2026.06.01
滋賀インターハイ(7月30日~8月5日)出場をかけた都府県大会が5月上旬から各地で行われ、高校生たちが熱い戦いを繰り広げた。
福岡県大会は5月29日から31日までの3日間、博多の森陸上競技場で開催された。連日28度を超える晴天に恵まれ、最終日は30.5度まで気温が上昇。厳しい暑さの中で、3つの大会新記録と1つの福岡県高校新記録が生まれた。
注目を集めたのは女子100mハードル。井千夏(筑紫女学園3)が準決勝で13秒52(+1.8)をマークし、福岡県高校新記録を樹立した。決勝でもほぼ無風の条件下で13秒55(+0.1)と好走し、大会3連覇を達成した。
これまでの県高校記録は、伊藤彩香(青豊)が2019年に記録した13秒65。全中3位の実績を持つ井は入学以来、この記録を塗り替えることを目標にしてきたという。
「その記録が準決勝で出てビックリしました。レース自体はまだ自分の思うような走りができていないし、決勝は後半に崩れたので、北九州大会はもうちょっと頑張らないといけないなって思っています」と、有力選手がそろう激戦の北九州大会へ向け、気を引き締めていた。
男子ハンマー投では土井友葵(近大福岡3)が6回目に61m70を投げ、大会新記録をマークした。昨年は福岡県大会を3位で通過しながら、インターハイ出場には届かなかった。北九州大会は、その悔しさを晴らす舞台となる。
男子4×100mリレーは、自由ケ丘が40秒48の大会新記録を樹立。8大会ぶりにこの種目の頂点に立った。
女子400mハードルでは、中林あい(修猷館1)が60秒04をマークして初優勝。このタイムは高校1年歴代3位に相当する好記録だ。
「ウォーミングアップの時から身体が動いていて、練習で跳ぶ時もハードルが詰まるくらいの感じで、自信を持って走れました。後半の歩数もパターン通りにいけて結果が出ました」
初々しい表情でそう振り返ると、さらに「インターハイに行くのが目標でしたが、決勝進出を目標にしたいです」と目を輝かせた。
宮﨑花梨(福岡大若葉3)は、女子三段跳、400mハードル、4×400mリレーの3種目でフル回転した。三段跳では公認ベストとなる12m20(+1.9)で2連覇。400mハードルでも61秒59で2位に入り、4×400mリレーでもアンカーとして競り合いを制し、4位で北九州大会出場を決めた。
男子では、高雄大和(近大福岡2)が100m(10秒47)と走幅跳(7m20)で2冠を達成。女子では、領家虹心(福岡大若葉3)が1500m(4分26秒22)と3000m(9分26秒07)を制し、福岡大若葉勢として初の長距離2冠を成し遂げた。
学校対抗の男子は、近大福岡が86点で初優勝を飾った。初制覇だった4×400mリレーをはじめ100m、走幅跳、さらに投てき3種目を制するなど、幅広い種目で得点を積み重ねている。
女子は、トラック種目だけで89点を挙げた筑紫女学園が96点で総合優勝。6大会ぶりの王座奪還となった。
次なる舞台は北九州大会。6月19日から22日までの4日間、大分県のクラサスドーム大分で行われる。
文・写真/田端慶子
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