2026.08.04
◇全国高校総体(インターハイ、7月30日~8月5日/滋賀・平和堂HATOスタジアム)6日目
高校アスリートの祭典、インターハイの6日目が行われ、女子4×100mリレーは市柏(千葉)が45秒41で初優勝を飾った。
タイムレース3組で行われた決勝。予選で全体トップの45秒73をマークした市柏は、1走・石郷岡暖(2年)から淀みなくバトンをつなぎ、8レーンを駆け抜ける。3日目の100mで6位に入賞した2走・横山柚希(2年)はこう振り返る。
「とにかく毎日、みんなでバトンを触ることと、みんなでバトンパスに関する対話を欠かさないこと。それを徹底してやってきました」
横山が「個人よりもいい走りができました」とトップ争いを演じると、ただ1人の3年生・内藤美紗がその位置をキープ。そして、200mで予選から23秒台を3本そろえて22年ぶりの1年生優勝を飾った山田奈央が、千葉のライバル・市船橋、東海大相模(神奈川)を突き放し、3連覇を狙った中京大中京(愛知)の追い上げも許さなかった。
チームとしては初、千葉勢としては1992年の市船橋以来2校目のVフィニッシュを果たした山田の元へ、先輩たちが駆け寄る。「個人もうれしかったけど、やぱりみんなで勝ち取った優勝のほうがうれしいです」と、山田は声を弾ませた。
埼玉栄高3年だった1998年にインターハイ100mで優勝した実績のある池ノ谷智先生が2020年春に赴任し、当時部員数が10数人程度だったチームは急成長を遂げていた。
昨年はこの種目で1年生2人、2年生1人、3年生1人というオーダーで高校歴代6位の45秒31をマークし、3位を占めている。その下級生たちが1年後、さらに成長した姿で同じインターハイの舞台に立った。石郷岡は2年連続の1走。昨年2走だった内藤は3走で支え、昨年アンカーだった横山はエースとして堂々2走を駆け抜けた。そこに、山田というスーパールーキーを加えた強力オーダーが完成。一気に頂点まで駆け上がった。
「バトンの質をしっかり上げて、お互いに信じ合ってきたことが優勝につながったと思います」
そう誇らしげに振り返った山田。高校日本一の称号は、まさにチーム一丸でつかみ取ったものだった。
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