HOME 国内、海外

2025.02.28

トラックの王チェプテゲイ「人生にはチャレンジが重要」トラックには「戻らない」/東京マラソン
トラックの王チェプテゲイ「人生にはチャレンジが重要」トラックには「戻らない」/東京マラソン

25年東京マラソンの会見に臨んだチェプテゲイ

◇東京マラソン2025(3月2日/東京都庁~東京駅前・行幸通り)

東京世界選手権代表選考会を兼ねたJMCシリーズG1の東京マラソンを2日後に控え、有力選手がプレスカンファレンスに登壇し、その後報道陣の取材に応じた。

5000mで12分35秒36、10000mは26分11秒00という世界記録を持ち、パリ五輪10000m金メダルを獲得しているジョシュア・チェプテゲイ(ウガンダ)が、自身2度目のマラソンに選んだのが東京だった。東京は21年五輪5000mで金メダルを手にしている「思い出の地」だと笑顔を見せる。

広告の下にコンテンツが続きます

初マラソンは23年12月のバレンシアだったが、まさに“試運転”とも言えるようなジョグ感覚で走って2時間8分59秒。2回目の今回が試金石となりそうで、自身も「まだ学習中で、マラソンでやっていけるかどうかの可能性、確率を確認したい。2時間4分台が出ればハッピー」と話す。

チェプテゲイは「将来を予言することはできませんが、トラックには戻らない」と明言した。その真意を聞いた。

「トラックでは素晴らしい経験をでき、素晴らしい瞬間に出会えました。まったく未練がないというわけではありませんが、もう長くやってきました。今が次のステップに進む転換期、良いタイミングです。人生の中で、新しいチャレンジをするとうのが重要なのです。自分に何ができるかということを模索し、証明していきたい」

チェプテゲイはワイルドカードで世界選手権の出場資格があるためマラソン代表にならなければ出場する可能性はあるが、それまでトラックレースには出場しないこととなりそうだ。

東京マラソンは9時10分にスタート。日本テレビ系全国ネットで朝9時から中継される。

◇東京マラソン2025(3月2日/東京都庁~東京駅前・行幸通り) 東京世界選手権代表選考会を兼ねたJMCシリーズG1の東京マラソンを2日後に控え、有力選手がプレスカンファレンスに登壇し、その後報道陣の取材に応じた。 5000mで12分35秒36、10000mは26分11秒00という世界記録を持ち、パリ五輪10000m金メダルを獲得しているジョシュア・チェプテゲイ(ウガンダ)が、自身2度目のマラソンに選んだのが東京だった。東京は21年五輪5000mで金メダルを手にしている「思い出の地」だと笑顔を見せる。 初マラソンは23年12月のバレンシアだったが、まさに“試運転”とも言えるようなジョグ感覚で走って2時間8分59秒。2回目の今回が試金石となりそうで、自身も「まだ学習中で、マラソンでやっていけるかどうかの可能性、確率を確認したい。2時間4分台が出ればハッピー」と話す。 チェプテゲイは「将来を予言することはできませんが、トラックには戻らない」と明言した。その真意を聞いた。 「トラックでは素晴らしい経験をでき、素晴らしい瞬間に出会えました。まったく未練がないというわけではありませんが、もう長くやってきました。今が次のステップに進む転換期、良いタイミングです。人生の中で、新しいチャレンジをするとうのが重要なのです。自分に何ができるかということを模索し、証明していきたい」 チェプテゲイはワイルドカードで世界選手権の出場資格があるためマラソン代表にならなければ出場する可能性はあるが、それまでトラックレースには出場しないこととなりそうだ。 東京マラソンは9時10分にスタート。日本テレビ系全国ネットで朝9時から中継される。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.05

ナイキから高いサポート性に優れたランニングシューズ「ナイキ ストラクチャー プラス」が登場!

ナイキは、快適さと楽しさを併せ持ったスタビリティシューズであるナイキ ストラクチャー プラスを発売することを発表した。 ナイキではロードランニングシューズをシンプルな3つのカテゴリー(ペガサス、ボメロ、ストラクチャー)に […]

NEWS パリ五輪競歩代表・濱西諒がサンベルクス退社 「再び日の丸を背負って戦うために」

2025.12.04

パリ五輪競歩代表・濱西諒がサンベルクス退社 「再び日の丸を背負って戦うために」

24年パリ五輪男子20km競歩代表の濱西諒が12月1日に自身のSNSを更新し、所属していたサンベルクスを11月末で退社したことを発表した。 濱西は大阪府出身で、履正社高から競歩に取り組み、国体優勝など早くから頭角を現した […]

NEWS 飯塚翔太がラオスで陸上競技指導 「飯塚翔太リレーカーニバル」も開催

2025.12.04

飯塚翔太がラオスで陸上競技指導 「飯塚翔太リレーカーニバル」も開催

東京世界選手権男子200m代表の飯塚翔大(ミズノ)が11月30日から12月3日まで、ラオスを訪問。4日にリモートで現地で行った活動について報告会見を行った。 飯塚はJICA(国際協力機構)が進める「スポーツを通じて世界平 […]

NEWS 世界クロカンU20日本代表が決定!新妻遼己、本田桜二郎、宇都宮桃奈ら男女各6名で世界に挑戦

2025.12.04

世界クロカンU20日本代表が決定!新妻遼己、本田桜二郎、宇都宮桃奈ら男女各6名で世界に挑戦

日本陸連は12月4日、米国・タラハシーで開催される世界クロスカントリー選手権(2026年1月10日)のU20日本代表を発表した。 11月30日の京都陸協記録会内で行われた選考会の上位選手を中心に選考され、男子は今季のイン […]

NEWS 世界陸連が走幅跳のルール変更を断念 「テイクオフゾーン」提案も選手からの反発強く

2025.12.04

世界陸連が走幅跳のルール変更を断念 「テイクオフゾーン」提案も選手からの反発強く

世界陸連(WA)が検討していた走幅跳のルール変更案について、選手からの反発などを受けて撤回されたことを英ガーディアン紙が報じた。 走幅跳では、20cmの踏み切り板とその先に10cmの粘土板が敷かれ、踏み切り板と粘土板の境 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top