2025.01.03
◇第101回箱根駅伝(東京・大手町~神奈川・箱根町往復/10区間217.1km)
箱根駅伝が2日間にわたって行われ、青学大が2年連続の総合優勝を果たした。通算8度目の優勝を果たした“常勝軍団”を築き上げた原晋監督は熱弁をふるった。
「会いたいね大作戦」は大成功。言うことなし。300%でしょう。(選手選考は)経験者かどうか。練習が継続できているかどうか。そういうところを見てきた。箱根駅伝は山上り、山下りを持っていれば優勝争い、シード争いに有利になる。タイム差が広がりやすいですし、そこを攻略しなければ勝てない。(5、6区区間新の2人は)ずっといてほしい(笑)。
胴上げ8回は、奥さんと比較して上がっていなかった。まだ太いな。気分的に上がっているように見えても6回くらいで、そろそろやめようという雰囲気でした(笑)。学生に胴上げしてもらえるなんて、もう最高ですよ。これほど幸せなことはない。それだけ、いろいろ夫婦で犠牲にして箱根駅伝に人生をかけて戦っている。
これまで奥さんをゴールに入れたことはない。でも、裏方で頑張っている人間が表現されるという流れを作らないと。私がやると叩かれてもいい。一番に道を作ることで、各大学の二人三脚でやっている人が称賛される社会を作りたい。
(前に)4連覇したあと、5連覇、6連覇できたはず。それほど欲がないんですよ、実は。その後は勝ったら負け、が続いた。でも、今年は勝てる布陣だった。今年勝たなければ、原メソッドを変えないと戦えないと思っていましたが、こういう結果になったのは、メソッドを確立できているから。
5連覇目なんて勝たないといけなかった。勝たないといけない、が3回あった。他にも勝てるチームはあるはず。でも勝てない。確実に勝つことの難しさであり、それができればチームの自信に変わる。今年、取りこぼしせずに勝てたのは、青学大の強さを示せた。
(総合優勝8回は駒大に並んだが)数字遊びはしたくない。毎年、選手が入れ替わる学生スポーツで、確実に選手を伸ばせるメソッドがある。トラックの記録を伸ばして、箱根駅伝も勝てている。高校の人材を確実に伸ばせる仕掛けがあります。
復路はピクニック気分にならなかった。ある一線を越えると人間はあきらめる。だから大差をつけるピクニックランをしたかった。駒大の佐藤圭汰君のところで普通ならピクニックだったのが、彼はゲームチェンジャーだった。1分40秒近くで行ったり、来たりした。やばいなと思ったのですが、10区に渡った時には勝てると思いました。3区に佐藤君がいれば往路優勝できなかったかもしれない。それも駅伝のあやというもの。駒大、早大、中大、國學院大は来年、強い。メソッド対決になってくる。
ここ数年は学生が主体でミーティングをやっていた。自律したチームになっている。寮が新しくなって、食事を提供できるようになった。食事の充実がある。温水、冷水のお風呂もある。フィジカルトレーニングも見守ってくれて、トレーナーも出入りしている。故障させない仕組みを作っている。
大学の指導者は結果を出さないとクビになる。本当に厳しい。みんな一生懸命です。朝5時に起きて、夜遅くまで指導している。夏合宿もずっと同行している。真剣にやっています。だからこそ選手と心が通じるし、卒業してからも一緒にやろうとなる。それでも、陸連は視察に来たことはない。みんな真剣に箱根駅伝に挑戦している。
私は58歳になる。いつまで現場責任者をやらせるんですか、と。組織として成長させるメソッドでやっている。原がいるから強い、いなくなったら弱くなるという組織にはしたくなかった。来年、再来年というのではないですが、近い将来バトンタッチは来る。普通なら定年が近い。じょうずにね。伊藤雅一コーチも入ってやってくれている。そろそろOBが引退する頃に差し掛かっている。上手に引き継ぎしつつ強化も止めずにやっていく時期に来ています。
まぁ、来年は2度目の3冠、3連覇を狙います。チャンスがあるのは私たちだけ。布陣は今年より落ちるけど、狙えなくはない。頑張っていきたい。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.08.29
千明龍之佑が8月末でGMOインタネットグループ退部 「3年間は貴重な経験」
2025.08.29
編集部コラム「8月も終わり」
-
2025.08.29
-
2025.08.29
2025.08.27
アディダス アディゼロから2025年秋冬新色コレクションが登場!9月1日より順次販売
-
2025.08.24
-
2025.08.25
-
2025.08.25
2025.08.16
100mH・福部真子12秒73!!ついに東京世界選手権参加標準を突破/福井ナイトゲームズ
-
2025.08.27
-
2025.08.19
-
2025.08.24
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.08.29
千明龍之佑が8月末でGMOインタネットグループ退部 「3年間は貴重な経験」
8月29日、GMOインターネットグループは8月31日付で所属する千明龍之佑が退部することをSNSで発表した。 千明は2000年生まれの25歳。群馬・東農大二高時代は、高3のインターハイ、国体の5000mでいずれも8位入賞 […]
2025.08.29
編集部コラム「8月も終わり」
毎週金曜日更新!? ★月陸編集部★ 攻め(?)のアンダーハンド リレーコラム🔥 毎週金曜日(できる限り!)、月刊陸上競技の編集部員がコラムをアップ! 陸上界への熱い想い、日頃抱いている独り言、取材の裏話、どーでもいいこと […]
2025.08.29
【プレイバック世界陸上】―22年オレゴン―“鳥人”デュプランティスが世界新で初V やり投・北口榛花が銅メダルの大偉業 男子20km競歩は金銀
今年9月、陸上の世界選手権(世界陸上)が34年ぶりに東京・国立競技場で開催される。今回で20回目の節目を迎える世界陸上。日本で開催されるのは1991年の東京、2007年の大阪を含めて3回目で、これは同一国で最多だ。 これ […]
2025.08.29
U20東アジア選手権日本代表が発表!清水空跳、西岡尚輝、古賀ジェレミーらホープたち選出、香港で躍動なるか
日本陸連は8月29日、9月27日~28日に行われるU20東アジア選手権の日本代表選手男子17名、女子15名を発表した。 男子100mには今年の広島インターハイを10秒00の高校新で制した清水空跳(星稜高2石川)と、昨年の […]
Latest Issue
最新号

2025年9月号 (8月12日発売)
衝撃の5日間
広島インターハイ特集!
桐生祥秀 9秒99