HOME 中学

2022.11.07

全国中学校駅伝目指して熱戦 栃木、千葉などで出場校決まる/中学駅伝都府県大会

12月18日に行われる第30回全国中学校駅伝(滋賀・野洲)の出場権を懸けた中学駅伝の県大会が11月2日から6日にかけて各地で行われた。

2日は新潟と大分で県大会が開催。新潟は男女ともに十日町南が昨年に続き優勝し、いずれも2年連続3回目の全国出場を決めた。男子は1区で21位と出遅れるものの、2区以降で順位を上げ、3区板橋岳隆(2年)が区間賞で首位に躍り出ると、その後も区間上位で走り切り、1時間1分34秒で優勝した。昨年全国13位の女子は1区2位と好発進すると、2区以降の4区間で区間賞を獲得し、48分00秒で優勝した。

広告の下にコンテンツが続きます

大分の女子は大分城東が42分11秒で2年連続4回目、男子は56分40秒で優勝した滝尾が初の全国行きを決めた。

3日の長野は男子が堀金、女子が赤穂がともに初優勝で全国行きの切符を手にした。堀金は1区で7位でスタートし、2区で猿田創汰(3年)が区間賞で首位に。5区で前回優勝の赤穂に抜かれたものの、最終6区の百瀬柾宏(3年)で再逆転し、54分59秒で優勝を飾った。女子の赤穂は1区3位から、2区宮澤和(2年)でトップへ。3、4区で後退したものの、5区の川上南海(2年)が区間賞の走りで一気に逆転し、40分28秒で優勝を果たした。

5日は5県で代表校が決定。栃木の男子は昨年の全中駅伝7位の三島が2年連続6回目、女子は真岡が22年ぶり2度目の優勝を飾った。三島は1区は3位通過だったものの、3区登坂龍翔(3年)が区間賞の走りでトップに浮上。以降は連続区間賞で後続との差を広げ、55分41秒で2位に1分08秒の大差をつけてフィニッシュした。女子は2区で2位につけた真岡が、3区山口凛華(1年)が区間賞で逆転。その後も区間上位でリレーし、45分55秒で全国切符を手にした。

埼玉男子は、男衾は最終6区で逆転。2位の土合を4秒差に抑えて57分00秒で優勝。設楽啓太(現・日立物流)、悠太(現・Honda)兄弟を擁した2006年以来、2度目の全国出場を決めている。 女子は3区の谷口來花(1年)で1位に浮上した滑川が、42分12秒で圧勝した。

広告の下にコンテンツが続きます

過去3度の全国優勝校を輩出している千葉の男子は酒井根が初優勝。1区19位から、2区小柳智大(3年)の区間賞などで順位を上げ、5区でトップへに踊り出ると、6区も後続の追い上げを許さず、56分01秒でフィニッシュした。女子は常盤平と岬のトラック勝負にもつれ、残り150mで前に出た常盤平が2年連続2回目の優勝テープを切った。

神奈川では男子の塚越が1時間2分56秒で3年ぶり2回目、女子は鵠沼が44分22秒で2年連続2回目の全国が決定。徳島は女子・三野が43分47秒、男子・小松島が56分48秒でともに全国初出場を決めている。

