◇全国高校駅伝・女子(12月22日/京都・京都市たけびしスタジアム京都発着:5区間21.0975km)
全国高校駅伝の女子が行われ、長野東が1時間7分27秒で2年ぶり2度目の優勝を果たした。
女子800mで歴史を切り開いた久保凛(東大阪大敬愛2)が、圧巻の都大路デビューを飾った。今年7月に1分59秒93の日本記録を出し、日本選手権も制している久保。チームが初出場した昨年は直前に盲腸で出走できなかったため、今回が初出走だった。
2区に入った久保はトップの長野東から53秒差の21位で駆け出す。「1区の長谷川結都(1年)が流れを作ってくれたので、前を追うだけでした」。1人、また1人と抜いていく。「どれだけ前を抜かせるか」。同じく高校時代から高校生の枠を超えた活躍を見せていた小林祐梨子(須磨学園・兵庫)が持つ日本人区間最高記録(12分35秒)を見据え時計も何度か確認したというが、「それよりもとりあえず前の人を抜くことだけ考えました」。
大阪府大会、近畿大会で1区(6km)を務め、3000mで8分台を出しているだけに距離に対する「不安はなかった」。最終的には日本人区間歴代11位にランクインする12分47秒の区間賞。5位まで順位を上げる16人抜きだった。
初の都大路は「全国大会の駅伝は沿道の応援も数え切れないくらいいただいて幸せでした」。久保の流れを引き継いだ東大阪大敬愛は6位初入賞。前回初出場時は35位だっただけに、大幅上昇に野口雅嗣監督は「トラックの敬愛が素晴らしい駅伝をしてくれました」と継走を称える。
久保は「一番でタスキを渡すのが目標でしたが、入賞圏内までつなげたのは良かったです」と笑顔で振り返り、「タイムは届かず悔しいですが、区間賞を取れたので良かった。チームでつなぐのはすごく楽しい。来年はもっと高い順位を目指すことができる」と、さらなる上位入賞、優勝を見据えていく。
年が明ければ、東京世界選手権イヤー。久保は800mでの出場を狙っている。「持久的な部分も800mに生かせると思います」。ロード向けの調整はこの日まで。来年は3月までにも海外レースを含めて見据え、目指す「日の丸」のために2025年も突っ走る。
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