2022.10.06
◇第77回栃木国体(10月6~10日/宇都宮市・カンセキスタジアムとちぎ)1日目
3年ぶりの開催となった国体が栃木県宇都宮市で開かれ、1日目に成年少年男子共通4×100mリレーの予選が行われた。3組に入った大阪が39秒71をマークして全体トップだった。
成年、少年A・Bから1人ずつ入れて編成される4継。豪華メンバーが高校生を牽引した。1走にオレゴン世界選手権代表の坂井隆一郎(大阪ガス)、そしてアンカーに東京五輪代表の多田修平(住友電工)。大阪を代表する2人のスプリンターが18年愛媛国体以来に顔をそろえた。
「少し寒かったですが、走り自体は悪くないです」と坂井。さすがの加速を見せたため、200mで21秒09を持つ2走の林申雅(大塚高3)でさえもバトンパスが詰まった。「安全バトン」(坂井)と渡すことに専念したという。
西岡尚輝(東海大仰星高1)からバトンを受けた多田。「みんな速くてリードを作ってくれました」。右ハムストリングスにやや張りがあったようで流したが、それでもダントツのフィニッシュ。「明日は大会記録(39秒13=東京、13年)を狙いたい」と語る。
3年ぶりの国体開催。「リラックスして楽しめる大会」と多田。高校生2人に対して「緊張しているようでしたが、自分から話しかけに行ったり、一緒に食事したり。いいチームになれればいいなと思います」と、積極的にコミュニケーションを図る。坂井も「国体は楽しめるイメージがあって、身体がきつくてもラストだから頑張れます」と言う。そうした雰囲気も国体ならでは。
坂井は100mも予定。全日本実業団対抗は不正スタートで失格だっただけに「元気です!5本あるので頑張ります。明日のリレーはタイムを狙いたい」と意気込む。3年ぶりの国体で、チーム大阪が主役になる。

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