HOME 国内、世界陸上、日本代表
小林香菜 “走り慣れた”コースで7位入賞「絶対コテンパンにされると思っていた。練習を信じて頑張った」/東京世界陸上
小林香菜 “走り慣れた”コースで7位入賞「絶対コテンパンにされると思っていた。練習を信じて頑張った」/東京世界陸上

東京世界陸上女子マラソンで7位入賞を果たした小林香菜

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)2日目

東京世界陸上2日目のモーニングセッションが行われ、女子マラソンの小林香菜(大塚製薬)が2時間28分50秒で7位に入り、日本勢としては2019年ドーハ大会の谷本観月(天満屋)の7位以来、3大会ぶりの入賞を遂げた。

小林は「後半、ケニア勢が来ると思って自分のペースで前半で進めて、何とか何とか絶対8位に入って粘ろうと思って走りました」とうれし涙を流した。

広告の下にコンテンツが続きます

群馬・前橋三中時代はジュニア五輪3000mに出場。都道府県対抗駅伝でもたすきをつないだ実績もある。早大ではホノルルマラソンサークル所属。当時は日本代表など頭に考えられなかった。

しかし、その走りが大塚製薬・河野匡監督の目にとまり、実業団入りを決意。今年の大阪国際女子では2時間21分19秒で走り、日本人トップの2位。昨年のパリ五輪6位の鈴木優花(第一生命グループ)を抑えて、初の日本代表となった。

「代表に選んでいただいた時から信じられない思い。正直練習がきつすぎて合宿終わった時が一番うれしくて、試合はどうなってもいい」と思っていたそうだ。

しかし、「大学時代から走っていて、コースは誰よりも知っている。応援の方も本当にたくさんの方が多くて、これは頑張るしかないと思って走った」と語った。

世界陸上での日本勢入賞は3大会ぶり。「尊敬していた先輩方が世界で歯が立たない様子を見てきたので、自分も絶対コテンパンにされると思っていた。嫌だな嫌だなと思っていたけど、練習を信じて頑張りました」と言葉に力を込めた。

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)2日目 東京世界陸上2日目のモーニングセッションが行われ、女子マラソンの小林香菜(大塚製薬)が2時間28分50秒で7位に入り、日本勢としては2019年ドーハ大会の谷本観月(天満屋)の7位以来、3大会ぶりの入賞を遂げた。 小林は「後半、ケニア勢が来ると思って自分のペースで前半で進めて、何とか何とか絶対8位に入って粘ろうと思って走りました」とうれし涙を流した。 群馬・前橋三中時代はジュニア五輪3000mに出場。都道府県対抗駅伝でもたすきをつないだ実績もある。早大ではホノルルマラソンサークル所属。当時は日本代表など頭に考えられなかった。 しかし、その走りが大塚製薬・河野匡監督の目にとまり、実業団入りを決意。今年の大阪国際女子では2時間21分19秒で走り、日本人トップの2位。昨年のパリ五輪6位の鈴木優花(第一生命グループ)を抑えて、初の日本代表となった。 「代表に選んでいただいた時から信じられない思い。正直練習がきつすぎて合宿終わった時が一番うれしくて、試合はどうなってもいい」と思っていたそうだ。 しかし、「大学時代から走っていて、コースは誰よりも知っている。応援の方も本当にたくさんの方が多くて、これは頑張るしかないと思って走った」と語った。 世界陸上での日本勢入賞は3大会ぶり。「尊敬していた先輩方が世界で歯が立たない様子を見てきたので、自分も絶対コテンパンにされると思っていた。嫌だな嫌だなと思っていたけど、練習を信じて頑張りました」と言葉に力を込めた。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.15

関西スポーツ賞に20㎞競歩世界新・山西利和、800m東京世界陸上出場・久保凛が選出!

第69回関西スポーツ賞の個人部門に、男子20km競歩で世界新記録を樹立した山西利和(愛知製鋼)、東京世界選手権女子800m出場の久保凛(東大阪大敬愛高3)が選出された。 同賞はその年の優秀な成績、関西スポーツ界への貢献度 […]

NEWS なぜ、トップアスリートがOnを選ぶのか? “人気2モデル”の記録更新に向けての『履き分け』とは
PR

2025.12.15

なぜ、トップアスリートがOnを選ぶのか? “人気2モデル”の記録更新に向けての『履き分け』とは

スイスのスポーツブランド「On(オン)」。同社は、陸上の男子3000m障害の日本記録保持者で、9月に東京で開催された世界選手権で最後まで優勝争いを演じて8位入賞を果たした三浦龍司(SUBARU)や、学生時代から駅伝やトラ […]

NEWS 2026年の日本ICは9月上旬に日産スタジアムで開催!10000mは4月の日本学生個人で実施 全日本大学駅伝は11月1日

2025.12.15

2026年の日本ICは9月上旬に日産スタジアムで開催!10000mは4月の日本学生個人で実施 全日本大学駅伝は11月1日

日本学生陸上競技連合は12月15日、2026年度の主催競技会日程を発表し、第95回日本インカレは9月5日~7日に神奈川県横浜市の日産スタジアムでの開催が決まった。 ただし、暑熱対策として、同大会実施種目のうち男女競歩は1 […]

NEWS アンダーアーマーの新作「UA ベロシティ」シリーズ3モデルを同時発売!12月20日より発売開始

2025.12.15

アンダーアーマーの新作「UA ベロシティ」シリーズ3モデルを同時発売!12月20日より発売開始

アンダーアーマーの日本総代理店である株式会社ドームは12月15日、最新ランニングシリーズ「UA ベロシティ」を12月20日より発売することを発表した。 新モデルは、ランナー一人ひとりの目的やレベルに応じて最適な1足を選べ […]

NEWS 女子はバットクレッティが連覇!東京世界陸上ダブルメダルの実力示す 男子はンディクムウェナヨV/欧州クロカン

2025.12.15

女子はバットクレッティが連覇!東京世界陸上ダブルメダルの実力示す 男子はンディクムウェナヨV/欧州クロカン

12月14日、ポルトガル・ラゴアで欧州クロスカントリー選手権が行われ、女子(7470m)はパリ五輪10000m銀メダルのN.バットクレッティ(イタリア)が24分52秒で優勝した。 バットクレッティは現在25歳。今年の東京 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top