中学駅伝の都府県大会は11月20日まで行われ、男女の優勝校(開催地の滋賀は2位まで)が全国大会に出場する。

12月18日に行われる第30回全国中学校駅伝(滋賀・野洲)の出場権を懸けた中学駅伝の県大会が11月2日から6日にかけて各地で行われた。 2日は新潟と大分で県大会が開催。新潟は男女ともに十日町南が昨年に続き優勝し、いずれも2年連続3回目の全国出場を決めた。男子は1区で21位と出遅れるものの、2区以降で順位を上げ、3区板橋岳隆(2年)が区間賞で首位に躍り出ると、その後も区間上位で走り切り、1時間1分34秒で優勝した。昨年全国13位の女子は1区2位と好発進すると、2区以降の4区間で区間賞を獲得し、48分00秒で優勝した。 大分の女子は大分城東が42分11秒で2年連続4回目、男子は56分40秒で優勝した滝尾が初の全国行きを決めた。 3日の長野は男子が堀金、女子が赤穂がともに初優勝で全国行きの切符を手にした。堀金は1区で7位でスタートし、2区で猿田創汰(3年)が区間賞で首位に。5区で前回優勝の赤穂に抜かれたものの、最終6区の百瀬柾宏(3年)で再逆転し、54分59秒で優勝を飾った。女子の赤穂は1区3位から、2区宮澤和(2年)でトップへ。3、4区で後退したものの、5区の川上南海(2年)が区間賞の走りで一気に逆転し、40分28秒で優勝を果たした。 5日は5県で代表校が決定。栃木の男子は昨年の全中駅伝7位の三島が2年連続6回目、女子は真岡が22年ぶり2度目の優勝を飾った。三島は1区は3位通過だったものの、3区登坂龍翔(3年)が区間賞の走りでトップに浮上。以降は連続区間賞で後続との差を広げ、55分41秒で2位に1分08秒の大差をつけてフィニッシュした。女子は2区で2位につけた真岡が、3区山口凛華(1年)が区間賞で逆転。その後も区間上位でリレーし、45分55秒で全国切符を手にした。 埼玉男子は、男衾は最終6区で逆転。2位の土合を4秒差に抑えて57分00秒で優勝。設楽啓太(現・日立物流)、悠太(現・Honda)兄弟を擁した2006年以来、2度目の全国出場を決めている。 女子は3区の谷口來花(1年)で1位に浮上した滑川が、42分12秒で圧勝した。 過去3度の全国優勝校を輩出している千葉の男子は酒井根が初優勝。1区19位から、2区小柳智大(3年)の区間賞などで順位を上げ、5区でトップへに踊り出ると、6区も後続の追い上げを許さず、56分01秒でフィニッシュした。女子は常盤平と岬のトラック勝負にもつれ、残り150mで前に出た常盤平が2年連続2回目の優勝テープを切った。 神奈川では男子の塚越が1時間2分56秒で3年ぶり2回目、女子は鵠沼が44分22秒で2年連続2回目の全国が決定。徳島は女子・三野が43分47秒、男子・小松島が56分48秒でともに全国初出場を決めている。 中学駅伝の都府県大会は11月20日まで行われ、男女の優勝校(開催地の滋賀は2位まで)が全国大会に出場する。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.23

箱根駅伝Stories/3度目の山で伝説を作る早大・工藤慎作 スピードに磨き「ストロングポイントとして活躍を」

新春の風物詩・第102回箱根駅伝に挑む選手やチームを取り上げる「箱根駅伝Stories」。学生三大駅伝最終決戦に向かうそれぞれの歩みや思いを紹介する。 中学では当初卓球部を希望 「いよいよ始まるなっていうところで、純粋に […]

NEWS 箱根駅伝Stories/東京国際大・大村良紀「10区で展開を作っていく走りを」 集大成の舞台で全力を出し切る

2025.12.23

箱根駅伝Stories/東京国際大・大村良紀「10区で展開を作っていく走りを」 集大成の舞台で全力を出し切る

新春の風物詩・第102回箱根駅伝に挑む選手やチームを取り上げる「箱根駅伝Stories」。学生三大駅伝最終決戦に向かうそれぞれの歩みや思いを紹介する。 競技を続けるきっかけは消去法 「大村良紀=10区」、という構図ができ […]

NEWS 箱根駅伝Stories/自信と屈辱を経てたくましく成長した中大・岡田開成 「自分がゲームチェンジャーになろう」

2025.12.23

箱根駅伝Stories/自信と屈辱を経てたくましく成長した中大・岡田開成 「自分がゲームチェンジャーになろう」

新春の風物詩・第102回箱根駅伝に挑む選手やチームを取り上げる「箱根駅伝Stories」。学生三大駅伝最終決戦に向かうそれぞれの歩みや思いを紹介する。 武者修行で変わった“基準” 中大・岡田開成(2年)にとって第101回 […]

NEWS ニューイヤー駅伝「クマ対応」発表 桐生市内一部エリアに出没例 該当区間の中止も

2025.12.23

ニューイヤー駅伝「クマ対応」発表 桐生市内一部エリアに出没例 該当区間の中止も

一般社団法人日本実業団陸上競技連合は12月23日、第70回全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)の「クマ対応」について発表した。 同大会は群馬県庁スタート・フィニッシュで、前橋市、高崎市、伊勢崎氏、太田市、桐生市をめぐ […]

NEWS 短距離の竹田一平がスズキを退社「一生の宝物」今後も競技継続 中大2年時にU20代表

2025.12.23

短距離の竹田一平がスズキを退社「一生の宝物」今後も競技継続 中大2年時にU20代表

スズキは12月末をもって男子短距離の竹田一平が退社・退団すると発表した。 竹田は埼玉県出身の28歳。不動岡高時代は走幅跳や三段跳をメインにしていたが、中大から本格的にスプリントへ。大学2年だった2016年には10秒27を […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2026年1月号 (12月12日発売)

2026年1月号 (12月12日発売)

箱根駅伝観戦ガイド&全国高校駅伝総展望
大迫傑がマラソン日本新
箱根駅伝「5強」主将インタビュー
クイーンズ駅伝/福岡国際マラソン
〔新旧男子100m高校記録保持者〕桐生祥秀×清水空跳

page top