HOME 駅伝

2022.09.23

立命大が一度もトップ譲らず13度目V!3~7位まで5校が全日本切符/関西学生女子駅伝
立命大が一度もトップ譲らず13度目V!3~7位まで5校が全日本切符/関西学生女子駅伝

第32回関西学生対校女子駅伝大会兼第40回全日本大学女子駅伝対校選手権大会関西地区予選が9月23日、神戸しあわせの村周回コース(6区間・30.0㎞)で行われた。

1区でトップに立った立命大がそのまま一度も先頭を譲らず、1時間39分12秒で2年連続13回目の頂点に立った。2位には立命大と同じく全日本大学女子駅伝のシード権を持つ大阪学院大が続き、7位の京都光華女子大までが全国切符を手にした。

広告の下にコンテンツが続きます

大会にはオープン参加2チームを含む18チームが参加。レースは、1区で立命大のルーキー・村松結がスタート直後から果敢に先頭に立ち、後続を引き離して主導権を握る。その後も立命大は快調に飛ばし、集団から最後に抜け出してきた古西亜海(明治国際医療大)以下に12秒の差をつけて2区へとタスキをつないだ。

その後も2、4区に1年生、5区に2年生と若いオーダーで臨むも、危なげない安定したレースぶりで、2位の大阪学院大に53秒差の完勝。前回4位とメダルを逃した全日本大学女子駅伝に向けて好スタートを切った。

3区のエース区間を担い区間賞を獲得した主将の飛田凛香は、「1、2年生の成長もあり余裕を持ったオーダーを組むことができました。大学駅伝の経験の浅いその1、2年生に貴重な経験を積ませることができたことは全国につながると思う」と、序盤で流れを作った若いメンバーの力走をねぎらった。

タイム的にも前回を45秒上回っており、「ここまで一人ひとりが向上心を持って取り組んできた結果。控えに回ったメンバーも含めもう一度、個々の課題を確認し、全国に臨みたい。もちろん全日本、富士山女子駅伝ともに優勝が目標です」と力強く話した。

2年生3人と若いオーダーを組んだ大阪学院大が1時間40分05秒で2位。1区は7位だったが2区の依田来巳が区間賞の走りで立命大に2秒差まで迫ったが、その後徐々に引き離され3年ぶりのVを逃した。

そこからやや引き離されたものの、前回4位の佛教大が3位、関西大、関西外国語大と続き、前回2位の大阪芸術大は6位、京都光華大が7位を死守し最後の代表枠に滑り込んだ。

なお、同日に行われた中四国学連の予選会では、環太平洋大が5人の5km合計タイムによりトップで全国切符。東海学連の予選会は6人の5000m合計タイムで争われ中京学院大が出場権を獲得した。

第40回全日本大学女子駅伝対校選手権大会は10月30日、仙台市陸上競技場をスタートし仙台市役所前市民広場をフィニッシュとする6区間38.1㎞で争われる。

■第32回関西学生対校女子駅伝競走大会
総合成績
1位 立命大  1時間39分12秒
2位 大阪学院大1時間40分05秒
3位 佛教大  1時間42分13秒
4位 関西大  1時間42分35秒
5位 関西外国語大 1時間42分47秒
6位 大阪芸術大  1時間43分04秒
7位 京都光華女子大1時間43分48秒
―以上、全日本大会出場—
8位 神戸学院大  1時間45分13秒
9位 兵庫大    1時間48分02秒
10位 京都産業大  1時間48分04秒
11位 東大阪大   1時間49分26秒
12位 羽衣国際大  1時間51分48秒
13位 明治国際医療大1時間53分41秒
14位 園田学園女子大1時間54分16秒

