2026.08.01
◇全国高校総体(インターハイ、7月30日~8月5日/滋賀・平和堂HATOスタジアム)3日目
高校アスリートの祭典、インターハイの3日目が行われ、女子100mは吉永優衣(長崎日大3)が11秒57(+0.7)で高校女子最速の座を手にした。
準決勝突破のラインが11秒84と過去最高水準となったラウンドに違わず、ファイナルも大激戦となった。
抜群のスタートで飛び出したのが吉永。「とにかく走り切ることだけを考えていました」と前半でリードを奪う。だが、後半に近畿地区大会覇者の加藤結衣(龍谷大平安3京都)、北関東3位から躍進を続ける小宮璃音(秋草学園3埼玉)が猛然と追い上げる。この3人がなだれ込むようにフィニッシュラインを駆け抜けた。
正式結果まで少し間が空く。そして、発表された優勝者の名は吉永。11秒57(+0.7)で、2位の加藤と0.01秒差、3位の小宮とは0.03秒という僅差の勝負に競り勝ち、両手を挙げて歓喜を爆発させた。
「完全に2着だと思った」という吉永。それだけに「驚きが一番大きかったです」と振り返りつつ、満面の笑顔が広がった。
中3の全中では100mハードルで2位という実績が示す通り、昨年まではハードルがメイン種目。その中で、昨年は100mでもU18大会5位などスプリントにも磨きがかかっていた。
そして、高校ラストイヤーの今季、6月の北九州地区大会で100m11秒57(当時高校歴代7位タイ)、100mH13秒33(高校歴代6位)とハイレベルの記録をそろえて2種目制覇。今大会も2冠を狙って臨んでいた。
1つ目のタイトルを手にした吉永。その視線は、次へと向けられる。
100m予選では高校歴代3位、7年ぶり大会新となる11秒47(+1.7)をマークしたが、土井杏南(埼玉栄)が2012年に出した高校記録11秒43にあと0.04秒届かなかった悔しさも、2種目への思いを一層強くする。
「100m少しのところで高校記録を更新することができなかったので、ハードルでは絶対に高校新で優勝したいです」
ハイレベルの100mハードルに向け、力強く語った。
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