◇天皇賜盃第94回日本学生対校選手権(6月5日~8日/岡山・JFE晴れの国スタジアム)1日目
学生日本一を決める日本インカレの1日目が行われ、女子4×100mリレーの予選で好記録が連発した。
強く吹いていた風が落ち着いたこともあり条件に恵まれたこともあり、各校が大記録を立て続けに樹立する。1組目に入った福岡大が44秒31をマーク。柴藤凛(2年)、前田美結子(3年)、大林瑠音(2年)、山形愛羽(2年)のオーダーだった。
従来の学生記録は44秒51。兒玉芽生(現・ミズノ)らを擁して21年に出した先輩たちである福岡大、そして、今年の関西インカレで甲南大がマークしたものだった。
柴藤は「100mの予選でもベストが出て自信を持って走れました。目指してきたのは43秒台だったからこそ出せたタイム」と振り返る。アジア選手権代表で韓国から帰国したばかりのアンカー・山形は「昨年はケガで走れなくて悔しかったので、決勝は絶対に優勝して、あとはタイムを狙うだけ」と力を込めた。
福岡大のメンバーが合流して喜びを分かち合うなか、2組の甲南大も44秒75の好記録。記念撮影を待っていると、3組の立命大が、角良子(4年)、永石小雪(4年)、児島柚月(3年)、瀧野未来(2年)のオーダーで44秒47をマークしてこちらも学生新。永石は「掲示板を見たときは素直にうれしかったです。いったんは喜んで、ここで満足せずに明日に切り替えたい」と力を込めた。
角は中3の全中で100m3位、4×100mリレー9番目で決勝に行けず悔しい思いをした場所。土壇場でメンバー入りし「関西インカレで出した大学新をうれしくもあり、自分も入りたかったという思いがありました。最後のインカレで今回以上の記録を狙って笑顔で終わりたい」と語った。
最終組の青学大も成田朱里(2年)、杉本心結(1年)、倉橋美穂(4年)、佐藤葵唯(3年)のオーダーで44秒39。さらに学生新が誕生した。
成田は「ビックリですが、スタートからの動きが硬かった。明日は改善できる」と話し、ただ1人の4年生である倉橋は「バトンの精度を良くして優勝したい」と意気込んでいた。
歴史に残る名勝負となる予感が漂う女子4×100mリレー決勝は、2日目の18時35分に号砲が鳴る。
【動画】女子4×100mRは予選から学生新!!福岡大のレースをチェック!
⚡️速報⚡️
— あすリートチャンネル【公式】 (@ATHlete_ytv) June 5, 2025
🎖️日本インカレ🏃♂️
第94回 日本学生陸上競技対校選手権大会
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PICK UP🔥女子4×100mリレー 予選
福岡大(柴藤-前田-大林-山形) 44.31
日本学生新記録!
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決勝戦も応援しましょう‼️
ライブ配信は「あすリートチャンネル」で‼️https://t.co/y05agnW2Sy#日本学生新記録 #速報 #福岡大 pic.twitter.com/E4JOB41R9W
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