文・写真/花木 雫

第32回関西学生対校女子駅伝大会兼第40回全日本大学女子駅伝対校選手権大会関西地区予選が9月23日、神戸しあわせの村周回コース(6区間・30.0㎞)で行われた。 1区でトップに立った立命大がそのまま一度も先頭を譲らず、1時間39分12秒で2年連続13回目の頂点に立った。2位には立命大と同じく全日本大学女子駅伝のシード権を持つ大阪学院大が続き、7位の京都光華女子大までが全国切符を手にした。 大会にはオープン参加2チームを含む18チームが参加。レースは、1区で立命大のルーキー・村松結がスタート直後から果敢に先頭に立ち、後続を引き離して主導権を握る。その後も立命大は快調に飛ばし、集団から最後に抜け出してきた古西亜海(明治国際医療大)以下に12秒の差をつけて2区へとタスキをつないだ。 その後も2、4区に1年生、5区に2年生と若いオーダーで臨むも、危なげない安定したレースぶりで、2位の大阪学院大に53秒差の完勝。前回4位とメダルを逃した全日本大学女子駅伝に向けて好スタートを切った。 3区のエース区間を担い区間賞を獲得した主将の飛田凛香は、「1、2年生の成長もあり余裕を持ったオーダーを組むことができました。大学駅伝の経験の浅いその1、2年生に貴重な経験を積ませることができたことは全国につながると思う」と、序盤で流れを作った若いメンバーの力走をねぎらった。 タイム的にも前回を45秒上回っており、「ここまで一人ひとりが向上心を持って取り組んできた結果。控えに回ったメンバーも含めもう一度、個々の課題を確認し、全国に臨みたい。もちろん全日本、富士山女子駅伝ともに優勝が目標です」と力強く話した。 2年生3人と若いオーダーを組んだ大阪学院大が1時間40分05秒で2位。1区は7位だったが2区の依田来巳が区間賞の走りで立命大に2秒差まで迫ったが、その後徐々に引き離され3年ぶりのVを逃した。 そこからやや引き離されたものの、前回4位の佛教大が3位、関西大、関西外国語大と続き、前回2位の大阪芸術大は6位、京都光華大が7位を死守し最後の代表枠に滑り込んだ。 なお、同日に行われた中四国学連の予選会では、環太平洋大が5人の5km合計タイムによりトップで全国切符。東海学連の予選会は6人の5000m合計タイムで争われ中京学院大が出場権を獲得した。 第40回全日本大学女子駅伝対校選手権大会は10月30日、仙台市陸上競技場をスタートし仙台市役所前市民広場をフィニッシュとする6区間38.1㎞で争われる。 ■第32回関西学生対校女子駅伝競走大会 総合成績 1位 立命大  1時間39分12秒 2位 大阪学院大1時間40分05秒 3位 佛教大  1時間42分13秒 4位 関西大  1時間42分35秒 5位 関西外国語大 1時間42分47秒 6位 大阪芸術大  1時間43分04秒 7位 京都光華女子大1時間43分48秒 ―以上、全日本大会出場— 8位 神戸学院大  1時間45分13秒 9位 兵庫大    1時間48分02秒 10位 京都産業大  1時間48分04秒 11位 東大阪大   1時間49分26秒 12位 羽衣国際大  1時間51分48秒 13位 明治国際医療大1時間53分41秒 14位 園田学園女子大1時間54分16秒 文・写真/花木 雫

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.11.12

月刊陸上競技2025年12月号

Contents EKIDEN REVIEW 全日本大学駅伝 駒大 最多V17! 王者の帰還。 追跡 藤田敦史監督が語る「勝つべくして勝った試合」 中大、青学大がトップスリー 学生駅伝Close-up 國學院大 出雲V2 […]

NEWS 日本陸連アスレティックスアワード 新人賞に古賀ジェレミー、清水空跳、坂ちはる、小林香菜の4人が選出

2025.11.12

日本陸連アスレティックスアワード 新人賞に古賀ジェレミー、清水空跳、坂ちはる、小林香菜の4人が選出

日本陸連は年間表彰式となるアスレティックス・アワード2025の受賞者一覧を発表した。 「2025年の活躍が顕著であり、将来が期待される競技者」に与えられる新人賞には日本陸連、東京運動記者クラブからそれぞれ男女1名ずつ、計 […]

NEWS 日本陸連アワード優秀選手賞に勝木隼人、藤井菜々子、村竹ラシッド、山西利和がノミネート!11/29にMVP発表

2025.11.12

日本陸連アワード優秀選手賞に勝木隼人、藤井菜々子、村竹ラシッド、山西利和がノミネート!11/29にMVP発表

日本陸連は年間表彰式となるアスレティックス・アワード2025の受賞者一覧を発表した。 「2025年において優秀な成績を収めた競技者」を表彰する優秀選手賞にノミネートしたのは、男子35km競歩の勝木隼人(自衛隊体育学校)、 […]

NEWS ホノルルマラソンに堀尾謙介、神野大地がエントリー ソウル五輪代表・浅井えり子さんも出場

2025.11.12

ホノルルマラソンに堀尾謙介、神野大地がエントリー ソウル五輪代表・浅井えり子さんも出場

11月12日、ホノルルマラソンの事務局は、12月14に日に開催される「JALホノルルマラソン2025」に堀尾謙介と神野大地(ともにM&Aベストパートナーズ)がエントリーしたことを発表した。 堀尾は22年の東京で […]

NEWS 現代の駅伝ランナーのためにデザインされたナイキの「EKIDEN PACK」コレクションが登場!

2025.11.12

現代の駅伝ランナーのためにデザインされたナイキの「EKIDEN PACK」コレクションが登場!

ナイキは11月12日、2025-2026年の駅伝シーズンに向け、⽇本のランナーからインスピレーションを受けてデザインされた「EKIDEN PACK」コレクションを発売することを発表した。 駅伝シーズンを象徴する存在として […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top