◇第106回日本選手権(6月9日~12日/大阪・ヤンマースタジアム長居)4日目
オレゴン世界選手権代表選考会を兼ねた日本選手権の全日程が終了し、大会前に参加標準記録を突破済み、または今大会で突破して3位以内に入って代表即時内定を得た選手は10人だった。
男子100mはサニブラウン・アブデル・ハキーム(タンブルウィードTC)が4大会連続4回目の代表入り。男子走幅跳の橋岡優輝(富士通)は同種目日本勢初入賞となる8位に入った19年ドーハ大会に続く世界選手権代表内定で、6位だった東京五輪を含む世界大会3連続入賞を懸ける。
男子110mハードルの泉谷駿介(住友電工)と1500m・5000mの田中希実(豊田自動織機)はドーハ大会に続いて代表に名乗り。泉谷はケガのため本番は出場しておらず、田中は5000mでの出場だったため1500mでは初となる。
このほか、東京五輪に続く日本代表入りは男子400mハードル・黒川和樹(法大)、男子3000m障害の三浦龍司(順大)と青木涼真(Honda)、5000m・廣中璃梨佳(日本郵政グループ)の4名。廣中は5月7日の日本選手権10000mでも優勝しており、これで2種目で出場権を手にした。男子5000mの遠藤日向(住友電工)はシニアの世界大会で初の日本代表入りを果たした。
日本選手権で3位以内に入った選手は今後、参加標準記録有効期限となる6月26日までに標準突破を果たせば、その時点で代表に内定する。4位以下の選手も、有効期限内に新たな標準突破者で出場枠(1ヵ国最大3名)を満たさなければ、代表入りの可能性を残している。
また、6月29日に世界陸連が公表予定のワールドランキングによる出場資格獲得者も、日本選手権の結果を踏まえた選考のテーブルに乗るため、6月22日のホクレンディスタンスチャレンジ20周年記念大会(北海道・深川)、6月25日~26日で開催予定の布勢スプリント(鳥取)などで、トップ選手が記録を目指したチャレンジを繰り広げる見込み。最終的に代表メンバーがほぼ固まるのは、6月30日以降の予定だ。
各国の選考の状況次第では、大会直前に追加される可能性もある。
■今大会でのオレゴン世界選手権代表内定者
【男子】
100m サニブラウン・A・ハキーム(タンブルウィードTC) 4大会連続4回目
5000m 遠藤日向(住友電工) 初出場
110mH 泉谷駿介(住友電工) 2大会連続2回目
村竹ラシッド(順大) 初
400mH 黒川和樹(法大) 初出場
3000mSC 三浦龍司(順大) 初出場
青木涼真(Honda) 初出場
走幅跳 橋岡優輝(富士通) 2大会連続2回目
【女子】
1500m・5000m
田中希実(豊田自動織機) 2大会連続2回目
5000m 廣中璃梨佳(日本郵政グループ) 初
※事実関係に誤りがありましたので訂正しました。

RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.09.03
走幅跳・オレゴン世界陸上代表の山川夏輝が結婚 黒いタキシード姿を披露
-
2025.09.03
-
2025.09.02
-
2025.09.02
-
2025.08.31
-
2025.09.02
-
2025.08.31
-
2025.08.27
2025.08.16
100mH・福部真子12秒73!!ついに東京世界選手権参加標準を突破/福井ナイトゲームズ
-
2025.08.27
-
2025.08.19
-
2025.08.24
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.09.03
走幅跳・オレゴン世界陸上代表の山川夏輝が結婚 黒いタキシード姿を披露
男子走幅跳で2022年オレゴン世界選手権代表の山川夏輝(Team SSP)が結婚したことが、結婚相手でインフルエンサーのapyuさんのインスタグラムで発表された。 インスタグラムではタキシー姿の山川と白いウェディングドレ […]
2025.09.03
ライルズ、ホロウェイ、ラッセル、マクローリン・レヴロンがエントリー! 米国代表141人発表/東京世界陸上
米国陸連は9月2日、9月13日に開幕する東京世界選手権の米国代表141人を発表した。 男子は2023年ブダペスト大会に続いて2大会連続で100mと200mで2冠を狙うN.ライルズや、110mハードルで4連覇が懸かるパリ五 […]
2025.09.03
100mアモ・ダジエが9秒87の自己新マーク 英国4×100mR代表選出の33歳
8月30日に英国・ロンドンで開催されたBFTTAで、E.アモ・ダジエ(英国)が9秒87(+2.0)の自己新で優勝した。 アモ・ダジエは現在33歳。これまでの自己記録は23年にマークした9秒93で、100mでは東京世界選手 […]
2025.09.03
イタリア代表にタンベリらが選出 インゲブリグトセンは2種目、17歳ガウト200mで出場/東京世界陸上
9月13日に開幕する東京世界選手権の代表選手が各国から発表されている。 イタリア代表では、男子走高跳の東京五輪金メダリストM.タンベリが選ばれた。パリ五輪の女子10000mで銀メダルを獲得したN.バットクレッティが500 […]
Latest Issue
最新号

2025年9月号 (8月12日発売)
衝撃の5日間
広島インターハイ特集!
桐生祥秀 9秒99