2026.05.30
◇MIDDLE DISTANCE CIRCUIT(5月30日/東京・世田谷区立大蔵運動公園競技場)
日本グランプリシリーズのMIDDLE DISTANCE CIRCUIT(MDC)が行われ、女子800mは久保凛(積水化学)が2分02秒76で優勝した。
久保に笑顔が戻った。このレースではアジア大会の派遣設定記録(2分01秒67)を狙い、1周目は59秒で通過するもラストは強い向かい風もあり届かなかった。
「ラストスパートでも一度前に出られて、またスパートをかけるかたちになりました。全然うまくいかなかったので、そこは克服したいです」
直後の男子では落合晃(駒大)が日本新を出し「風を言い訳にできないですね。言わないようにします」と笑った。
目標には届かなかったが、その表情には充実感と安堵感があった。
高校生にして日本記録保持者、世界選手権代表となり、その肩書を背負って社会人となった。デビュー戦の5月10日の木南記念では2分07秒47も要してしまう。
「ケガ明けということもあってベストな状態といかなかったのもありました。300m通過でやばいと思ってしまってそこからうまく走れなかったです」と振り返り、体調不良で取材対応できなかったことについても「ご迷惑おかけしました」と心配りも見せる。
そこからは、コンディションも上がってきたなか、「チームのみなさんも声をかけてくださいましたし、一生懸命戻そうと思ってここまでしっかりやってきました」。ケガでやや狭くなっていたストライドも少しずつ戻ってきたという。
次は3連覇が懸かる日本選手権でアジア大会の派遣設定記録を狙う。「ここまで戻せたので日本選手権で自己ベスト(1分59秒52)を更新したい。落合君に負けていられないので頑張ります」と力強く語った。
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