2024.11.07
全国高校駅伝の出場権を懸けた東北高校駅伝は11月7日、岩手県花巻市のイーハトーブ花巻ハーフマラソンコースで行われ、男女ともに仙台育英(宮城)が優勝を果たした。男子(7区間42.195km)は2時間6分25秒で6連覇、女子(5区間21.0975km)は1時間10分16秒で4年ぶりのV。また、県大会1位校を除いた最上位校に与えられる全国大会の地区代表は、男女ともに東北(宮城)がつかみ取った。
男子の仙台育英は、宮城県大会から4人を入れ替えて臨んだ。1区(10km)の菅野元太(2年)が29分57秒で首位発進。3区で2位に後退したが、4区(8.0875km)の鈴木大翔(2年)が24分39秒の区間賞で、再びトップに立つと、5区(3km)の森尻悠翔(3年)が8分35秒で後続を突き放した。
続いて2時間7分19秒で2位に入ったのが宮城県大会2位の東北。先頭と55秒差で中継所を飛び出した3区(8.1075km)の前川竜之将(3年)が区間2位ながら、23分13秒の好タイムでトップに躍り出た。4区で仙台育英に首位を譲ったものの、その後は2位をキープし、9年ぶり28回目となる全国大会出場を決めた。
女子の仙台育英は県大会からメンバーを総替えして出場。1区こそ先頭から49秒差の3位発進だったが、2区(4.0975km)の橘のん(1年)が13分31秒の区間賞で2位に進出する。続く、3区(3km)のミリアム・ジェリ(1年)が9分25秒の区間新で首位に浮上。4区(3km)の橘山煌良(2年)は9分34秒の区間タイ記録でさらに差を広げると、5区(5km)の栗原優奈(2年)も17分03秒の区間賞で締めくくり、1時間10分16秒で4年ぶりの優勝を果たした。
昨年まで2連覇の青森山田(青森1位)は1時間11分17秒で2位。3区のルーシー・ドゥータ(3年)が9分25秒と仙台育英・ミリアムと同タイムで駆け抜けた。
3位は1時間13分01秒で宮城2位の東北が入った。1区(6km)を務めたルーキーの男乕結衣が19分54秒で宮城県大会に続いて区間賞発進すると、3区で3位に後退したが、そのままの順位をキープ。21年ぶり2回目の都大路切符を手にした。東北は男女一緒で全国大会に出場するのは初めてとなる。
全国大会は12月22日、京都市のたけびしスタジアム京都を発着点に行われる。なお、通例の都道府県代表のほかに、今年から男女ともに地区代表が出場する。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
-
2025.12.10
-
2025.12.07
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.12.10
【箱根駅伝エントリー】登録選手336人が決定 最多出身高は13年ぶりの駅伝名門校! 都道府県別では埼玉が2年連続トップ
第102回箱根駅伝のチームエントリーが12月10日に行われ、今回も1チーム16人、21チーム計336人が選手登録された。 登録選手を出身高校別に見ると、佐久長聖高(長野)が13人で最多となった。続いて、洛南高(京都)が1 […]
2025.12.10
前回6位の城西大・櫛部静二監督「アッと驚く試合を」 20年連続シード東洋大・酒井俊幸監督「誰が出ても粘りながら」/箱根駅伝
第102回箱根駅伝の記者発表会が12月10日、都内で行われ、出場校の監督が意気込みを語った。 前回6位の城西大は16人のエントリーの半数を4年生が占めた。櫛部静二監督は「ここ数年、この4年生の力によって、城西大としては上 […]
2025.12.10
15年ぶりVへ!早大・花田勝彦監督「往路優勝のオーダーを」山口智規主将を「胴上げしたい」/箱根駅伝
第102回箱根駅伝の記者発表会が12月10日、都内で行われ、出場校の監督が意気込みを語った。 前回4位の早大は「5強」の一角として、15年ぶり優勝をしっかりと視界に捉える。 就任4年目を迎えた花田勝彦駅伝監督は、今年度で […]
2025.12.10
99回目出場の中大・藤原監督「いい顔でスタートを」4年生が優勝へ執念「勝たせてやりたい」/箱根駅伝
第102回箱根駅伝の記者発表会が12月10日、都内で行われ、出場校の監督が意気込みを語った。 全日本大学駅伝で2位を占めた中大は、前回5位からの躍進を期す。藤原正和監督は「いいチームができました」と胸を張って語る。 1年 […]
Latest Issue
最新号
2025年12月号 (11月14日発売)
EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選
Follow-up Tokyo 2025