◇第52回防府読売マラソン(12月19日/山口・キリンレモンスタジアムソルトアリーナ防府前県道~キリンレモンスタジアム陸上競技場)
オレゴン世界選手権選考会およびパリ五輪選考会であるマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)切符を懸けた第52回防府読売マラソンが行われ、神野大地(セルソース)が日本人トップの2位に入った。2時間9分34秒をマークし、MGC出場権獲得条件である2時間10分以内をクリアして、MGC出場権を獲得した。
1km3分02~03秒のペースメーカーを先頭に進んでいき、19人の集団で中間点を1時間4分46秒で通過。
レースが動いたのは30km過ぎ。ペースメーカーが外れると、神野とドミニク・ニャイロ(NTT西日本)の2人が先頭へ躍り出る。35kmの通過は1時間47分24秒。最後まで一騎打ちが続き、競技場に入ってわずかに前に出たニャイロを最後の直線で神野が猛追したが、同タイム着差ありとなった。
神野は青学大時代に箱根駅伝の5区で活躍し、「山の神」の愛称で人気を博した。卒業後はコニカミノルタに入社し、2017年の福岡国際でマラソンデビュー(2時間12分50秒/13位)。翌年からセルソース所属の「プロランナー」として活動し、19年12月のアジアマラソン選手権では金メダルを獲得していた。今大会が初のサブテン(2時間10分切り)となる。
ニャイロは初マラソン挑戦ながら殊勲のV。3位の川内優輝(あいおいニッセイ同和損保)は連覇を果たした2018年以来となる優勝を目指したが、37秒届かなかった。
■防府読売マラソン入賞者
1位 D.ニャイロ(NTT西日本) 2時間9分34秒
2位 神野大地(セルソース) 2時間9分34秒=MGC
3位 川内優輝(あいおいニッセイ同和損保) 2時間10分11秒
4位 飛松佑輔(日置市役所) 2時間10分47秒
5位 鈴木 忠(スズキ) 2時間12分12秒
6位 福田 穣(NN Running Team) 2時間12分26秒
7位 平田幸四郎(SGホールディングス) 2時間12分37秒
8位 大石 巧(スズキ) 2時間13分09秒
![](https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2021/12/99508cc2a9839638712a5a15bb439eda.jpg)
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2024.07.27
混合競歩代表の川野将虎「自分らしい粘り強い歩きで上位を目指したい」/パリ五輪
-
2024.07.27
-
2024.07.26
-
2024.07.25
2024.07.24
やり投・北口榛花がオメガのアンバサダーに就任!パリ代表の阿部兄妹、早田ひなら6人
-
2024.07.20
-
2024.07.02
-
2024.07.24
-
2024.06.28
-
2024.06.29
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2024.07.27
女子競歩の岡田久美子は調整順調「メダルを狙える位置。新たな挑戦でワクワクしている」/パリ五輪
パリ五輪・陸上競技に向けて日本代表選手団が7月27日午前、出国前に羽田空港で会見を行い、意気込みを語った。 2016年リオ、21年東京に続く3大会連続の五輪代表となる女子競歩の岡田久美子(富士通)は「いよいよだなという気 […]
2024.07.27
中大ルーキー・岡田開成が3000m7分55秒41! U20歴代4位の好タイム
7月26日、中大多摩キャンパス競技場で「Summer Night Run Festival in CHUO」が行われ、男子3000mで岡田開成(中大1)が7分55秒41とU20歴代4位のタイムをマークした。 同大会はこれ […]
Latest Issue
最新号
![2024年8月号 (7月12日発売)](https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2024/07/202408cover.jpg)
2024年8月号 (7月12日発売)
W別冊付録
パリ五輪観戦ガイド&福岡インターハイ完全ガイド