日本陸連は4月26日、8月に開催されるパリ五輪の競歩種目の代表内定選手を発表した。
代表に選ばれたのは今年2月の日本選手権20km競歩で優勝し、内定していた男子の池田向希(旭化成)、女子の藤井菜々子(エディオン)に6人を加えた8人。
男子20km競歩では選考会となった日本選手権で2位に入った濱西諒(サンベルクス)と同3位の古賀友太(大塚製薬)が順当に選出。濱西は大阪府出身の24歳。履正社高から明大に進み、国体やインカレなどで活躍し、日本選手権では日本歴代6位となる1時間17分42秒をマークしていた。一方の明大の1学年先輩にあたる古賀は昨年のブダペスト世界選手権に出場している。
男子20km競歩は前回の東京五輪で池田が2位、山西利和(愛知製鋼)が3位に入り、山西は19年、22年の世界選手権で連覇を飾るなど日本勢の活躍が続いていたが、昨年のブダペストでは古賀の12位が最高と苦戦。今回は長く世界大会に出場した山西や髙橋英輝(富士通)が選考会で敗れ世代交代も進むなか、世界一熾烈な代表争いを勝ち抜いた3人でメダル獲得を目指す。
女子20kmはベテランの岡田久美子(富士通)が新たに代表入り。五輪出場は16年リオ、21年東京に続く3回目となる。ブダペスト世界選手権をケガで欠場した後は引退も考えたというが、今年1月の元旦競歩(10km)で日本記録を樹立。そこから、日本選手権でも20kmに上手く対応し、1時間29分03秒とパリ五輪の参加標準記録を突破して2位に入っていた。また、女子については、世界ランキングなどにより追加で代表が決まる可能性を残している。
今大会から開催される男女混合競歩リレーには男女各2人が選ばれ、男子は川野将虎(旭化成)と高橋和生(ADワークグループ)、女子は岡田と柳井綾音(立命大)が選出。同種目は男女1人ずつが1チームとなり、マラソンと同じ42.195kmの距離を男子、女子、男子、女子と交互にリレーする。日本は4月の世界競歩チーム選手権の結果によって2枠を獲得していた。
パリ五輪競歩種目代表をチェック!
男子20km 池田向希(旭化成) 濱西諒(サンベルクス) 古賀友太(大塚製薬) 女子20km 藤井菜々子(エディオン) 岡田久美子(富士通) 男女混合リレー 川野将虎(旭化成) 高橋和生(ADワークグループ) 岡田久美子(富士通) 柳井綾音(立命大)RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.11.06
10000m記録挑戦競技会は日体大競技会など3大会と併催 参加資格男子は34分ターゲット
2025.11.06
RIKUJOフェスティバルに勝木隼人、赤松諒一、佐藤早也伽らトップ選手が参加
-
2025.11.05
-
2025.11.05
-
2025.11.05
2025.11.02
青学大が苦戦の中で3位確保!作戦不発も「力がないチームではない」/全日本大学駅伝
-
2025.11.02
-
2025.11.02
-
2025.11.03
2025.10.18
【大会結果】第102回箱根駅伝予選会/個人成績(2025年10月18日)
2025.11.02
青学大が苦戦の中で3位確保!作戦不発も「力がないチームではない」/全日本大学駅伝
-
2025.10.18
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.11.06
クイーンズ駅伝エントリー発表! 日本郵政グループ・廣中璃梨佳、積水化学・新谷仁美、しまむら・安藤友香らが登録 第一生命グループは鈴木優花が外れる
11月6日、日本実業団連合は第45回全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝)のエントリー選手を発表した。 前回4年ぶり4回目の優勝を飾ったJP日本郵政グループはVメンバーの鈴木亜由子、廣中璃梨佳、菅田雅香ら全員が登録。 […]
2025.11.06
10000m記録挑戦競技会は日体大競技会など3大会と併催 参加資格男子は34分ターゲット
関東学生陸上競技連盟は、主催の10000m記録挑戦競技会について、今年は11月15日の日体大長距離競技会(横浜市・日体大健志台)、11月22日のMARCH対抗戦(東京・町田市)、11月22日の東海大長距離競技会(秦野市) […]
2025.11.06
RIKUJOフェスティバルに勝木隼人、赤松諒一、佐藤早也伽らトップ選手が参加
11月6日、日本陸連は11月29日に開催される「RIKUJO フェスティバル in 国立競技場」に参加するゲストアスリートを発表した。 同イベントは連盟創立100周年を記念して開かれるもの。参加者とトップアスリートが一緒 […]
2025.11.05
全国高校駅伝都道府県代表出そろう 前年V佐久長聖&長野東など 最速は男女とも仙台育英 6日から地区大会順次開幕
全国高校駅伝の出場権を懸けた都道府県高校駅伝が11月4日の埼玉をもってすべて終了し、都道府県代表がすべて出そろった。 昨年の全国大会は男子が佐久長聖、女子は長野東といずれも長野勢が優勝を遂げた。全国2連覇中の佐久長聖は県 […]
Latest Issue
最新号
2025年11月号 (10月14日発売)
東京世界選手権 総特集
箱根駅伝予選会&全日本大学駅伝展望