2026.02.13
「運命的」に乃木坂46加入、いきなりセンター抜擢
――高校生の時に乃木坂46の2期生として合格されました。アイドルや芸能界にずっと興味をお持ちだったのでしょうか。
堀 私もアイドルを好きでしたし、周囲にもアイドル好きの友達が多かったんです。名古屋に劇場があるSKE48さんも近い場所だったので応援していて、私は松井玲奈さん推しでした。
SKE48さんの密着番組を観た時に、松井玲奈さんが体調不良の中で過酷な撮影をしている様子があって影響を受けました。一見、キラキラして可愛いけど、その裏側では過酷で、ストイックに打ち込んでいる。それがすごくカッコイイって思いました。
そういうこともあったのですが、最初は友達たちと「一緒に受けよう!」という感じで、SKE48さん、NMB48さんのオーディションを受けたのですが落ちて。でも、乃木坂46とAKB48さんのオーディションは選考を進むことができました。
なぜか乃木坂46は「受かる」気がしていました。なんだか不思議ですが、運命的なものを感じていたんです。
――応募総数1万6302人の中から2期生として合格。しかも、17歳の時に『バレッタ』で同期から1人だけ選抜、しかもいきなりセンターに抜擢されました。大変だったのではないですか。
堀 加入当初は先輩たちの中で1人だけ2期生。何も芸能界のことを知らない状態で、自分で学んでつかんでいかないといけなかった。今思えばたくさんの方に助けていただいたのですが、当時は「全部じぶんでやらないと」という陸上部時代のストイックさが残っていたんです。強がっていた時期があったと思います。
――そうした中で頑張れたのは?
堀 やっぱり、先輩や同期、仲間の存在が大きかったです。休みの日に一緒に焼肉に連れていってもらったり。立場やポジションも違うし、それぞれ思うところもあったと思います。でも、同期もなるべく理解し合おうというのも感じましたし、寄り添ってくれました。あぁ、人ってこうあるべきだなって気づかされました。

乃木坂46時代のメンバーとは今でも深い絆で結ばれている
――2021年2月にグループを卒業されました。卒業を決めたきっかけは何でしたか。
堀 何となくタイミングはずっと考えていました。後輩がたくさん入ってきて、良いタイミングでバトンタッチできればというのは考えていたんです。
――卒業して、今は俳優、タレント、モデル、プロデュースなど、本当にマルチなご活躍をされています。大きな違いはありますか。
堀 グループの時は協調性やバランスを大事にしていました。自分の中の“アイドル像”もありましたし、正解かどうかは別として、例えば二十歳までは髪を染めない、など自分なりのルール、乃木坂46のイメージの解釈を徹底していました。
個人の活動になると、自己表現をより意識していて、ファンの方々もそれを喜んでくださるかな、と思っています。
――今後やってみたいお仕事はありますか。
堀 私は自分の知らないことを学ぶのがすごく好きなんです。それこそ、陸上部にチャレンジしたのも、この世界に飛び込んだのも、「知らない世界に」という思いからです。
旅行も好きで、高校時代は旅行プランナーもあこがれの仕事でした。海外に行って自分なりに感じたこと、その土地のリアルを発信したり、それだけじゃなく海外旅行の企画を提案したり旅行会社とコラボしたりもやってみたいです!
最近は筋トレを始めたのですが、また陸上部時代のように腹筋を割りたいです。アクションの演技も挑戦したくて。今でも陸上を観るのが好きなので、競技場や練習の現場に行って選手にインタビューもしてみたいです!
