2024.12.01
◇福岡国際マラソン2024(12月1日/福岡市・平和台陸上競技場発着)
福岡国際マラソンが行われ、吉田祐也(GMOインターネットグループ)が日本歴代3位の2時間5分16秒(速報値)で4年ぶり2度目の優勝を飾った。
2位に続いたのは西山雄介(トヨタ自動車)で、自己2番目の2時間6分54秒をマークした。
序盤から1km2分58秒ペースで進む先頭集団でレースを進め、中間点を1時間2分57秒で通過。そこから、ペースメーカーとともに前に抜け出しかけるなど積極的な走りを見せたが、27kmで吉田祐也(GMOインターネットグループ)、タデッセ・ゲタホン(イスラエル)との優勝争いから後退する。
それでも、ペースダウンを最小限に抑え、昨年3月の東京で出した2時間6分31秒に次ぐセカンドベストにまとめた。
三重・伊賀白鳳高、駒大出身の30歳。学生時代からロードで結果を残し、トヨタ自動車入社5年目で臨んだ初マラソン(2022年別府大分毎日)で当時初マラソン日本歴代2位の2時間7分47秒をマーク。同年のブダペスト世界選手権では同大会日本人最速の2時間8分35秒で日本人最上位の13位と健闘した。
だが、パリ五輪は昨年10月のマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)では46位。MGCファイナルチャレンジの東京は自己新を出して日本人トップの9位に入ったものの、派遣設定記録(2時間5分50秒)を突破できずに代表入りを逃した。
その悔しさを払拭するべく臨んだ舞台。2大会ぶりの世界選手権代表入りは簡単な状況ではないが、その力を示し、確かな一歩を刻んだ。
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