世界陸連(WA)は12月4日行われた理事会において、シューズに関する規則を改定。開発中のプロトタイプのシューズの使用を認可することを決めた。
厚底シューズをめぐる騒動もあり、WAは今年2月に靴底の厚さなど規定を細かく設定。4月30日以降に競技会で使用する靴については、4ヵ月間「市販されていること」という条件がつき、一般に流通していないシューズは認められなかった。ただし、このルールも7月の改訂により撤廃。カスタマイズされたものも事前に承認されたシューズであれば使用を認めると変更されていた。
今回、主要シューズメーカーから「開発段階のシューズの安全性や性能を試すためにプロトタイプの使用を認めてほしい」という要望を受け、WAが定める規定範囲内のシューズにおいて、「プロトタイプの使用を認める」ことを決めた。各国陸協もWAの判断に従って規則が改定される。ただし、オリンピックなど主要国際大会においては認められない。また、12カ月間の「開発期間」のみ着用できるとし、その後は規定通り一般流通する必要がある。プロトタイプについても事前にWAの承認を得なければならないとしている。承認されたシューズのリストについては、WAのサイト上で随時公開される。

|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
Latest articles 最新の記事
2025.07.05
新潟医療福祉大14年連続全国へ 5000mレースで清水杏夏筆頭に上位ほぼ独占/全日本大学女子駅伝北信越地区選考会
第43回全日本大学女子駅伝対校選手権北信越地区選考会が7月5日、長野県佐久市の佐久総合運動公園陸上競技場で行われ、新潟医療福祉大がトップとなり、14年連続14回目となる本大会の出場権を獲得した。 北信越地区からの全国大会 […]
2025.07.05
信州大が4大会ぶり16回目の伊勢路へ! 初の出場枠2・出雲駅伝は信州大と新潟大が出場権獲得/全日本大学駅伝北信越選考会
秩父宮賜杯第57回全日本大学駅伝の北信越地区選考会は7月5日、長野・佐久総合運動公園陸上競技場で行われ、信州大が4時間15分59秒69で4大会連続16回目の本大会出場を決めた。 選考会には6校が出場し、各校最大10人がエ […]
2025.07.05
やり投・ディーン元気13年ぶり自己新84m66!同期・新井涼平と交わした約束果たし「メモリアルな1投」/日本選手権
◇第109回日本選手権(7月4日~6日/東京・国立競技場) 2日目 東京世界選手権の代表選考会を兼ねた日本選手権が行われ、男子やり投でディーン元気(ミズノ)が84m66で2位に入った。 広告の下にコンテンツが続きます 同 […]
2025.07.05
札幌学大が4年ぶり3回目、北大が4年ぶり2回目の出場権獲得!/出雲駅伝北海道予選会
7月5日、札幌円山競技場で第37回出雲大学選抜駅伝の北海道地区予選会が行われ、札幌学大と北大が本戦の出場権を獲得した。 出雲駅伝の出場枠は前年度の大会成績によって振り分けられ、24年出雲駅伝で北海道学連選抜が14位に入っ […]
Latest Issue
最新号

2025年7月号 (6月13日発売)
詳報!アジア選手権
日本インカレ
IH都府県大会