第21回U20世界選手権(8月5日~9日/米国・ユージン)の日本代表選手が11日に帰国し、成田空港でメダリストや入賞者らの会見が行われた。
今大会の日本代表は銀メダル2つ、銅メダル1つで、4位以下8位以内の入賞は13を数えた。また。メダルテーブルこそ、金メダルがなかったことにより、27位だったが、入賞を点数化(1位8点、2位7点……8位1点)したプレイシングテーブルでは5位だった。
日本代表選手団のチームリーダーを務めた日本陸連強化委員会の杉井將彦シニアディレクターは「大会前は金メダルの可能性もあるかなと思いました。そういう意味では残念ですが、多くの入賞者を出すことができました」と総括した。
7月31日の結団式で杉井チームリーダーは、世界大会で自己ベストを出す大切さを選手に説いていた。結果的に男子110mハードル準決勝でU20世界歴代3位の12秒95(+0.3)を出した古賀ジェレミー(順大)は決勝で12秒97(+0.7)で銀メダル、男子3000mの本田桜二郎(早大)はU20日本歴代3位の7分48秒49で銅メダルを獲得した。
また、4位以下の入賞者でも自己新を出した選手が5人を数える。「世界記録でPB(自己ベスト)を出すことは必須。今回は自己記録更新者が多かったと思います」と振り返った。
その一方で、杉井チームリーダーは「ケガ人が非常に多かったのが課題」と反省点を挙げた。
男子400mハードルで優勝候補だった後藤大樹(洛南高2京都)が現地入りして練習中に左足首を捻挫。女子800mの久保凛(積水化学)も予選後に右脚の不調を訴えた。そして、男子100mで10秒00の高校記録を持つ清水空跳(星稜高3石川)は、春から脚の違和感が続いてレースの欠場が続き、5月中旬と7月上旬に左ハムストリングスを軽度の肉離れ。治療をしながらできる範囲のトレーニングを重ね、今大会を目指して現地入りしたものの、開幕前の8月4日に欠場が発表された。ほかにも欠場者が出たり、出場して故障した選手もいた。
杉井チームリーダーは清水に関して、「ドクターも中に入りながら、選手本人が最後まで100mに出場する可能性を探って、8割で走るところまでいったのですが、その先の練習ができなかったので、その時点で本人と話をして、最終的に本人が欠場を決めました。私たちも今後を考えた時に得策ではないと感じていたので、本人の意見を尊重しました」と説明した。
加えて「(シューズなど)道具が良くなって記録が伸びてきています。そのぶん、身体への負荷が非常に高まっていることは確かで、今後その対策をしていかなくてはいけないかなと思います」。
今大会は、日本時間で滋賀インターハイ最終日の競技終了から約4時間後に開幕。高校選手はどちらかを選ぶかたちとなった。それでも、高校生11名が代表に名を連ねた。杉井チームリーダーは、「多くの選手に意思確認をしたところ、U20世界選手権を希望してくれました。さらに、世界に向けて進む選手、指導者を増やしたい」と話していた。
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