2022.12.18
◇第30回全国中学校駅伝(12月18日/滋賀・希望が丘文化公園、男子6区間18km、女子5区間12km)
女子は終始上位でレースを進めていた稲美(兵庫)が、1区の吉川菜緒、5区の吉川陽菜(いずれも3年)の双子姉妹を軸に、43分27秒で2年連続2回目の優勝を果たした。
吉川菜緒は前回区間賞。今回もその実力を発揮して首位で中継した。「1区を1番でタスキを渡すことが目標だったのでうれしいです」(吉川)。2区の湊友希(3年)は終盤に神村学園(鹿児島)に逆転されて2位に後退。「後ろが来るのが怖かった。焦ったけど、その差をできるだけ短くしようと走りました」。トップと3秒差の2位と粘りのレースを見せた。
3区の長野紗弥(2年)は「あきらめようと思ったけど、応援を受けて少しでも次のランナーが余裕を持てるように走りました」と、神村学園や桂(京都)と先頭争いを展開。トップの桂と4秒差の3位でつないだ。4区の藤井青緒(3年)は神村学園を抜いて2位に浮上。アンカーの吉川陽菜には桂と13秒差でタスキが渡った。
「最初の下り坂でスピードを上げました」と吉川陽菜は、1km付近で桂をとらえると、そこからジリジリと引き離した。風が強い中で独走することになったが「稲美、がんばれとずっと応援があったので、最後まで走れました」。そのままトップで2連覇のフィニッシュテープを切った。
藤井は「優勝が目標だったので、すごくホッとしています」と笑顔。石井洋之監督は「私には計れないすごさや強さがあります」と選手のがんばりを称えた。
次のページ 入賞チームの成績と区間賞
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking 人気記事ランキング
2024.12.11
26年愛知アジア大会マラソン代表選考方針を発表!MGCシリーズ25-26覇者が内定
2024.12.07
不破聖衣来が10000mに出場し12位でフィニッシュ 完全復活へ実戦積む/エディオンDC
-
2024.11.24
-
2024.11.20
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2024.12.11
やり投・北口榛花2025年は「みんなで一緒にもう一度最高の感動を味わいたい!」タニタ健康大賞受賞でコンディション作りも明かす
健康総合企業の株式会社タニタが12月11日、日本人の健康づくりに貢献した個人・団体を顕彰する「タニタ健康大賞」を発表し、女子やり投のパリ五輪金メダリスト・北口榛花(JAL)が選ばれ、同日に贈賞式に出席した。 「競技中でも […]
2024.12.11
26年愛知アジア大会マラソン代表選考方針を発表!MGCシリーズ25-26覇者が内定
日本陸連は12月11日、2026年に開催される愛知アジア大会のマラソン代表選考方針を発表した。 「国際競技会に通用する『勝負強さ』と『スピード』を有するとともに本大会において最大限に持てる力を発揮できる競技者を選出し、メ […]
2024.12.11
27年北京世界陸上マラソン代表選考方針が発表!MGCファストパス突破者、MGCシリーズ26-27覇者が内定
日本陸連は12月11日、2027年北京世界選手権のマラソン代表選考方針を発表し、編成方針は「2027年度最重要国際競技会と位置づけ、メダル獲得および入賞を目指す競技者で選手団を編成する」とした。 そのうえで、代表内定基準 […]
2024.12.11
ニューイヤー駅伝のエントリー発表! トヨタ自動車は太田智樹、西山雄介 Hondaはパリ代表・小山直城、青木涼真ら 東日本VのGMOは吉田祐也が登録
12月11日、日本実業団陸上競技連合は第69回全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝/2025年1月1日)のエントリー選手を発表した。 前回4回目の優勝を飾ったトヨタ自動車はパリ五輪10000m代表の太田智樹や福岡国際マ […]
Latest Issue 最新号
2024年12月号 (11月14日発売)
全日本大学駅伝
第101回箱根駅伝予選会
高校駅伝都道府県大会ハイライト
全日本35㎞競歩高畠大会
佐賀国民スポーツ大会