HOME 駅伝、箱根駅伝

2022.01.02

青学大が2年ぶり5回目の往路V原監督「かっこよかった!」帝京大が過去最高2位、王者・駒大が3位往路全成績&区間賞/箱根駅伝
青学大が2年ぶり5回目の往路V原監督「かっこよかった!」帝京大が過去最高2位、王者・駒大が3位往路全成績&区間賞/箱根駅伝


◇第98回箱根駅伝・往路(東京・大手町~神奈川・箱根町/5区間107.5km)

第98回箱根駅伝の往路が行われ、青学大が5時間22分07秒で優勝した。往路優勝は2年ぶり5回目。

青学大は当日のエントリー変更で1区に入った志貴勇斗(2年)がトップと45秒差の5位で滑り出すと、2区でエースの近藤幸太郎(3年)が区間7位と粘り、チームを2位へと浮上させた。3区ではルーキーの太田蒼生が東京国際大の丹所健に追いつかれたものの、丹所とともにトップの駒大を追走。13km手前で先頭に立ち、18km過ぎに仕掛けると東京国際大を振り切り、首位で中継所へ。4区ではキャプテンの飯田貴之が区間3位と好走し、2位との差を1分37秒に拡大。大量リードに守られた5区の若林宏樹(1年)もトップを快走し、区間2位の快走で芦ノ湖のフィニッシュ地点に駆け込んだ。

青学大の原晋監督は「学生1人ひとりが自覚を持って箱根駅伝に臨んできた。その成果が出た。かっこよかった!」と往路優勝をしたメンバーを称え、明日の復路に対しては「登録メンバー16人全員が(10000m)28分台。誰を使ってもトップで(大手町に)帰ることができる」と王者奪還に自信を見せた。

5区の細谷翔馬(4年)が2年連続区間賞を獲得した帝京大が2分37秒差の2位となり、往路でのチーム最高順位を更新。連覇を目指す駒大はトップと3分328秒差の3位で往路を追えた。

4位は1区から上位でレースを進めた國學院大。1区18位と出遅れた順大が3区以降に大きく順位を上げて5位。10年ぶりのシード権を目指す中大が6位に入った。往路優勝を目指した東京国際大が7位。以下、創価大、東洋大東海大と続いた。

区間賞は1区で中大の吉居大和が1時間00分40秒で15年ぶりに区間記録を更新して獲得。2区は駒大の田澤廉が同大学として大八木弘明監督以来36年ぶりに区間トップとなり、3区は丹所健(東京国際大)、4区は嶋津雄大(創価大)がそれぞれ獲得した。

●第98回箱根駅伝 往路成績

①青学大  5時間22分06秒 トップとの差
②帝京大  5時間24分43秒 2分37秒
③駒 大  5時間25分35秒 3分29秒
④國學院大 5時間25分50秒 3分44秒
⑤順 大  5時間26分11秒 4分05秒
⑥中 大  5時間26分26秒 4分20秒
⑦東京国際大5時間26分56秒 4分50秒
⑧創価大  5時間27分45秒 5分39秒
⑨東洋大  5時間28分35秒 6分29秒
⑩東海大  5時間29分15秒 7分09秒
⑪早 大  5時間29分16秒 7分10秒
⑫神奈川大 5時間29分27秒 7分21秒
⑬法 大  5時間29分37秒 7分31秒
⑭国士大  5時間29分50秒 7分44秒
学生連合 5時間30分16秒 8分10秒
⑮山梨学大 5時間31分43秒 9分37秒
⑯日体大  5時間32分08秒 10分02秒
⑰明 大  5時間32分21秒 10分15秒
⑱中央学大 5時間36分05秒 13分59秒
⑲専 大  5時間38分46秒 16分40秒
⑳駿河台大 5時間41分12秒 19分06秒

