◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)2日目
東京世界陸上2日目のモーニングセッションが行われ、女子マラソンに出場した佐藤早也伽(積水化学)が2時間31分15秒の13位でフィニッシュした。
「後半勝負。(野口英盛)監督と話して、後半バテずに押していけるペースで、というあたりを意識しました」と佐藤。その言葉通り、最初の5kmを17分01秒と気温28度、湿度82%(スタート時)の蒸し暑さをものともしない入りとなった先頭集団にはつかず、第2集団に控える。
20km通過は29位だったが、そこから追い上げを開始。35kmを19位で通過、終盤の上り坂を終えた40kmでは一気に15位へ浮上し、そこからさらに2つ順位を上げてフィニッシュラインした。
世界大会初出場だった前回のブダペスト大会では20位。佐藤は「前よりはいい順位、いいタイムだったので、そこはすごくプラスに捉えています」。ただ、「思うところまで順位を上げ切れずに終わってしまったのは悔しいなって思います」と語る。
目指していたのは「入賞」。だが、「世界は強い選手がたくさんいるので、もっと頑張らなきゃいけないと感じています」。コンディションなど関係なく、世界の強豪は強さを示す。
「課題はペースメーカーのいない、読めないレースの中で、先頭集団で戦っていけるような力はまだありません。挑戦する力はまだないと感じました」
世界の壁は厚かったが、進歩は示した。今年3月の名古屋ウィメンズでは日本歴代9位の2時間20分59秒で2位となるなど成長も続けている。「この経験を生かして、もっとマラソンで自己ベストを更新するというところを頑張りたい」と言葉に力を込めた。
安藤友香(しまむら)の2時間35分37秒の28位。序盤は先頭集団で落ち着いたレースを見せていたが、中盤からペースを上げられず、フィニッシュ後は医務室へ運ばれた。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.12.14
中学駅伝日本一決定戦がいよいよ開催 女子11時10分、男子12時15分スタート/全中駅伝
2025.12.13
編集部コラム「あっという間の2025年」
-
2025.12.13
-
2025.12.13
-
2025.12.13
-
2025.12.07
-
2025.11.20
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.12.14
中学駅伝日本一決定戦がいよいよ開催 女子11時10分、男子12時15分スタート/全中駅伝
◇全国中学校駅伝(12月14日/滋賀・希望が丘文化公園 男子6区間18km、女子5区間12km) 第33回全国中学校駅伝は14日、滋賀県の野洲市と湖南市にまたがる希望が丘文化公園で開催される。都道府県大会を勝ち抜いた男女 […]
2025.12.13
編集部コラム「あっという間の2025年」
攻め(?)のアンダーハンド リレーコラム?? 毎週金曜日(できる限り!)、月刊陸上競技の編集部員がコラムをアップ! 陸上界への熱い想い、日頃抱いている独り言、取材の裏話、どーでもいいことetc…。 編集スタッフが週替りで […]
2025.12.13
箱根駅伝15年ぶりV狙う早大が合同取材会 花田勝彦駅伝監督「状態上がっている」 山口智規「大手町を楽しみにしてほしい」
箱根駅伝で15年ぶりの総合優勝を狙う早大が12月13日、埼玉・所沢キャンパスで合同取材会を開いた。 この日は撮影と共通取材、個別取材を実施。共通取材で花田勝彦駅伝監督は「今年もかなり良いかたちで準備ができたと思っています […]
2025.12.13
連覇か、V奪回か?「ニューイヤー駅伝2026」に挑む強豪3チームの意気込み/旭化成・トヨタ自動車・富士通
2026年の幕開けを飾る全日本実業団対抗駅伝(通称・ニューイヤー駅伝)は、第70回の記念大会として1月1日、前橋市にある群馬県庁前をスタートし、上州路をぐるりと回って県庁に戻る7区間・総距離100kmのコースで行われる。 […]
Latest Issue
最新号
2025年12月号 (11月14日発売)
EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選
Follow-up Tokyo 2025