2024.05.19
◇第66回東日本実業団選手権(5月18日~19日/埼玉・熊谷スポーツ文化公園陸上競技場)
東日本実業団選手権の1日目が行われ、男子5000m競歩で濱西諒(サンベルクス)が18分16秒97の日本新記録をマークした。従来の記録は池田向希(旭化成)が東洋大4年だった2020年に作った18分20秒14で、それを4年ぶりに3秒余り更新。パリ五輪20km代表に内定しており、夏の大舞台に向けて弾みをつけた。
男子100mはデーデー・ブルーノ(セイコー)が1.5mの向かい風をついて10秒32で快勝。1週間前の木南記念でも予選で3年ぶり自己新の10秒18(+1.3)、決勝も10秒20(+0.2)で優勝した坂井隆一郎(大阪ガス)に0.02秒差の2位と、3年前の東京五輪4×100mリレー代表が復調を果たしている。
男子100mには桐生祥秀(日本生命)も出場したが、予選を10秒50(-0.4)で通過したあと、準決勝は棄権した。
タイムレースで行われた男子1500mは、最終5組がハイレベル。1着のアレックス・キプチルチル(コモディイイダ)が3分40秒18、2着の才記壮人(富士山の銘水)が3分40秒87、3着の飯島陸斗(阿見AC)が3分41秒34といずれも大会新記録をマークし、総合でも1~3位を占めた。
同じくタイムレースで行われた女子も1組の上位3人が大会記録を更新して総合1~3位に。社会人ルーキーのカリバ・カロライン(日本郵政グループ)が4分11秒81で制し、ジャネット・ニーヴァ(パナソニック)が4分12秒35、エスタ・ムソニ(ニトリ)が4分13秒33で続いた。日本人トップは1組4着だった保坂晴子(パナソニック)で、4分17秒68で総合5位だった。
女子100mハードルは中島ひとみ(長谷川体育施設)と田中陽夏莉(富士山の銘水)がともに13秒31(-2.1)の同タイム。着差ありで中島に軍配が上がった。
男女三段跳はともに6回目の逆転劇。男子は山本凌雅(JAL)が15m93(+2.2)、女子は剱持早紀(長谷川体育施設)が12m82(+1.4)で制した。
2日目の競技開始は午前9時30分予定。200m、5000m、走幅跳、砲丸投などが行われる。
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