運動が苦手だったからこそ陸上部へ
――乃木坂46時代からダンスも魅力的でしたが、幼い頃から運動をされていたんですか? 堀 もともと、運動に苦手意識がありました。小学校の時からすべて平均以下で、ドッジボールで遊ぶのも避けていたくらいです。母がバレーボール経験者だったので観るのは好きでしたが…。 ――陸上を始めたきっかけを教えてください。 堀 中学生になってすぐにスポーツテストがあったのですが、50mで10秒もかかったんです! めちゃくちゃ遅くて「こんなに走れないんだ」とショックでした。でも、「鍛えたら走れるようになるはず」とも思いました。 最初は卓球部や、あとは茶華道部にも興味を持ちました。ただ、「このまま足が遅いまま生きていくのは悔しい」と思って、どうせやるなら自分が一番苦手としているものにチャレンジするほうが意味のあるものだと思って、陸上部に決めました。 ――陸上部の雰囲気は? 堀 地元の岐阜市の中でも結構、力を入れてる部活で、強い先輩たちもいたので練習も厳しかったです。平日は朝と午後の2部練習。土日も練習や試合があったので、ほとんどの時間を陸上に費やしていました。 足が遅い状態で入部したので大変でした。基礎的なトレーニングを他の人以上に取り組みましたし、先輩たちの動きを見たり、自分なりに練習したり。 ――慣れるまではきつそうですね。 堀 しんどい練習をしながら、「本当にこれで速くなれるのかな」と思ったこともありました。でも、強い先輩たちがいたのはモチベーションになりました。 監督もすごく熱心で優しくて、褒めて伸ばしてくれるタイプで救われましたね。練習日誌を毎日提出していたのですが、きちんとアドバイスを書いて戻してくれました。 覚えているのが「堀は基礎の身体の動かし方がうまい。ベースの動きがきれいで、それがうまくできる人は必ず速くなる」と言ってくださったこと。そんな細かいところまで観てくれるんだって思えば頑張れました。 [caption id="attachment_199232" align="alignnone" width="800"]
足が速くなりたくて中学から陸上部へ。練習も真剣モードだったという[/caption]
――どんな練習が思い出に残っていますか。
堀 チーメイトをおんぶして階段を上がるメニューもありましたし、タイヤ牽引走もやりました。学校から長良川を渡って金華山を登って学校に戻る、という持久走も。本当にストイックでした。カッコイイ女子の先輩がいて、ハードルを教えてもらったのはうれしかったです!
――ちょっとずつ足は速くなった?
堀 中2のスポーツテストで、50mが6秒9に成長していたんです。人は頑張ればどこまででも行けるんだ!って思ったのを覚えています。徐々に試合に出たり、先輩と同級生とリレーを組むようになったりしたのもうれしかったです。
4×100mリレーは1走でした。あ、バトン!懐かしい。(スタッフさんの手を持って)こうやって構えてください! こうして渡すと受け取りやすいんです。
――リレーは何走でしたか。
堀 1走でした。すっごく緊張しました。先輩と一緒だったのでなおさら。今思えば、リレーで鍛えられてプレッシャーに強くなってお仕事に生かされているような気がします。
リレーを走ったのもそうですし、お弁当を持って試合会場に行ったり、応援したり。そういうのが楽しかった思い出として残っています。
――陸上を辞めたのはお仕事の都合ですか?
堀 いえ、実は中3を前に手術が必要なほどのケガをしてしまい続けるのをあきらめました。
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リレーの1走を務めた経験でプレッシャーにも強くなったとか[/caption]
「運命的」に乃木坂46加入、いきなりセンター抜擢
――高校生の時に乃木坂46の2期生として合格されました。アイドルや芸能界にずっと興味をお持ちだったのでしょうか。 堀 私もアイドルを好きでしたし、周囲にもアイドル好きの友達が多かったんです。名古屋に劇場があるSKE48さんも近い場所だったので応援していて、私は松井玲奈さん推しでした。 SKE48さんの密着番組を観た時に、松井玲奈さんが体調不良の中で過酷な撮影をしている様子があって影響を受けました。一見、キラキラして可愛いけど、その裏側では過酷で、ストイックに打ち込んでいる。それがすごくカッコイイって思いました。 そういうこともあったのですが、最初は友達たちと「一緒に受けよう!」という感じで、SKE48さん、NMB48さんのオーディションを受けたのですが落ちて。でも、乃木坂46とAKB48さんのオーディションは選考を進むことができました。 なぜか乃木坂46は「受かる」気がしていました。なんだか不思議ですが、運命的なものを感じていたんです。 ――応募総数1万6302人の中から2期生として合格。しかも、17歳の時に『バレッタ』で同期から1人だけ選抜、しかもいきなりセンターに抜擢されました。大変だったのではないですか。 堀 加入当初は先輩たちの中で1人だけ2期生。何も芸能界のことを知らない状態で、自分で学んでつかんでいかないといけなかった。今思えばたくさんの方に助けていただいたのですが、当時は「全部じぶんでやらないと」という陸上部時代のストイックさが残っていたんです。強がっていた時期があったと思います。 ――そうした中で頑張れたのは? 堀 やっぱり、先輩や同期、仲間の存在が大きかったです。休みの日に一緒に焼肉に連れていってもらったり。立場やポジションも違うし、それぞれ思うところもあったと思います。でも、同期もなるべく理解し合おうというのも感じましたし、寄り添ってくれました。あぁ、人ってこうあるべきだなって気づかされました。 [caption id="attachment_199230" align="alignnone" width="800"]
乃木坂46時代のメンバーとは今でも深い絆で結ばれている[/caption]
――2021年2月にグループを卒業されました。卒業を決めたきっかけは何でしたか。
堀 何となくタイミングはずっと考えていました。後輩がたくさん入ってきて、良いタイミングでバトンタッチできればというのは考えていたんです。
――卒業して、今は俳優、タレント、モデル、プロデュースなど、本当にマルチなご活躍をされています。大きな違いはありますか。
堀 グループの時は協調性やバランスを大事にしていました。自分の中の“アイドル像”もありましたし、正解かどうかは別として、例えば二十歳までは髪を染めない、など自分なりのルール、乃木坂46のイメージの解釈を徹底していました。
個人の活動になると、自己表現をより意識していて、ファンの方々もそれを喜んでくださるかな、と思っています。
――今後やってみたいお仕事はありますか。
堀 私は自分の知らないことを学ぶのがすごく好きなんです。それこそ、陸上部にチャレンジしたのも、この世界に飛び込んだのも、「知らない世界に」という思いからです。
旅行も好きで、高校時代は旅行プランナーもあこがれの仕事でした。海外に行って自分なりに感じたこと、その土地のリアルを発信したり、それだけじゃなく海外旅行の企画を提案したり旅行会社とコラボしたりもやってみたいです!
