HOME 国内

2024.06.22

日本記録保持者・山﨑有紀「1種目ごとに切り替えられた」ヘンプヒル恵、大玉華鈴の“3強”が巻き返しへ/日本選手権混成
日本記録保持者・山﨑有紀「1種目ごとに切り替えられた」ヘンプヒル恵、大玉華鈴の“3強”が巻き返しへ/日本選手権混成

山﨑有紀、ヘンプヒル恵、大玉華鈴の3人(24年日本選手権混成の七種競技)

◇第108回日本選手権・混成競技(6月22、23日/岐阜メモリアルセンター長良川競技場)1日目

パリ五輪代表選考会を兼ねた日本選手権・混成競技の初日が行われ、女子七種競技は熱田心(岡山陸協)が3338点を獲得してトップで折り返した。

広告の下にコンテンツが続きます

5975点の日本記録を持ち、5度の優勝を誇る山﨑有紀(スズキ)は3286点で4位。「もうちょっと記録が出たなという種目もあって悔やまれます」と振り返るも、向かい風1.6mだった4種目めの200mは25秒30で、「(風に)立ち向かう自分らしい走りが少しはできたかな」と笑みを浮かべる。

100mハードルは14秒35(-1.4)と苦しいスタートとなったが、「1種目ずつ切り替えられました」。走高跳は1m63にとどまるも、得意の砲丸投は13m00で全体トップだった。

2日目に向けて「最後まで何が起こるかわからないのが混成競技。自己ベストと優勝を目指して、(予報される)雨にも負けず、自分らしく楽しみたい」と力を込めた。

3298点で2位の折り返しだったのが大玉華鈴(日体大SMG横浜)。「得意の1日目は最低でもトップでと思っていましたが…」と悔しがる。2月に左ハムストリングスを痛めた影響で「初めての肉離れで不安もありました」。それでも、「それなりに練習を積めてきました。天候は心配ですが挽回していきたい」と初優勝へ照準を絞る。

広告の下にコンテンツが続きます

2年ぶりに出場となったヘンプヒル恵(アトレ)は3295点で3位。「七種競技をやっているなという感じ」と点数には苦笑い。「自分のパフォーマンスを出すというところを目標にしていたので、そこにズレがあるのは悔しい」と言い、2日目に向けて「走幅跳は6m、やり投は45m、800mは練習してきたので気持ちで行きます。切り替えて集中したい」と2年ぶり5度目のVへ逆転を誓う。

◇第108回日本選手権・混成競技(6月22、23日/岐阜メモリアルセンター長良川競技場)1日目 パリ五輪代表選考会を兼ねた日本選手権・混成競技の初日が行われ、女子七種競技は熱田心(岡山陸協)が3338点を獲得してトップで折り返した。 5975点の日本記録を持ち、5度の優勝を誇る山﨑有紀(スズキ)は3286点で4位。「もうちょっと記録が出たなという種目もあって悔やまれます」と振り返るも、向かい風1.6mだった4種目めの200mは25秒30で、「(風に)立ち向かう自分らしい走りが少しはできたかな」と笑みを浮かべる。 100mハードルは14秒35(-1.4)と苦しいスタートとなったが、「1種目ずつ切り替えられました」。走高跳は1m63にとどまるも、得意の砲丸投は13m00で全体トップだった。 2日目に向けて「最後まで何が起こるかわからないのが混成競技。自己ベストと優勝を目指して、(予報される)雨にも負けず、自分らしく楽しみたい」と力を込めた。 3298点で2位の折り返しだったのが大玉華鈴(日体大SMG横浜)。「得意の1日目は最低でもトップでと思っていましたが…」と悔しがる。2月に左ハムストリングスを痛めた影響で「初めての肉離れで不安もありました」。それでも、「それなりに練習を積めてきました。天候は心配ですが挽回していきたい」と初優勝へ照準を絞る。 2年ぶりに出場となったヘンプヒル恵(アトレ)は3295点で3位。「七種競技をやっているなという感じ」と点数には苦笑い。「自分のパフォーマンスを出すというところを目標にしていたので、そこにズレがあるのは悔しい」と言い、2日目に向けて「走幅跳は6m、やり投は45m、800mは練習してきたので気持ちで行きます。切り替えて集中したい」と2年ぶり5度目のVへ逆転を誓う。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.23

箱根駅伝Stories/3度目の山で伝説を作る早大・工藤慎作 スピードに磨き「ストロングポイントとして活躍を」

新春の風物詩・第102回箱根駅伝に挑む選手やチームを取り上げる「箱根駅伝Stories」。学生三大駅伝最終決戦に向かうそれぞれの歩みや思いを紹介する。 中学では当初卓球部を希望 「いよいよ始まるなっていうところで、純粋に […]

NEWS 箱根駅伝Stories/東京国際大・大村良紀「10区で展開を作っていく走りを」 集大成の舞台で全力を出し切る

2025.12.23

箱根駅伝Stories/東京国際大・大村良紀「10区で展開を作っていく走りを」 集大成の舞台で全力を出し切る

新春の風物詩・第102回箱根駅伝に挑む選手やチームを取り上げる「箱根駅伝Stories」。学生三大駅伝最終決戦に向かうそれぞれの歩みや思いを紹介する。 競技を続けるきっかけは消去法 「大村良紀=10区」、という構図ができ […]

NEWS 箱根駅伝Stories/自信と屈辱を経てたくましく成長した中大・岡田開成 「自分がゲームチェンジャーになろう」

2025.12.23

箱根駅伝Stories/自信と屈辱を経てたくましく成長した中大・岡田開成 「自分がゲームチェンジャーになろう」

新春の風物詩・第102回箱根駅伝に挑む選手やチームを取り上げる「箱根駅伝Stories」。学生三大駅伝最終決戦に向かうそれぞれの歩みや思いを紹介する。 武者修行で変わった“基準” 中大・岡田開成(2年)にとって第101回 […]

NEWS ニューイヤー駅伝「クマ対応」発表 桐生市内一部エリアに出没例 該当区間の中止も

2025.12.23

ニューイヤー駅伝「クマ対応」発表 桐生市内一部エリアに出没例 該当区間の中止も

一般社団法人日本実業団陸上競技連合は12月23日、第70回全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)の「クマ対応」について発表した。 同大会は群馬県庁スタート・フィニッシュで、前橋市、高崎市、伊勢崎氏、太田市、桐生市をめぐ […]

NEWS 短距離の竹田一平がスズキを退社「一生の宝物」今後も競技継続 中大2年時にU20代表

2025.12.23

短距離の竹田一平がスズキを退社「一生の宝物」今後も競技継続 中大2年時にU20代表

スズキは12月末をもって男子短距離の竹田一平が退社・退団すると発表した。 竹田は埼玉県出身の28歳。不動岡高時代は走幅跳や三段跳をメインにしていたが、中大から本格的にスプリントへ。大学2年だった2016年には10秒27を […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2026年1月号 (12月12日発売)

2026年1月号 (12月12日発売)

箱根駅伝観戦ガイド&全国高校駅伝総展望
大迫傑がマラソン日本新
箱根駅伝「5強」主将インタビュー
クイーンズ駅伝/福岡国際マラソン
〔新旧男子100m高校記録保持者〕桐生祥秀×清水空跳

page top