HOME 国内

2025.02.28

赤﨑暁 五輪入賞も自然体を強調「今の自分ができる走りを出したい」/東京マラソン
赤﨑暁 五輪入賞も自然体を強調「今の自分ができる走りを出したい」/東京マラソン

25年東京マラソンに臨む赤﨑暁

◇東京マラソン2025(3月2日/東京都庁~東京駅前・行幸通り)

東京世界選手権代表選考会を兼ねたJMCシリーズG1の東京マラソンを2日後に控え、有力選手がプレスカンファレンスに登壇し、その後報道陣の取材に応じた。

昨年のパリ五輪で6位入賞を果たした赤﨑暁(九電工)。五輪後も坂を使ったヒルトレーニングを継続していたようで、「(五輪前は)坂を取り入れたことで終わった後も元気でしたし、足腰の強化ができていた」ことが理由だった。

広告の下にコンテンツが続きます

パリでは「初めて世界と比べての力のなさを感じました。特にスピード化に関しては日本は遅れている」と赤﨑。11月末の五輪後初レースだった5000mで自己記録に迫る13分28秒43だったが、「練習がうまくいかなくて約1週間くらい前からハマった中で走れた」とベースアップは感じつつ「ラストスパートで負けた」と課題も見えた。

全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)の2区(区間11位)を走ったあと、マラソン練習は「1月に奄美大島で行い、2月上旬に福岡で河川敷を使って走り込んだ。40km走も「4、5回ほどこなした」という。

練習のベースアップも図っているが、「強くなるチャンス。(気持ち的に)ブレーキ感もないですし、楽しく臨めました」。

五輪入賞ランナーとして迎える初マラソンだが、気負いはない。会見では「しっかりタイムを狙いたい。最低限でも自己ベスト更新(2時間7分32秒)は絶対」と語ったが、「記録というのを求められることもあると思いますが、日本記録に今こだわっているわけでもありません。まずは今の自分の走りが出せればいいなと思っています」。

勝負の30km以降、「周囲の選手の息づかいやきつさを見て、チャンスがあれば自分でレースを作ってみてもいいのかなという気持ちもあります」と、再び世界と“勝負”する機会をうかがっている。

東京マラソンは9時10分にスタート。日本テレビ系全国ネットで朝9時から中継される。

◇東京マラソン2025(3月2日/東京都庁~東京駅前・行幸通り) 東京世界選手権代表選考会を兼ねたJMCシリーズG1の東京マラソンを2日後に控え、有力選手がプレスカンファレンスに登壇し、その後報道陣の取材に応じた。 昨年のパリ五輪で6位入賞を果たした赤﨑暁(九電工)。五輪後も坂を使ったヒルトレーニングを継続していたようで、「(五輪前は)坂を取り入れたことで終わった後も元気でしたし、足腰の強化ができていた」ことが理由だった。 パリでは「初めて世界と比べての力のなさを感じました。特にスピード化に関しては日本は遅れている」と赤﨑。11月末の五輪後初レースだった5000mで自己記録に迫る13分28秒43だったが、「練習がうまくいかなくて約1週間くらい前からハマった中で走れた」とベースアップは感じつつ「ラストスパートで負けた」と課題も見えた。 全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)の2区(区間11位)を走ったあと、マラソン練習は「1月に奄美大島で行い、2月上旬に福岡で河川敷を使って走り込んだ。40km走も「4、5回ほどこなした」という。 練習のベースアップも図っているが、「強くなるチャンス。(気持ち的に)ブレーキ感もないですし、楽しく臨めました」。 五輪入賞ランナーとして迎える初マラソンだが、気負いはない。会見では「しっかりタイムを狙いたい。最低限でも自己ベスト更新(2時間7分32秒)は絶対」と語ったが、「記録というのを求められることもあると思いますが、日本記録に今こだわっているわけでもありません。まずは今の自分の走りが出せればいいなと思っています」。 勝負の30km以降、「周囲の選手の息づかいやきつさを見て、チャンスがあれば自分でレースを作ってみてもいいのかなという気持ちもあります」と、再び世界と“勝負”する機会をうかがっている。 東京マラソンは9時10分にスタート。日本テレビ系全国ネットで朝9時から中継される。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.11.26

熊本信愛女学院高の元監督・山口和也さん死去 五輪1万m7位・川上優子さん、世界陸上マラソン4位・飛瀬貴子さんらを指導

熊本信愛女学院高(熊本)の元陸上競技部監督で、長年多くのランナーを育てた山口和也さんが11月23日、病気のため亡くなった。71歳。 1980年に同校に赴任した山口さん。当時の日本は、女子長距離の黎明期であったが、山口さん […]

NEWS 世界クロカンU20代表選考会エントリー確定 インターハイ&国スポV新妻遼己や本田桜二郎ら 女子は細見芽生、真柴愛里

2025.11.26

世界クロカンU20代表選考会エントリー確定 インターハイ&国スポV新妻遼己や本田桜二郎ら 女子は細見芽生、真柴愛里

日本陸連は11月26日、第46回世界クロスカントリー選手権(2026年1月10日/米国・タラハシー)の男女U20日本代表代表選考会(11月30日/京都)の確定エントリーリストを発表した。 男子は当初エントリーしていた24 […]

NEWS パリ五輪4×400mR金のウィルソンが地元のメリーランド大に進学決定

2025.11.26

パリ五輪4×400mR金のウィルソンが地元のメリーランド大に進学決定

男子短距離のQ.ウィルソン(米国)がメリーランド大へ入学することが発表された。 ウィルソンは2008年生まれの17歳。23年ごろから400mで頭角を現し、同年の米国室内選手権で優勝するなど注目を浴びた。今年6月には400 […]

NEWS 男子3000m障害・ジャガーが現役引退 リオ五輪銀、ロンドン世界陸上銅など活躍 「別れの時が来た」

2025.11.26

男子3000m障害・ジャガーが現役引退 リオ五輪銀、ロンドン世界陸上銅など活躍 「別れの時が来た」

2016年リオ五輪の男子3000m障害で銀メダルに輝いたE.ジャガー(米国)が引退を表明した。 ジャガーは35歳。ジュニア時代には中長距離でU20世界選手権1500m7位などの成績を収め、シニアでは3000m障害で世界的 […]

NEWS 第102回箱根駅伝を盛り上げよう!! サッポロ生ビール黒ラベル「箱根駅伝缶」が本日発売

2025.11.26

第102回箱根駅伝を盛り上げよう!! サッポロ生ビール黒ラベル「箱根駅伝缶」が本日発売

1987年から箱根駅伝に特別協賛しているサッポロビール株式会社は、大会を盛り上げるためにサッポロ生ビール黒ラベル「箱根駅伝缶」を第80回記念大会(2004年)より発売しているが、来る第102回大会バージョン(350mℓ缶 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top