HOME 国内

2024.05.13

坂井隆一郎が地元V 400mH筒江がパリ標準突破、1500m飯澤が日本歴代2位、800m久保凛が躍動/木南記念
坂井隆一郎が地元V 400mH筒江がパリ標準突破、1500m飯澤が日本歴代2位、800m久保凛が躍動/木南記念

木南記念男子100mを制した坂井隆一朗(中央)

◇木南記念(5月12日/大阪・ヤンマースタジアム長居)

日本GPシリーズG1の木南記念が行われた。男子100mにはオレゴン・ブダペストと2大会世界選手権代表の坂井隆一郎(大阪ガス)が出場。今季初戦を10秒20(+0.2)をマークして優勝し、地元大阪の声援に応えた。坂井は「もう少しギアを上げていかないとダメ」と言い、ここから仕上げに入っていく。

2位には東京五輪4×100mリレー代表のデーデー・ブルーノ(セイコー)が入った。デーデーは予選で10秒18(+1.3)と3年ぶりの自己新を出して復調をアピールした。

広告の下にコンテンツが続きます

男子400mハードルは筒江海斗(スポーツテクノ和広)が日本歴代7位タイの48秒58をマークして優勝し、パリ五輪の参加標準記録(48秒70)を突破。同1500mは飯澤千翔(住友電工)が制した。日本歴代2位の自己記録3分36秒55を塗り替える3分35秒77で日本記録に0.75秒に迫った。

男子走幅跳はクリストファー・ミトレヴスキー(豪州)が8m24(-0.1)のビッグジャンプでV。2位には東京五輪代表の津波響樹(大塚製薬)が7m99(+0.3)で続き、3位には橋岡優輝(富士通)がは入った。東京五輪・世界選手権3大会代表の橋岡。すでにパリ五輪参加標準記録を突破している橋岡は、国内主要大会には約1年ぶりに出場。7m83(+1.2)をマークした。

女子100mハードルはダイヤモンドリーグにも出場している呉艶妮(中国)が12秒86(+0.2)の大会タイで優勝。2位に今季日本リストトップの12秒92をマークした日本記録保持者(12秒73)の福部真子(日本建設工業)が入った。予選を12秒94(-0.7)でトップ通過した田中佑美(富士通)は、身体の負担を鑑み、次週のセイコーゴールデングランプリを見据えて決勝を棄権している。

女子走幅跳は秦澄美鈴(住友電工)が6m72(+0.1)の大会新で制し、日本記録保持者(6m97)の貫禄を示した。秦はすでにパリ五輪参加標準記録を突破している。女子800mは高校生の久保凛(東大阪大敬愛高2)が2分05秒11でグランプリ3連勝を飾った。

◇木南記念(5月12日/大阪・ヤンマースタジアム長居) 日本GPシリーズG1の木南記念が行われた。男子100mにはオレゴン・ブダペストと2大会世界選手権代表の坂井隆一郎(大阪ガス)が出場。今季初戦を10秒20(+0.2)をマークして優勝し、地元大阪の声援に応えた。坂井は「もう少しギアを上げていかないとダメ」と言い、ここから仕上げに入っていく。 2位には東京五輪4×100mリレー代表のデーデー・ブルーノ(セイコー)が入った。デーデーは予選で10秒18(+1.3)と3年ぶりの自己新を出して復調をアピールした。 男子400mハードルは筒江海斗(スポーツテクノ和広)が日本歴代7位タイの48秒58をマークして優勝し、パリ五輪の参加標準記録(48秒70)を突破。同1500mは飯澤千翔(住友電工)が制した。日本歴代2位の自己記録3分36秒55を塗り替える3分35秒77で日本記録に0.75秒に迫った。 男子走幅跳はクリストファー・ミトレヴスキー(豪州)が8m24(-0.1)のビッグジャンプでV。2位には東京五輪代表の津波響樹(大塚製薬)が7m99(+0.3)で続き、3位には橋岡優輝(富士通)がは入った。東京五輪・世界選手権3大会代表の橋岡。すでにパリ五輪参加標準記録を突破している橋岡は、国内主要大会には約1年ぶりに出場。7m83(+1.2)をマークした。 女子100mハードルはダイヤモンドリーグにも出場している呉艶妮(中国)が12秒86(+0.2)の大会タイで優勝。2位に今季日本リストトップの12秒92をマークした日本記録保持者(12秒73)の福部真子(日本建設工業)が入った。予選を12秒94(-0.7)でトップ通過した田中佑美(富士通)は、身体の負担を鑑み、次週のセイコーゴールデングランプリを見据えて決勝を棄権している。 女子走幅跳は秦澄美鈴(住友電工)が6m72(+0.1)の大会新で制し、日本記録保持者(6m97)の貫禄を示した。秦はすでにパリ五輪参加標準記録を突破している。女子800mは高校生の久保凛(東大阪大敬愛高2)が2分05秒11でグランプリ3連勝を飾った。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.16

