2025.02.20
パリ五輪男子200m金メダリストのレツィレ・テボゴ(ボツワナ)が、洪水で冠水した道路に取り残された自動車と運転手を救出したとして、国内外から賞賛を浴びている。
アフリカ大陸の中央に位置するボツワナ。首都のハボローネは2月18日頃から大雨に見舞われ、市内を流れる川が相次いで氾濫し、住宅やインフラ設備が損壊され、道路も相次いで封鎖されている。
こうした状況のなか、19日に冠水した道路で複数の車が立ち往生。運転手が助けを求める場面に登場したのが、祖国に初の五輪金メダルをもたらしたテボゴだった。
トヨタのピックアップトラックに乗車したテボゴは、ウインチを使い立ち往生した自動車を次々と牽引して救出。その動画はボツワナ国内だけでなく、世界中に拡散されることになった。このテボゴの行動に世界陸連もSNSで反応し、「テボゴは競技場の中でも外でも国の英雄だ」と賞賛のコメントを送っている。
21歳のテボゴはパリ五輪200mで母国初となる金メダルを獲得して、100mでも6位入賞。4×400mリレーでもボツワナチームの一員として銀メダルを手にした。年末には世界陸連の年間最優秀選手にあたる「ワールド・アスリート・オブ・ザ・イヤー」にも選出されている。
【動画】トヨタのトラックに乗って自動車を救出するテボゴ
@tebogo_letsile_ Modimo a go okeletse https://t.co/K4tsRAAkS7 pic.twitter.com/Gi8lnlqkbU
— Toro (@toromotshoge) February 19, 2025
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