2025.12.15
◇第33回全国中学校駅伝・男子(12月14日/滋賀・希望が丘文化公園:男子6区間18km)
第33回全国中学校駅伝が12月14日、滋賀県野洲市と湖南市にまたがる希望が丘文化公園で行われ、男子は初出場の木瀬(群馬)が57分01秒で優勝を飾った。群馬県勢としては10年ぶり5回目の栄冠となった。
想定以上のレース運びだった。1区の宮﨑耀(3年)は「スタートで出遅れたが、流れをつくることができました」と振り返り、トップから15秒差の11位で発進。序盤で崩れることなく、絶好のスタートを切る。
「エースが集う1区がつくってくれたいい流れをつなげられました」と語った2区の中野渡奏祐は、6位まで順位を押し上げ、前半で好位置を確保した。
3区・日根優希(3年)は「絶対勝ちたいという気持ちが強かったです」と、思いを走りに乗せ、区間4位の好走でトップに立った。
以降は独走態勢に。4区高田晴志郎(3年)は「1~3区で引き継いできたものを5、6区につないでいきたいなとがんばりました」と力を振り絞り、区間賞を獲得。5秒だった後続との差は21秒まで広がった。
メンバーでただ1人の2年生、5区大澤翼は「4区までの先輩たちが必ず1位で、後ろと差をつけてきてくれると思っていたので、30秒くらい差をつけて6区の先輩に(タスキを)渡せるようなレース展開を狙っていました」との言葉通り、区間賞の走りでチームを加速させる。
2位と29秒差でタスキを受けた6区の髙橋愛理(3年)。有力選手が名を連ねるアンカー区間を任され、「競技場の勝負になると思っていたので力をためていたけど、後ろに差を縮められることなく気持ちよく走れました」と落ち着いてゴールを目指した。最後は両手を挙げて、笑顔でフィニッシュ。「ここまでつないでくれたみんな、指導してくれた先生、支えてくれた家族への感謝の気持ちを込めて走りました」と、区間4位の走りで思いを表現した。
選手たちは、前年の関東大会終了後に、「全国優勝」を目標に掲げたという。就任3年目で、3年生が入学したときから指導する渡邉千尋監督は「みんなが目指したいところに指導していくよと声を掛けたら、日本一というので、正直、すごく険しいぞと思った」と打ち明ける。選手たちの思いは本気。目標達成に向け、全員が明るく前向きに練習に取り組むことで、ぐんぐん力をつけた。
迎えた本番。「前半15番手あたりにつけ、4区でトップに立つ」という指揮官のプランを上回る内容で、選手たちは駆け抜けた。「出走メンバー6人以外の、悔し涙をのんだ子も含めて、全員で日本一を目指してきた。全員駅伝でたどりつけた」と、目を細めた。
大淀(宮崎)は57分38秒で2位となり、宮崎県勢として史上最高順位。3位は57分52秒で成瀬(神奈川)が入った。
文/金山成美
【動画】木瀬が初出場初Vの快挙!
【💫第33回 全国中学校駅伝大会 】
— 日テレスポーツ (@ntv_sports_jp) December 14, 2025
/
第33回全国中学校駅伝大会
男子の部🏃♂️
前橋市立木瀬中学校
初出場で初優勝🎉
\
✅このあと14時30分〜
閉会式ライブ配信⚡️
▶️https://t.co/CygGeZOQv1#全中駅伝 #中学駅伝 pic.twitter.com/G4Fai2jhS0
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
Latest articles 最新の記事
2026.09.17
山本匠真が地元の施設野菜メーカー・村上農園とスポンサー契約! 「ともに世界を目指して取り組んでいく」
施設野菜メーカーの株式会社村上農園(広島市)は9月17日、広島市の広島大学霞キャンパスで記者発表会を開き、男子100mの山本匠真(広島大院)とスポンサー契約を結んだと発表した。 広島県出身の山本は100mの自己ベストが1 […]
2026.09.17
愛知製鋼が陸上競技部寮を新設 新鋭の競歩・原圭佑「選手にとって大きな力」
愛知製鋼は9月17日、陸上競技部の寮が完成したことを発表し、同日竣工式を執り行った。 同社は2030年ビジョンの経営指針の一つとして「従業員の幸せと会社の発展」を掲げており、従業員の環境整備に力を入れ、今回の寮新設もその […]
2026.09.17
名古屋アジア大会TEAM JAPAN公式ライセンス新商品発売! ポムポムプリンコラボグッズや記念メダルなど
日本オリンピック委員会(JOC)は9月15日、名古屋アジア大会のTEAM JAPAN公式ライセンス商品をオンラインショップや各地のオフィシャルショップなどで販売すると発表した。 公式ライセンス商品は、TEAM JAPAN […]
2026.09.17
27年厦門アジア選手権の派遣設定記録発表 北京世界選手権へ重要な一戦、各種目最大3人代表
日本陸連は9月16日、来年5月に中国・厦門で行われるアジア選手権の代表選考要項を更新し、派遣設定記録を発表した。 今大会から、各種目の代表枠が1つ増えて3人に。世界大会出場のためのワールドランキングのポイント獲得のため、 […]
2026.09.17
ミズノからランニングとライフスタイルをつなぐ「WAVE RIDER 30.1」「WAVE RIDER 30.2」が登場!
ミズノは9月17日、「WAVE RIDER」シリーズから「WAVE RIDER 30.1(ウエーブライダーサーティーポイントワン)」「WAVE RIDER 30.2(ウエーブライダーサーティーポイントツー)」を9月18日 […]
Latest Issue
最新号
2026年10月号 (9月14日発売)
アジア大会総展望
山口全中&日本インカレ
サウェ特集