中央学大がTKK株式会社とスポンサー契約 同大卒業生が代表取締役

中央学大駅伝部が「TKK株式会社」とスポンサー契約を結んだことを発表した。 同社は千葉県八千代市に本社を構え、主にプレキャストコンクリート鋼製型枠を取り扱うメーカー。中央学大卒業の安保誠司氏が代表取締役を務めており、「未 […]

NEWS 今年度限りでの「引退」を表明した村澤明伸インタビュー【前編】 大学3・4年時はトラックと駅伝の両立に挑戦したが「バランスを取るのが難しかった」

2025.12.16

今年度限りでの「引退」を表明した村澤明伸インタビュー【前編】 大学3・4年時はトラックと駅伝の両立に挑戦したが「バランスを取るのが難しかった」

全国高校駅伝で日本一に輝き、箱根駅伝は花の2区で快走。日本選手権10000mでも上位に食い込んだのが、村澤明伸(SGホールディングス、34歳)だ。紆余曲折を経て、今年度限りでの「引退」を表明したが、どんな競技生活を過ごし […]

NEWS ニューイヤー駅伝エントリー発表! トヨタ自動車は鈴木芽吹が登録も太田智樹が外れる 連覇目指す旭化成は葛西潤、Honda・小山直城、GMO・吉田祐也らエントリー!

2025.12.16

ニューイヤー駅伝エントリー発表! トヨタ自動車は鈴木芽吹が登録も太田智樹が外れる 連覇目指す旭化成は葛西潤、Honda・小山直城、GMO・吉田祐也らエントリー!

12月16日、日本実業団陸上競技連合は第70回全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝/2026年1月1日)のエントリー選手を発表した。70回記念大会の今回は、例年より3チーム多い、40チームがエントリーした。 前回、5年 […]

NEWS 赤﨑優花が自身の思いと感謝綴る 移籍は「前向きな決断」「この道を正解にします」

2025.12.16

赤﨑優花が自身の思いと感謝綴る 移籍は「前向きな決断」「この道を正解にします」

12月15日で第一生命グループを退社し、夫の赤﨑暁も所属するクラフティア(前・九電工)へ移籍加入した赤﨑優花(旧姓・鈴木)が自身のSNSを更新し、改めて思いを綴った。 昨年のパリ五輪女子マラソン6位入賞の赤﨑。「決して悲 […]

NEWS お詫びと訂正(月刊陸上競技2026年1月号)

2025.12.16

お詫びと訂正(月刊陸上競技2026年1月号)

月刊陸上競技2026年1月号別冊付録「全国高校駅伝総展望」に掲載したデータに誤りがございました。 正しいデータの情報を掲載するとともに、関係者の皆様にお詫びをし、訂正いたします。 男子 今治北(愛媛) 誤 都大路学校最高 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2026年1月号 (12月12日発売)

2026年1月号 (12月12日発売)

箱根駅伝観戦ガイド&全国高校駅伝総展望
大迫傑がマラソン日本新
箱根駅伝「5強」主将インタビュー
クイーンズ駅伝/福岡国際マラソン
〔新旧男子100m高校記録保持者〕桐生祥秀×清水空跳

page top