2024.11.17
中国高校駅伝は11月17日、岡山県の井原運動公園陸上競技場発着コースで行われ、男子(7区間42.195km)は、倉敷(岡山)が2時間8分10秒で9大会連続20回目のV、女子(5区間21.0975km)は銀河学院(広島)が1時間10分14秒で2大会連続2回目の優勝を果たした。
昨年の全国2位だった倉敷は県大会から走順を変えて臨んだ。1区を3位で中継すると、2区の北村蓮(1年)が8分43秒の区間賞で首位に立つ。3区で一度は首位を奪われるも、続く首藤海翔(2年)が24分42秒で再びトップへ。さらにタスキを受けた加藤璃久(3年)が8分21秒で区間2位ながら区間新記録を立てて後続との差を広げた。アンカーの1年生・山下陽音も15分18秒の区間賞で締めた。
広島県大会2位の西条農(広島)が2位で9年ぶり9回目の都大路。1区こそ11位でスタートするも、2区・曽我優皇(3年)が区間2位で7位に浮上すると、その後は徐々に順位を上げ、6区の南智樹(2年)で2位へ。最後は追いすがる世羅(広島)を9秒差で抑え、2時間10分35秒で地区代表をつかんだ。
女子のレースは広島県勢が上位争いを演じる。県大会Vの銀河学院(広島)は1区に岩村莉奈(1年)、5区に細見芽生(3年)を配置。岩村が1位と9秒差の2位でつなぐと、2区では広島工大と同タイムの2位でつなぐ。3区で世羅に首位を譲るも、最終5区の細見がチームただ1人の区間賞で逆転し、1時間10分14秒で都大路へ弾みをつけた。
県大会2位の世羅が2位に食い込んで地区代表枠をつかんだ。1区では髙本依真(3年)が首位発進を見せると、3区のローズ・ワングイ(3年)が区間新記録となる8分54秒をマーク。17秒差の接戦に敗れたが、19年連続の都大路を決めた。途中、トップに立つなど見せ場を作った広島工大が1時間11分44秒で3位だった。
全国大会は12月22日、京都市のたけびしスタジアム京都を発着点に行われる。なお、通例の都道府県代表のほかに、今年から男女ともに地区代表が出場する。
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.04.30
【連載】上田誠仁コラム雲外蒼天/第56回「昭和100年とスポーツ用具の進化」
-
2025.04.30
-
2025.04.30
-
2025.04.30
-
2025.04.30
-
2025.04.30
2025.04.29
100mH田中佑美が予選トップ通過も決勝棄権「故障ではない」昨年の結婚も明かす/織田記念
-
2025.04.28
-
2025.04.26
2025.04.12
3位の吉居大和は涙「想像していなかったくらい悔しい」/日本選手権10000m
-
2025.04.01
-
2025.04.12
-
2025.04.12
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.04.30
【連載】上田誠仁コラム雲外蒼天/第56回「昭和100年とスポーツ用具の進化」
山梨学大の上田誠仁顧問の月陸Online特別連載コラム。これまでの経験や感じたこと、想いなど、心のままに綴っていただきます! 第56回「昭和100年とスポーツ用具の進化」 昨年は記念大会となる第100回箱根駅伝が開催され […]
2025.04.30
【高校生FOCUS】男子競歩・山田大智(西脇工高)インターハイで昨夏の雪辱誓う 高校記録更新にも挑戦
FOCUS! 高校生INTERVIEW 山田大智 Yamada Daichi 西脇工高3兵庫 2025年シーズンが本格的に始まり、高校陸上界では記録会、競技会が次々と開かれています。その中で好記録も生まれており、男子50 […]
2025.04.30
5.3静岡国際、パリ五輪代表の坂井隆一郎、200m世界陸上標準突破の水久保漱至らが欠場
5月3日に行われる静岡国際のエントリーリストが更新され、現時点で欠場届を提出した選手が判明した。 男子100mはパリ五輪代表の坂井隆一郎(大阪ガス)が欠場。坂井は4月13日の出雲陸上で脚を痛め、29日の織田記念の出場も見 […]
2025.04.30
26年ブダペスト開催の「世界陸上アルティメット選手権」やり投・北口榛花が出場権獲得
世界陸連(WA)は4月29日、2026年に新設する「世界陸上アルティメット選手権」の大会500日前を受け、昨年のパリ五輪の金メダリストに出場資格を与えることを発表した。女子やり投で金メダルを獲得した北口榛花(JAL)も含 […]
Latest Issue
最新号

2025年4月号 (3月14日発売)
東京世界選手権シーズン開幕特集
Re:Tokyo25―東京世界陸上への道―
北口榛花(JAL)
三浦龍司(SUBARU)
赤松諒一×真野友博
豊田 兼(トヨタ自動車)×高野大樹コーチ
Revenge
泉谷駿介(住友電工)