HOME 国内

2023.01.05

シスメックスの森川賢一監督が逝去 佛教大で駅伝日本一、木崎良子、西原加純、吉本ひかり、前田彩里ら指導
シスメックスの森川賢一監督が逝去 佛教大で駅伝日本一、木崎良子、西原加純、吉本ひかり、前田彩里ら指導

森川賢一氏(2021年撮影)

シスメックスは、女子陸上競技部の森川賢一監督が2022年12月29日に急逝したと発表した。脳梗塞のため。64歳だった。

森川氏は京都市出身。桂高の教員を経て2002年に佛教大コーチ、06年に同大監督に就任した。09、10年に全日本大学女子駅伝を連覇。後にロンドン五輪マラソン代表となる木崎良子や、15年北京世界選手権10000m代表になる西原加純(現・シスメックス)、2011年テグ世界選手権10000m代表の吉本ひかり、後に15年北京世界選手権マラソン代表の前田彩里(現・ダイハツ)ら、トップ選手を次々と育成した。

2011年からヤマダ電機(現・ヤマダホールディングス)へ。そこでも西原、吉本、竹地志帆らを指導して強豪チームにした。2021年2月にシスメックスの女子陸上競技部に就任。昨年は全日本実業団対抗女子駅伝予選会(プリンセス駅伝)で19位となり本戦出場はならなかった。

広告の下にコンテンツが続きます

訃報に際し、同社は「森川監督は2021年2月に女子陸上競技部監督に就任し、つねに選手に寄り添い温かく指導して来られました。これまでにも高校・大学・実業団での指導を通じて、日本を代表する数多くの選手を輩出するなど陸上界に多大なるご貢献をなされました。生前のご功績に深く感謝申し上げますとともに 謹んで心より哀悼の意を表します」とコメント。後任については高尾博教コーチが監督代行として指導に当たる。

女子長距離界で数々の名ランナーを育て多大な足跡を残した名指導者だった。

シスメックスは、女子陸上競技部の森川賢一監督が2022年12月29日に急逝したと発表した。脳梗塞のため。64歳だった。 森川氏は京都市出身。桂高の教員を経て2002年に佛教大コーチ、06年に同大監督に就任した。09、10年に全日本大学女子駅伝を連覇。後にロンドン五輪マラソン代表となる木崎良子や、15年北京世界選手権10000m代表になる西原加純(現・シスメックス)、2011年テグ世界選手権10000m代表の吉本ひかり、後に15年北京世界選手権マラソン代表の前田彩里(現・ダイハツ)ら、トップ選手を次々と育成した。 2011年からヤマダ電機(現・ヤマダホールディングス)へ。そこでも西原、吉本、竹地志帆らを指導して強豪チームにした。2021年2月にシスメックスの女子陸上競技部に就任。昨年は全日本実業団対抗女子駅伝予選会(プリンセス駅伝)で19位となり本戦出場はならなかった。 訃報に際し、同社は「森川監督は2021年2月に女子陸上競技部監督に就任し、つねに選手に寄り添い温かく指導して来られました。これまでにも高校・大学・実業団での指導を通じて、日本を代表する数多くの選手を輩出するなど陸上界に多大なるご貢献をなされました。生前のご功績に深く感謝申し上げますとともに 謹んで心より哀悼の意を表します」とコメント。後任については高尾博教コーチが監督代行として指導に当たる。 女子長距離界で数々の名ランナーを育て多大な足跡を残した名指導者だった。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.11.16

橋岡優輝が家族での初教室「楽しみながら陸上に触れて」

男子走幅跳日本代表の橋岡優輝(富士通)の陸上教室「HASHIOKA RUNNING ACADEMY FOR KIDS」が11月16日に都内で開かれた。 小学生を対象に、「一番身近で強力な助っ人」(橋岡)として、男子棒高跳 […]

NEWS 鳥取城北2時間3分41秒の大会新 女子は倉敷4年ぶりV 地区代表は広島国際学院11年ぶり&世羅20年連続/中国高校駅伝

2025.11.16

鳥取城北2時間3分41秒の大会新 女子は倉敷4年ぶりV 地区代表は広島国際学院11年ぶり&世羅20年連続/中国高校駅伝

全国高校駅伝の地区代表出場権を懸けた中国高校駅伝は11月16日、広島県三次市のみよし運動公園陸上競技場を発着点するコースで行われ、男子(7区間42.195km)は鳥取城北(鳥取)が2時間3分41秒の大会新で制した。女子( […]

NEWS 熊橋弘将が2時間11分45秒で日本勢最高 女子は初マラソンの酒井心希が3位 MGC出場権獲得ならず/神戸マラソン

2025.11.16

熊橋弘将が2時間11分45秒で日本勢最高 女子は初マラソンの酒井心希が3位 MGC出場権獲得ならず/神戸マラソン

神戸マラソン2025が11月16日、兵庫・神戸市役所前をスタートし、明石市大蔵海岸付近を折り返して、神戸ハーバーランド(神戸ガス燈通り)をフィニッシュとする42.195kmで行われ、男子はエリシャ・ロティッチ(ケニア)が […]

NEWS 國學院大のルーキー・野田顕臣がU20日本最高1時間1分29秒!「自分ができるところまでアピールを」/上尾ハーフ

2025.11.16

國學院大のルーキー・野田顕臣がU20日本最高1時間1分29秒!「自分ができるところまでアピールを」/上尾ハーフ

第38回上尾シティハーフマラソンは11月16日、埼玉県上尾市内で行われ、大学生男子の部は青木瑠郁(國學院大)が1時間0分45秒の日本人学生歴代10位タイの好記録で優勝した。國學院大のルーキー・野田顕臣がU20日本最高記録 […]

NEWS 駒大・桑田駿介は積極レースで2位 伊勢路出走なく「箱根ではチームの役に立つ走りを」/上尾ハーフ

2025.11.16

駒大・桑田駿介は積極レースで2位 伊勢路出走なく「箱根ではチームの役に立つ走りを」/上尾ハーフ

第38回上尾シティハーフマラソンは11月16日、埼玉県上尾市内で行われ、大学生男子の部は青木瑠郁(國學院大)が1時間0分45秒の日本人学生歴代10位タイの好記録で優勝した。桑田駿介(駒大)が3秒差の2位に入った。 強い覚 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top