5月7日に行われる日本選手権10000mの前日会見が東京・国立競技場で行われ、女子10000mに出場する小林成美(名城大)、五島莉乃(資生堂)が会見に登壇した。すでにオレゴン世界選手権の参加標準記録(31分25秒00)を突破している2人は、日本選手権で3位以内に入れば代表に内定する。
五島は昨年12月の記録会で31分10秒02をマークして標準突破。1月の全国都道府県駅伝でも1区区間賞、2月の全日本実業団ハーフマラソンでも日本歴代5位となる1時間8分03秒をマークしている。
4月9日の金栗記念には5000mに出場して15分30秒80をマーク。現在の調子について「ケガなく準備してきました」と語る。世界選手権の標準を切ってからは「日の丸を背負いたいという気持ちが強くなりました」と言い、決戦に向けては「走り込みもしてきて、ハーフマラソンも走ったので体力面での準備ができていると思います」。
レースについては「自分の強みである積極性を生かせるようなレースができれば」と言い、
「その時の感情で動こうと思います。走るからには優勝を目指したいです」と力強く語った。
女子10000mは小林、五島の他に、不破聖衣来(拓大)、廣中璃梨佳(日本郵政グループ)が参加標準記録を突破済み。いずれも3位以内に入った場合は即内定となる。男子は前日会見が行われなかったが、参加標準記録を突破している田澤廉(駒大)は3位以内で代表内定。なお、このレースで突破して3位以内に入った場合も内定する。
レースは5月7日に国立競技場で行われ、19時03分に男子1組、19時44分に女子、20時24分に男子2組がスタート。大会の様子はNHK BS1にて19時00分から生中継される。
■日本選手権10000m主なエントリー選手(◎は世界選手権参加標準記録突破者)
・男子
相澤 晃(旭化成)
伊藤 達彦(Honda)
田澤 廉(駒大)◎
清水 歓太(SUBARU)
太田 智樹(トヨタ自動車)
鎧坂 哲哉(旭化成)
松枝 博輝(富士通)
井上 大仁(三菱重工)
茂木圭次郎(旭化成)
荻久保寛也(ヤクルト)
村山 紘太(GMOインターネットグループ)
塩尻 和也(富士通)
・女子
不破聖衣来(拓大)◎
廣中璃梨佳(日本郵政グループ)◎
五島 莉乃(資生堂)◎
小林 成美(名城大)◎
岡本 春美(ヤマダホールディングス)
佐藤早也伽(積水化学)
佐藤 成葉(資生堂)
逸木和香菜(九電工)

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