■各区間上位成績
1区
1位 吉居大和(中大)  1.00.40=区間新
2位 唐澤拓海(駒大)  1.01.19
3位 市村朋樹(東海大) 1.01.24
4位 木村暁仁(専大)  1.01.24
5位 志貴勇斗(青学大) 1.01.25
2区
1位 田澤 廉(駒大)     1.06.13
2位 P.ムルワ(創価大)    1.06.41
3位 R.ヴィンセント(国士大)1.06.42
4位 P.オニエゴ(山梨学大) 1.06.49
5位 松山和希(東洋大)    1.07.02
3区
1位 丹所 健(東京国際大) 1.00.55
2位 太田蒼生(青学大)   1.01.00
3位 伊豫田達弥(順大)   1.01.20
4位 遠藤大地(帝京大)   1.01.40
5位 山本歩夢(國學院大)  1.02.00
4区
1位 嶋津雄大(創価大)  1.01.08
2位 石井一希(順大)   1.01.31
3位 飯田貴之(青学大)  1.01.46
4位 中西大翔(國學院大) 1.01.50
5位 中野翔太(中大)   1.02.17
5区
1位 細谷翔馬(帝京大)  1.10.33
2位 吉田 響(東海大)  1.10.45
3位 若林宏樹(青学大)  1.10.46
4位 金子伊吹(駒大)   1.11.20
5位 四釜峻佑(順大)   1.11.45

◇第98回箱根駅伝・往路(東京・大手町~神奈川・箱根町/5区間107.5km) 第98回箱根駅伝の往路が行われ、青学大が5時間22分07秒で優勝した。往路優勝は2年ぶり5回目。 青学大は当日のエントリー変更で1区に入った志貴勇斗(2年)がトップと45秒差の5位で滑り出すと、2区でエースの近藤幸太郎(3年)が区間7位と粘り、チームを2位へと浮上させた。3区ではルーキーの太田蒼生が東京国際大の丹所健に追いつかれたものの、丹所とともにトップの駒大を追走。13km手前で先頭に立ち、18km過ぎに仕掛けると東京国際大を振り切り、首位で中継所へ。4区ではキャプテンの飯田貴之が区間3位と好走し、2位との差を1分37秒に拡大。大量リードに守られた5区の若林宏樹(1年)もトップを快走し、区間2位の快走で芦ノ湖のフィニッシュ地点に駆け込んだ。 青学大の原晋監督は「学生1人ひとりが自覚を持って箱根駅伝に臨んできた。その成果が出た。かっこよかった!」と往路優勝をしたメンバーを称え、明日の復路に対しては「登録メンバー16人全員が(10000m)28分台。誰を使ってもトップで(大手町に)帰ることができる」と王者奪還に自信を見せた。 5区の細谷翔馬(4年)が2年連続区間賞を獲得した帝京大が2分37秒差の2位となり、往路でのチーム最高順位を更新。連覇を目指す駒大はトップと3分328秒差の3位で往路を追えた。 4位は1区から上位でレースを進めた國學院大。1区18位と出遅れた順大が3区以降に大きく順位を上げて5位。10年ぶりのシード権を目指す中大が6位に入った。往路優勝を目指した東京国際大が7位。以下、創価大、東洋大東海大と続いた。 区間賞は1区で中大の吉居大和が1時間00分40秒で15年ぶりに区間記録を更新して獲得。2区は駒大の田澤廉が同大学として大八木弘明監督以来36年ぶりに区間トップとなり、3区は丹所健(東京国際大)、4区は嶋津雄大(創価大)がそれぞれ獲得した。 ●第98回箱根駅伝 往路成績 ①青学大  5時間22分06秒 トップとの差 ②帝京大  5時間24分43秒 2分37秒 ③駒 大  5時間25分35秒 3分29秒 ④國學院大 5時間25分50秒 3分44秒 ⑤順 大  5時間26分11秒 4分05秒 ⑥中 大  5時間26分26秒 4分20秒 ⑦東京国際大5時間26分56秒 4分50秒 ⑧創価大  5時間27分45秒 5分39秒 ⑨東洋大  5時間28分35秒 6分29秒 ⑩東海大  5時間29分15秒 7分09秒 ⑪早 大  5時間29分16秒 7分10秒 ⑫神奈川大 5時間29分27秒 7分21秒 ⑬法 大  5時間29分37秒 7分31秒 ⑭国士大  5時間29分50秒 7分44秒 学生連合 5時間30分16秒 8分10秒 ⑮山梨学大 5時間31分43秒 9分37秒 ⑯日体大  5時間32分08秒 10分02秒 ⑰明 大  5時間32分21秒 10分15秒 ⑱中央学大 5時間36分05秒 13分59秒 ⑲専 大  5時間38分46秒 16分40秒 ⑳駿河台大 5時間41分12秒 19分06秒 ■各区間上位成績 1区 1位 吉居大和(中大)  1.00.40=区間新 2位 唐澤拓海(駒大)  1.01.19 3位 市村朋樹(東海大) 1.01.24 4位 木村暁仁(専大)  1.01.24 5位 志貴勇斗(青学大) 1.01.25 2区 1位 田澤 廉(駒大)     1.06.13 2位 P.ムルワ(創価大)    1.06.41 3位 R.ヴィンセント(国士大)1.06.42 4位 P.オニエゴ(山梨学大) 1.06.49 5位 松山和希(東洋大)    1.07.02 3区 1位 丹所 健(東京国際大) 1.00.55 2位 太田蒼生(青学大)   1.01.00 3位 伊豫田達弥(順大)   1.01.20 4位 遠藤大地(帝京大)   1.01.40 5位 山本歩夢(國學院大)  1.02.00 4区 1位 嶋津雄大(創価大)  1.01.08 2位 石井一希(順大)   1.01.31 3位 飯田貴之(青学大)  1.01.46 4位 中西大翔(國學院大) 1.01.50 5位 中野翔太(中大)   1.02.17 5区 1位 細谷翔馬(帝京大)  1.10.33 2位 吉田 響(東海大)  1.10.45 3位 若林宏樹(青学大)  1.10.46 4位 金子伊吹(駒大)   1.11.20 5位 四釜峻佑(順大)   1.11.45

