アジア投てき選手権の初日が6月14日、韓国・木浦で行われ、男子ハンマー投の福田翔大(住友電工)が73m91の自己新記録で銀メダルを獲得。日本歴代の順位は変わらず4位だが、日本人4人目の74mまであと9cmと迫った。
社会人ルーキーの福田は昨年のこの大会で優勝し、連覇を目指しての出場。1回目は71m30と伸び悩んだが、2回目に73m91と自己記録を91cm更新すると、3回目にも72m98と好記録を並べる。後半は記録を伸ばせず、最終投てきでは74m01を放った王琦(中国)に逆転を許したものの、世界陸連(WA)の大会カテゴリー「C」に分類される大会で結果を残した。
高校時代から全国のトップで活躍し、日大では前日本記録保持者・室伏重信氏のアドバイスを受けて才能を花開かせた。昨年は日本選手権で2年ぶり2度目の優勝を飾り、アジア選手権では銅メダルを獲得。今季は5月の静岡国際で73m00を投げて優勝するなど、安定感も出てきており、日本の第一人者としての地位を固めつつある。
今大会では優勝こそ逃したが、パリ五輪に向けて貴重なポイントを獲得。6月末の日本選手権でさらに記録を伸ばして優勝できれば、五輪出場の可能性も広がってくる。
また、同種目には柏村亮太(ヤマダホールディングス)も出場し、71m76で3位。女子円盤投では郡菜々佳(サトウ食品新潟アルビレックスRC)が55m33の2位、齋藤真希(東海大院)が54m73で3位に入った。
2日目には男女のやり投が行われる。
【動画】福田翔大の自己新スローをチェック!
男子ハンマー投日本歴代10傑
84.86 室伏広治(ミズノ) 2003. 6.29 75.96 室伏重信(中京大教) 1984. 7.15 74.08 土井宏昭(ファイテン) 2007. 6.16 73.91 福田翔大(住友電工) 2024. 6.14 72.92 柏村亮太(ヤマダホールディングス) 2023. 5. 3 72.47 海老原亘(三英社) 2000. 6.25 72.43 野口裕史(群馬綜合ガードシステム) 2013.10. 7 71.39 中川達斗(九州共立大M2) 2022. 9. 9 71.34 古旗崇裕(BUAC) 2022. 6.10 71.22 墨訓煕(小林クリエイト) 2022. 7.17
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