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編集部コラム「宇都宮と肉豆腐」

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第331回「宇都宮と肉豆腐」(片井)


あれよあれよと、気づけば4、5月が終わり、気がつくと6月に入っていました。今年の私が行く取材はどうも天候が崩れがち。今日、名古屋で開幕した日本選手権の天気も祈るばかりです。

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その悪天候の最たるが、5月に栃木県宇都宮市で開催された関東インカレです。直前までは半袖でも暑いくらいの陽気ながら、大会初日は朝から大雨。会期の後半にかけて少しずつ回復はしましたが、上着を羽織っていないと外を歩けないほどで、プレスルームも暖房が入っていました。

105回の歴史を数える関東インカレの中でも栃木県の開催は初。しかし、客席が屋根に覆われ、トラックとの距離も近いため、普段よりも集団応援の声が大きく感じました。激闘の4日間は6月12日発売の『月刊陸上競技7月号』で確認していただければと思います。

さて、私にとって宇都宮は2022年10月に行われた栃木国体以来、約3年半ぶり。当時は新聞記者として、長野県の選手を追いかけて、陸上だけではなくテニスや空手道、スポーツクライミングなどさまざまな競技会場を車ではしごしていました。

3年半前は10日間ほど宇都宮に宿泊。おいしいご飯とお酒を求めて、夜な夜な宇都宮の街を練り歩いていました。特に気に入った2軒はタイミングを開けず、翌日に“おかわり”。中でも忘れられなかったのが、とある小料理屋でいただいた肉豆腐でした。

10月で朝晩はやや涼しい季節で、疲れた身体にしっかり味がしみこんだ豆腐と煮汁、そして栃木の地酒。調理を担っていた方と話が弾み、「また寄りますね」と言いつつ、3年半もの時間が流れてしまいました。

先述したように、今回の栃木は雨×低温。さらに関東インカレは競技終了時間も遅く、関東学連幹事の学生の皆様のご厚意で、報道関係者向けの余ったお弁当をいただいてホテルと競技場の往復を続けていました。しかし、予選種目が中心の大会3日目、天気もなんとかもったので、いざ、夜の街へ。

今回の宿泊は宇都宮駅の近くでしたが、そのお店は東武宇都宮駅近く。2kmないくらいの距離をその店をめがけて歩いて行きます。地方によっては気に入っていたお店がコロナ禍を境に、閉店してしまったところも多くあります。期待感とともに不安な気持ちを持ちつつ、歩を進めると、「あった!」。変わらない佇まいとその雰囲気に、吸い込まれるように入店しました。

そして、やはり肉豆腐は抜群のおいしさ。2日間、お弁当生活が続いたこともあり、栃木の銘酒とともに身体の中へと滑り込んでいきました。調理の方も変わっておらず、うっすらと覚えていてくれて、感銘を受けました。

前職の頃から各地への出張が多く、居酒屋巡りを重ねてきました。グーグルマップにそのリストをつけているのですが、6月11日時点で165店、行ってみたいリストには67店。北は北海道・稚内市、南は沖縄県・宮古島市まで点在しています。どのお店にも思い出があり、その時々の自分の置かれていた状況を眺めるだけで思い出せます。

毎回、陸上とは関係のない話になってしまってすいません。もちろん仕事が主なのは変わりませんが、各地に出張の度にどんなお店に出合えるかということも楽しみにしています。

しかし、健康診断の結果も想像通り(?)だったので、ほどほどにしないと、という自戒の意も込めて。

片井雅也(かたい・まさや)
月刊陸上競技編集部 3年目部員
1993年4月生まれ、和歌山県出身。岩出二中→桐蔭高→東学大。子供の頃から水泳や公式ドッジボールなどスポーツに傾注する一方、硬筆を習ったり、小学校で歴史小説を読み進めるなどインドア派の一面も。高校まで中距離選手で、最高成績は近畿高校駅伝出場(地元枠)。大学では陸上部の学生トレーナーとなり、地元の2015年和歌山インターハイでは日本陸連トレーナーとして活動。信濃毎日新聞社運動部などを経て、2024年4月より編集部。趣味は居酒屋巡り。