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2024.07.27

女子競歩の岡田久美子は調整順調「メダルを狙える位置。新たな挑戦でワクワクしている」/パリ五輪

パリ五輪・陸上競技に向けて日本代表選手団が7月27日午前、出国前に羽田空港で会見を行い、意気込みを語った。 2016年リオ、21年東京に続く3大会連続の五輪代表となる女子競歩の岡田久美子(富士通)は「いよいよだなという気 […]

NEWS 女子走幅跳日本記録保持者・秦澄美鈴 目標は決勝進出「自己ベストを狙っていきたい」/パリ五輪

2024.07.27

女子走幅跳日本記録保持者・秦澄美鈴 目標は決勝進出「自己ベストを狙っていきたい」/パリ五輪

パリ五輪・陸上競技に向けて日本代表選手団が7月27日午前、出国前に羽田空港で会見を行い、意気込みを語った。 女子走幅跳に出場する秦澄美鈴(住友電工)は「緊張しています」と言いながらも「シーズン初めに比べて調子が上がってい […]

NEWS 混合競歩代表の川野将虎「自分らしい粘り強い歩きで上位を目指したい」/パリ五輪

2024.07.27

混合競歩代表の川野将虎「自分らしい粘り強い歩きで上位を目指したい」/パリ五輪

パリ五輪・陸上競技に向けて日本代表選手団が7月27日午前、出国前に羽田空港で会見を行い、意気込みを語った。 男女混合競歩リレー代表の川野将虎(旭化成)は前回の東京大会に続くオリンピック。「前回から3年間。一つの集大成」と […]

NEWS 北口榛花「新たな歴史を作れるよう」田中希実「それではみんなで、よーいどん!」日本代表コメント集/パリ五輪

2024.07.27

北口榛花「新たな歴史を作れるよう」田中希実「それではみんなで、よーいどん!」日本代表コメント集/パリ五輪

100年ぶりにフランス・パリを舞台に五輪が開幕した。陸上競技は8月1日から11日までの日程で行われる。開幕に合わせて日本オリンピック委員会(JOC)は日本代表の意気込みコメントを発表した。 2大会連続出場で女子主将を務め […]

NEWS 中大ルーキー・岡田開成が3000m7分55秒41! U20歴代4位の好タイム

2024.07.27

中大ルーキー・岡田開成が3000m7分55秒41! U20歴代4位の好タイム

7月26日、中大多摩キャンパス競技場で「Summer Night Run Festival in CHUO」が行われ、男子3000mで岡田開成(中大1)が7分55秒41とU20歴代4位のタイムをマークした。 同大会はこれ […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2024年8月号 (7月12日発売)

2024年8月号 (7月12日発売)

W別冊付録
パリ五輪観戦ガイド&福岡インターハイ完全ガイド

page top