最近は筋トレを始めたのですが、また陸上部時代のように腹筋を割りたいです。アクションの演技も挑戦したくて。今でも陸上を観るのが好きなので、競技場や練習の現場に行って選手にインタビューもしてみたいです!
大学男女駅伝アンバサダー就任!駅伝とアイドルは似ている!
――今回、第6回全国大学対校男女混合駅伝(2026年2月15日)の大会アンバサダーに就任されました。 堀 お話をいただいた時はうれしかったです。陸上部時代も私は短距離でしたが、長距離ブロックが走り込んでいる姿も知っています。「つらくなってからが練習」というような雰囲気で、そういう姿勢を尊敬していました。 ――『駅伝』の印象は? 堀 絆が見えますよね。誰かの思いを背負っているというのが走りをとおして伝わってきます。それこそ、アイドルと似ていて、練習風景を見せたり語ったりするのではなく、アイドルだったらステージ、選手は走りで示す。選ばれる側とそうでないメンバーもいて。地道な道のりというのが似ていると思います。 ――全国大学対校男女混合駅伝はどんな大会かアピールポイントを教えてください。 堀 今年で6回目になる大会なのですが、大阪・ヤンマースタジアム長居、長居公園内特設コースで行われます。まず男女でタスキをつなぐ、というのが珍しいことなんです。お互いの特徴や強みを考えながらバランスを取って区間配置や作戦を考えると思うので、そこが見どころです。 性別関係なく、みんなで戦って優勝を目指すというのも多様性の現代にピッタリ。たくさんの方に駅伝らしいドラマを見届けてほしいです。私も大会アンバサダーとして現地に行って応援します! [caption id="attachment_199231" align="alignnone" width="800"]
第6回全国大学対校男女混合駅伝の大会アンバサダーを務める堀さん[/caption]
――堀さんも今でも当時のメンバーとの交流があったり、現役の後輩たちの応援もされていますよね。そういったところも駅伝と似ているように思います。
堀 駅伝でもそうだと思いますが、仲間意識はすごく強いです。青春時代に挑戦する過程で、出会って一緒に過ごした人たちとの絆は特別。私にとっては乃木坂46のメンバーでした。言葉で表すのは難しくて、家族みたいだけど家族ではなくて、友達でもないし…。深いところでお互いを理解し合える存在です。
――陸上部の経験がお仕事に生きていると感じるところはありますか。
堀 十代の経験って人間形成、価値観につながっていると思います。自分の苦手なことに飛び込んで、その壁を超えられたというのは自分に合っていた選択だったと思いますし、今にすごくつながっています。
――最後に陸上や部活を頑張る選手たちへメッセージをお願いします!
堀 中途半端ではなく、すべてを捧げて頑張る経験って、人生において何回あるかなって思うと、その機会・期間を大切にしてほしいと思います。私はケガもあって辞めてしまいましたが、チャレンジした経験があったからこそ、乃木坂46のオーディションを受ける、上京して1人で頑張る、という挑戦につながりました。
さらに乃木坂46の経験から、今は自分以外の人をプロデュースしてみたい、など、一つの頑張る経験が、次へ、次へとどんどんと広がります。一つのことに対して一生懸命なのはとっても素敵なこと。貴重な時間を全力で頑張ってください!
| ほり・みおな/1996年10月15日生まれ、29歳。岐阜市出身。中学時代に陸上部に所属し、短距離を専門とした。50mのベストは6秒9。2013年3月、高2で乃木坂46の2期生として合格し、同年10月に7thシングル『バレッタ』のセンターに抜擢された。2021年2月にグループを卒業し、ソロ活動を開始。俳優、タレント、モデルに加え、ブランドアンバサダーやコラボ商品製作など、マルチな活躍を続けている。 公式HP、Instagram、X(Twitter)、YouTube、TikTok |
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