2023.03.29
NTT西日本は2022年度をもって、馬場翔大の引退と、ドミニク・ニャイロの退社を発表した。
馬場は岡山県出身の30歳。倉敷高から駒大を経て16年に入社した。倉敷高時代には全国高校駅伝で3区を務めて留学生を除いて区間トップ。準優勝に貢献した。
駒大では2年目から駅伝で主力として活躍。全日本大学駅伝の6区で区間賞デビューを飾った。箱根駅伝では5区区間3位で走破。3年時の全日本ではアンカーの8区で4連覇のフィニッシュテープを切った。
続く箱根駅伝では低体温症により失速。何度も脚を止めながらも必死で芦ノ湖までたどり着いた。その後は強い精神力で復帰。最終学年でも全日本6区区間賞、箱根駅伝では8区区間2位と力走した。
実業団でも駅伝を中心に安定感を発揮。今年2月の日本選手権クロスカントリーは51位だった。今後は社業に専念する。
馬場は同社を通じ「たくさんの応援をしていただき本当にありがとうございました。社業で応援していただいぶんを返せるように頑張ります」と感謝を述べた。
ニャイロは山梨学大の留学生として来日。1年目から大活躍し、出雲駅伝と全日本大学駅伝で区間賞を獲得し、出雲ではチームの2位に貢献した。箱根駅伝でも2区区間2位。2年時は出雲・全日本でアンカーを務めて連続区間賞を獲得した。
3年時にも全日本と箱根で区間賞。在学中、8大会の駅伝で6度の区間賞だった。
NTT西日本ではマラソンにも挑戦し、21年防府読売マラソンで優勝。今年の東京マラソンは16位だった。今後はケニアに戻って競技を続ける予定で、「4年間お世話になりありがとうございました。いろいろ教えていただきました。ケニアに帰って頑張って、来年の東京マラソンを走りたいです」とコメントした。
次ページ 【動画】馬場翔太の引退コメント
馬場翔太の引退コメント
#馬場翔大 選手から皆様へ pic.twitter.com/qbTznotTCv
— NTT西日本シンボルスポーツチーム (@nttwest_symbol) March 28, 2023
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
-
2025.12.07
-
2025.12.07
-
2025.12.07
-
2025.12.01
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.12.08
大迫傑が4年9ヵ月ぶりにマラソン日本記録奪還「とんでもなくデカイ1秒」進化する驚異の34歳、自身3度目の日本新
バレンシア・マラソンが12月7日、スペインの当地で行われ34歳の大迫傑(リーニン)が2時間4分55秒の日本新記録を樹立した。2021年3月のびわ湖毎日で鈴木健吾が作った日本記録(2時間4分56秒)を1秒更新。自身3度目の […]
2025.12.07
パリ五輪トライアスロン金のイーが2時間6分38秒! ファラーに次ぐ英国歴代2位/バレンシアマラソン
バレンシアマラソンが12月7日、スペインの同地で行われ、男子ではアレックス・イー(英国)が2時間6分38秒の7位に入った。 27歳のイーは、2024年パリ五輪トライアスロンの金メダリストで、2021年の東京五輪でも銀メダ […]
2025.12.07
女子・ジェプコスゲイが歴代4位の2時間14分00秒 男子はコリルが2時間2分24秒でV/バレンシアマラソン
バレンシアマラソンが12月7日、スペインの同地で行われ、女子はJ.ジェプコスゲイ(ケニア)が世界歴代4位の2時間14分00秒で優勝を飾った。 女子にはジェプコスゲイのほか、9月の東京世界選手権金メダリストのP.ジェプチル […]
2025.12.07
大迫傑、34歳で自身3度目のマラソン日本新!プロ活動、五輪後引退表明から復帰、メーカー契約変更と独自路線歩む
男子マラソンの大迫傑(リーニン)が、12月7日のバレンシアマラソンで2時間4分55秒(速報値)で4位となり、鈴木健吾(富士通)が21年に出した2時間4分56秒の日本記録を1秒上回った。 1991年5月23日生まれの大迫は […]
Latest Issue
最新号
2025年12月号 (11月14日発売)
EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選
Follow-up Tokyo 2025