HOME 箱根駅伝

2025.01.03

“東大リレー”が実現!「感謝の気持ちでいっぱい」 関東学生連合8区・秋吉拓真と9区・古川大晃/箱根駅伝
“東大リレー”が実現!「感謝の気持ちでいっぱい」 関東学生連合8区・秋吉拓真と9区・古川大晃/箱根駅伝

25年箱根駅伝の関東学生連合チーム8区、9区で東大リレーが実現(8区秋吉拓真から9区古川大晃)

箱根駅伝2025 関東学生連合の総合成績をチェック!

総合16位相当 11時間6分53秒
往路18位相当 5時間33分05秒 復路17位相当 5時間33分48秒
1区 片川祐大(亜細亜大4年) 1時間2分56秒 区間16位相当
2区 森川蒼太(流経大4年) 1時間8分58秒 区間21位相当
3区 小山洋生(筑波大3年) 1時間2分55秒 区間11位相当
4区 溝上稜斗(明大4年) 1時間3分54秒 区間16位相当
5区 佐藤我駆人(駿河台大1年) 1時間14分22秒 区間19位相当
6区 横田星那(国士大3年) 59分38秒 区間16位相当
7位 栗原舜(明治学大4年) 1時間4分36秒 区間16位相当
8区 秋吉拓真(東大3年) 1時間4分45秒 区間7位相当
9区 古川大晃(東大院D4年) 1時間11分52秒 区間18位相当
10区 福本陽樹(武蔵野学大4年) 1時間12分57秒 区間19位相当

◇第101回箱根駅伝(東京・大手町~神奈川・箱根町往復/10区間217.1km) 箱根駅伝が2日間にわたって行われ、青学大が10時間41分19秒の大会新で2年連続8度目の総合優勝を果たした。2年ぶりに結成された関東学生連合は総合16位相当だった。 8区と9区では秋吉拓真(東大4)と古川大晃(東大院D4)による“東大リレー”が実現した。 まずは8区の秋吉だ。「区間新記録を狙うペースでしっかり攻めていこうというプランでした」と6.7kmにある茅ヶ崎のポイントを区間全体でトップのタイムで通過。後半に遊行寺坂が控えていることは承知の上だった。 その後はペースを落とし、最終的には1時間4分45秒の区間7位相当。それでも、「やりたいことはできました。後は自分の力不足だった部分だと思います。今できる一番の走りはできたので、そこに関しては満足しています」と初めての箱根を悔いなく走り切った。 入学当初からの目標だった箱根出場をかなえ、「関東インカレであったり、日本インカレといった舞台でもしっかりと勝負をして、大学生の中でもトップランナーって言われるような選手になりたいと思っています」。今後の抱負を語っていた。 その秋吉から「頼みました!」と言われ、タスキを受け取った古川は29歳。高校時代は箱根駅伝常連校の誘いもあったが、熊本大、九大院を経て、25歳の時に東大院に進んでいる。1、2年時は連合チームに選出されるも補欠止まり。前回は第100回記念大会で出場枠が増えたことで、連合チームが編成されなかった。 在学4年目にして迎えた念願の舞台。しかし、15km付近から左脚に力が入らなくなり、1時間11分52秒の区間18位相当と苦しい走りとなった。それでも古川の表情は充実感に満ちている。 「チームに貢献できなかったことは悔しいです。ただ、秋吉とタスキをつなげたことだったり、たくさんの人が遠方から一世一代の応援をしてくれて、晴れやかで清々しい気持ちと感謝の気持ちでいっぱいです」 秋吉と古川は普段から練習を共にする間柄だ。「古川さんは目標となる先輩でしたし、一緒に練習していて、切磋琢磨するチームメイトとしても自分にとって大切な存在でした」と秋吉。古川は秋吉自身が成長するために欠かせない存在だった。 古川は4月からは京都工芸繊維大の博士研究員になる予定。「世界最強のPHDランナーを目指したい」と走ることはこれからも続けていく。 文/馬場 遼

箱根駅伝2025 関東学生連合の総合成績をチェック!

総合16位相当 11時間6分53秒 往路18位相当 5時間33分05秒 復路17位相当 5時間33分48秒 1区 片川祐大(亜細亜大4年) 1時間2分56秒 区間16位相当 2区 森川蒼太(流経大4年) 1時間8分58秒 区間21位相当 3区 小山洋生(筑波大3年) 1時間2分55秒 区間11位相当 4区 溝上稜斗(明大4年) 1時間3分54秒 区間16位相当 5区 佐藤我駆人(駿河台大1年) 1時間14分22秒 区間19位相当 6区 横田星那(国士大3年) 59分38秒 区間16位相当 7位 栗原舜(明治学大4年) 1時間4分36秒 区間16位相当 8区 秋吉拓真(東大3年) 1時間4分45秒 区間7位相当 9区 古川大晃(東大院D4年) 1時間11分52秒 区間18位相当 10区 福本陽樹(武蔵野学大4年) 1時間12分57秒 区間19位相当

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

PR

2025.02.17

日本郵政グループ女子陸上部 「駅伝日本一」へのチームづくりとコンディショニング

昨年11月の第44回全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝in宮城)で、4年ぶりの優勝を飾った日本郵政グループ女子陸上部。2014年に創部し、翌15年から10回連続出場の節目に、4度目の「駅伝日本一」に輝いた。優勝候補 […]

NEWS 最後の箱根路/大東大・駅伝主将の西代雄豪 「仲間がいたから成長できた」 本戦復帰から2年連続4区出走

2025.02.17

最後の箱根路/大東大・駅伝主将の西代雄豪 「仲間がいたから成長できた」 本戦復帰から2年連続4区出走

「一番下のレベル」から成長 大学1年の11月に5000mで初めて14分台をマークし、2年春に真名子圭監督が就任するとAチームへと引き上げられる。箱根駅伝予選会ではチーム6番手の71位で、4年ぶりとなる本大会出場に貢献する […]

NEWS 最後の箱根路/青学大・鶴川正也 待望の舞台で初のアクシデントも「たった1回でも走れて良かった」

2025.02.17

最後の箱根路/青学大・鶴川正也 待望の舞台で初のアクシデントも「たった1回でも走れて良かった」

最終学年で「チームのエース」に 熊本・九州学院高3年時に全国高校駅伝1区(10km)で区間賞を獲得し、大きな期待を寄せられて、青学大へ進んだ鶴川。自身も「1年目から強さを出して、大活躍してやろうと思っていた」と意欲を持っ […]

NEWS 東京世界陸上ボランティアに8200人超が応募!採用人数増員し3400人に

2025.02.17

東京世界陸上ボランティアに8200人超が応募!採用人数増員し3400人に

東京世界陸上財団は2月17日、第22回理事会を行い、ボランティアの活動人数について発表された。 11月1日から12月17日までの期間で募集し、当初想定していた募集人数3000人程度を大きく上回る8,276人の応募があった […]

NEWS 【プレゼント】ハーツ&ハーツクリニックの「お出かけネックウォーマー」/2025年3月号

2025.02.17

【プレゼント】ハーツ&ハーツクリニックの「お出かけネックウォーマー」/2025年3月号

ビッグイベントでマラソンの男女トップランナーがネックレスを愛用し、さらに年末年始のビッグ駅伝でも多くの選手が使用して注目を集めたハーツ製品。 その中でタウンユースはもちろん、トレーニング時にも温かくて寒さ予防に最適な「お […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年3月号 (2月14日発売)

2025年3月号 (2月14日発売)

別府大分毎日マラソン
落合 晃×久保 凛
太田智樹、葛西潤
追跡箱根駅伝&高校駅伝

page top