HOME ニュース、国内

2021.12.19

「山の神」神野大地が日本人1位でMGC出場権獲得!ニャイロがマラソン初挑戦でV/防府読売マラソン
「山の神」神野大地が日本人1位でMGC出場権獲得!ニャイロがマラソン初挑戦でV/防府読売マラソン

◇第52回防府読売マラソン(12月19日/山口・キリンレモンスタジアムソルトアリーナ防府前県道~キリンレモンスタジアム陸上競技場)

オレゴン世界選手権選考会およびパリ五輪選考会であるマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)切符を懸けた第52回防府読売マラソンが行われ、神野大地(セルソース)が日本人トップの2位に入った。2時間9分34秒をマークし、MGC出場権獲得条件である2時間10分以内をクリアして、MGC出場権を獲得した。

広告の下にコンテンツが続きます

1km3分02~03秒のペースメーカーを先頭に進んでいき、19人の集団で中間点を1時間4分46秒で通過。

レースが動いたのは30km過ぎ。ペースメーカーが外れると、神野とドミニク・ニャイロ(NTT西日本)の2人が先頭へ躍り出る。35kmの通過は1時間47分24秒。最後まで一騎打ちが続き、競技場に入ってわずかに前に出たニャイロを最後の直線で神野が猛追したが、同タイム着差ありとなった。

神野は青学大時代に箱根駅伝の5区で活躍し、「山の神」の愛称で人気を博した。卒業後はコニカミノルタに入社し、2017年の福岡国際でマラソンデビュー(2時間12分50秒/13位)。翌年からセルソース所属の「プロランナー」として活動し、19年12月のアジアマラソン選手権では金メダルを獲得していた。今大会が初のサブテン(2時間10分切り)となる。

ニャイロは初マラソン挑戦ながら殊勲のV。3位の川内優輝(あいおいニッセイ同和損保)は連覇を果たした2018年以来となる優勝を目指したが、37秒届かなかった。

■防府読売マラソン入賞者
1位 D.ニャイロ(NTT西日本) 2時間9分34秒
2位 神野大地(セルソース) 2時間9分34秒=MGC
3位 川内優輝(あいおいニッセイ同和損保) 2時間10分11秒
4位 飛松佑輔(日置市役所) 2時間10分47秒
5位 鈴木 忠(スズキ) 2時間12分12秒
6位 福田 穣(NN Running Team) 2時間12分26秒
7位 平田幸四郎(SGホールディングス) 2時間12分37秒
8位 大石 巧(スズキ) 2時間13分09秒

◇第52回防府読売マラソン(12月19日/山口・キリンレモンスタジアムソルトアリーナ防府前県道~キリンレモンスタジアム陸上競技場) オレゴン世界選手権選考会およびパリ五輪選考会であるマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)切符を懸けた第52回防府読売マラソンが行われ、神野大地(セルソース)が日本人トップの2位に入った。2時間9分34秒をマークし、MGC出場権獲得条件である2時間10分以内をクリアして、MGC出場権を獲得した。 1km3分02~03秒のペースメーカーを先頭に進んでいき、19人の集団で中間点を1時間4分46秒で通過。 レースが動いたのは30km過ぎ。ペースメーカーが外れると、神野とドミニク・ニャイロ(NTT西日本)の2人が先頭へ躍り出る。35kmの通過は1時間47分24秒。最後まで一騎打ちが続き、競技場に入ってわずかに前に出たニャイロを最後の直線で神野が猛追したが、同タイム着差ありとなった。 神野は青学大時代に箱根駅伝の5区で活躍し、「山の神」の愛称で人気を博した。卒業後はコニカミノルタに入社し、2017年の福岡国際でマラソンデビュー(2時間12分50秒/13位)。翌年からセルソース所属の「プロランナー」として活動し、19年12月のアジアマラソン選手権では金メダルを獲得していた。今大会が初のサブテン(2時間10分切り)となる。 ニャイロは初マラソン挑戦ながら殊勲のV。3位の川内優輝(あいおいニッセイ同和損保)は連覇を果たした2018年以来となる優勝を目指したが、37秒届かなかった。 ■防府読売マラソン入賞者 1位 D.ニャイロ(NTT西日本) 2時間9分34秒 2位 神野大地(セルソース) 2時間9分34秒=MGC 3位 川内優輝(あいおいニッセイ同和損保) 2時間10分11秒 4位 飛松佑輔(日置市役所) 2時間10分47秒 5位 鈴木 忠(スズキ) 2時間12分12秒 6位 福田 穣(NN Running Team) 2時間12分26秒 7位 平田幸四郎(SGホールディングス) 2時間12分37秒 8位 大石 巧(スズキ) 2時間13分09秒

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.11.05

全国高校駅伝都道府県代表出そろう 前年V佐久長聖&長野東など 最速は男女とも仙台育英 6日から地区大会順次開幕

全国高校駅伝の出場権を懸けた都道府県高校駅伝が11月4日の埼玉をもってすべて終了し、都道府県代表がすべて出そろった。 昨年の全国大会は男子が佐久長聖、女子は長野東といずれも長野勢が優勝を遂げた。全国2連覇中の佐久長聖は県 […]

NEWS 神戸マラソンの招待選手発表 荒生実慧、平田幸四郎らがエントリー 21年パリ優勝のロティッチも参戦

2025.11.05

神戸マラソンの招待選手発表 荒生実慧、平田幸四郎らがエントリー 21年パリ優勝のロティッチも参戦

11月5日、神戸マラソンの主催者は16日に開催される神戸マラソン2025の招待選手を発表した。 国内からは、8月末のシドニーで2時間7分42秒の6位に入った荒生実慧(NDソフト)がエントリー。前回大会で日本人トップの4位 […]

NEWS 日本陸連と広島テレビ放送が 「スポーツを通じて誰もが自分らしく活躍できる社会づくりに関する連携協力協定」を締結

2025.11.05

日本陸連と広島テレビ放送が 「スポーツを通じて誰もが自分らしく活躍できる社会づくりに関する連携協力協定」を締結

11月5日、日本陸連は広島テレビ放送株式会と「スポーツを通じて誰もが自分らしく活躍できる社会づくりに関する連携協力協定」を結んだことを発表した。陸上競技を通じて人と人をつなぎ、すべての人が心身ともに健やかで、自分らしく生 […]

NEWS 仙台国際ハーフの来年大会の日程が決定 国内レースによる「ジャパンプレミアハーフシリーズ」

2025.11.05

仙台国際ハーフの来年大会の日程が決定 国内レースによる「ジャパンプレミアハーフシリーズ」

仙台国際ハーフマラソン大会実行委員会は、2026年大会の日程が5月10日に決まったと発表した。定員は10,000人とし、エントリーは11月18日から順次開始される。 国内主要ハーフマラソン6大会が連携する「ジャパンプレミ […]

NEWS 「アスリート・オブ・ザ・イヤー」最終候補にデュプランティス、ライルズら12人!

2025.11.05

「アスリート・オブ・ザ・イヤー」最終候補にデュプランティス、ライルズら12人!

世界陸連(WA)はワールド・アスレティクス・アワード2025「ワールド・アスリート・オブ・ザ・イヤー」の最終候補者を発表した。 トラック、フィールド、競技場外種目の各部門で、10月に発表された候補者の中から男女2選手ずつ […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年11月号 (10月14日発売)

2025年11月号 (10月14日発売)

東京世界選手権 総特集
箱根駅伝予選会&全日本大学駅伝展望

page top