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第331回「宇都宮と肉豆腐」(片井)

あれよあれよと、気づけば4、5月が終わり、気がつくと6月に入っていました。今年の私が行く取材はどうも天候が崩れがち。今日、名古屋で開幕した日本選手権の天気も祈るばかりです。その悪天候の最たるが、5月に栃木県宇都宮市で開催された関東インカレです。直前までは半袖でも暑いくらいの陽気ながら、大会初日は朝から大雨。会期の後半にかけて少しずつ回復はしましたが、上着を羽織っていないと外を歩けないほどで、プレスルームも暖房が入っていました。105回の歴史を数える関東インカレの中でも栃木県の開催は初。しかし、客席が屋根に覆われ、トラックとの距離も近いため、普段よりも集団応援の声が大きく感じました。激闘の4日間は6月12日発売の『月刊陸上競技7月号』で確認していただければと思います。さて、私にとって宇都宮は2022年10月に行われた栃木国体以来、約3年半ぶり。当時は新聞記者として、長野県の選手を追いかけて、陸上だけではなくテニスや空手道、スポーツクライミングなどさまざまな競技会場を車ではしごしていました。3年半前は10日間ほど宇都宮に宿泊。おいしいご飯とお酒を求めて、夜な夜な宇都宮の街を練り歩いていました。特に気に入った2軒はタイミングを開けず、翌日に“おかわり”。中でも忘れられなかったのが、とある小料理屋でいただいた肉豆腐でした。10月で朝晩はやや涼しい季節で、疲れた身体にしっかり味がしみこんだ豆腐と煮汁、そして栃木の地酒。調理を担っていた方と話が弾み、「また寄りますね」と言いつつ、3年半もの時間が流れてしまいました。先述したように、今回の栃木は雨×低温。さらに関東インカレは競技終了時間も遅く、関東学連幹事の学生の皆様のご厚意で、報道関係者向けの余ったお弁当をいただいてホテルと競技場の往復を続けていました。しかし、予選種目が中心の大会3日目、天気もなんとかもったので、いざ、夜の街へ。今回の宿泊は宇都宮駅の近くでしたが、そのお店は東武宇都宮駅近く。2kmないくらいの距離をその店をめがけて歩いて行きます。地方によっては気に入っていたお店がコロナ禍を境に、閉店してしまったところも多くあります。期待感とともに不安な気持ちを持ちつつ、歩を進めると、「あった!」。変わらない佇まいとその雰囲気に、吸い込まれるように入店しました。そして、やはり肉豆腐は抜群のおいしさ。2日間、お弁当生活が続いたこともあり、栃木の銘酒とともに身体の中へと滑り込んでいきました。調理の方も変わっておらず、うっすらと覚えていてくれて、感銘を受けました。前職の頃から各地への出張が多く、居酒屋巡りを重ねてきました。グーグルマップにそのリストをつけているのですが、6月11日時点で165店、行ってみたいリストには67店。北は北海道・稚内市、南は沖縄県・宮古島市まで点在しています。どのお店にも思い出があり、その時々の自分の置かれていた状況を眺めるだけで思い出せます。毎回、陸上とは関係のない話になってしまってすいません。もちろん仕事が主なのは変わりませんが、各地に出張の度にどんなお店に出合えるかということも楽しみにしています。しかし、健康診断の結果も想像通り(?)だったので、ほどほどにしないと、という自戒の意も込めて。
片井雅也(かたい・まさや) 月刊陸上競技編集部 3年目部員 1993年4月生まれ、和歌山県出身。岩出二中→桐蔭高→東学大。子供の頃から水泳や公式ドッジボールなどスポーツに傾注する一方、硬筆を習ったり、小学校で歴史小説を読み進めるなどインドア派の一面も。高校まで中距離選手で、最高成績は近畿高校駅伝出場(地元枠)。大学では陸上部の学生トレーナーとなり、地元の2015年和歌山インターハイでは日本陸連トレーナーとして活動。信濃毎日新聞社運動部などを経て、2024年4月より編集部。趣味は居酒屋巡り。
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