.05.20

【プレゼント】クレーマージャパンの 「2025サマーウェア(ボタンダウンポロシャツ)」/2025年6月号

クレーマージャパンは、これから迎える本格的な夏シーズンに向けて「2025サマーウェア」のボタンダウンポロシャツおよび半袖Tシャツの受注生産をオンラインショップでスタートした。 ボタンダウンポロシャツは落ち着いたカラーリン […]

NEWS インターハイ都府県大会 明日は鹿児島 週末は各地で一挙開催 愛知、大阪、福岡はハイレベルな戦いの予感

2025.05.19

インターハイ都府県大会 明日は鹿児島 週末は各地で一挙開催 愛知、大阪、福岡はハイレベルな戦いの予感

広島インターハイ(7月25日~29日/広島・ホットスタッフフィールド広島=広島広域公園陸上競技場)を目指し、各地で都府県大会が行われている。 ここまで関東8都県と岐阜が終了し、今週以降はさらに大会が集中する。この1週間の […]

NEWS 【男子110mH】木村立樹(桜浜中2) 14秒29=中2歴代5位

2025.05.19

【男子110mH】木村立樹(桜浜中2) 14秒29=中2歴代5位

5月17日に三重県伊勢市の三重交通Gスポーツの杜伊勢・陸上競技場で行われた第2回南勢記録会の中学男子110mハードルで、中学2年生の木村立樹(桜浜中)が中2歴代5位となる14秒29(+1.8)をマークした。 木村は昨年9 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年6月号 (5月14日発売)

2025年6月号 (5月14日発売)

Road to TOKYO
Diamond League JAPANの挑戦
村竹ラシッド、三浦龍司が初戦で世界陸上内定

Road to EKIDEN Season 25-26
学生長距離最新戦力分析

page top