HOME 国内、日本代表

2024.04.21

日本が男子20km団体で銀!日本が男子20km団体で銀!古賀友太が4位、銅メダルにあと3秒!丸尾知司9位、野田明宏13位で貢献/世界競歩チーム選手権
日本が男子20km団体で銀!日本が男子20km団体で銀!古賀友太が4位、銅メダルにあと3秒!丸尾知司9位、野田明宏13位で貢献/世界競歩チーム選手権

2024年日本選手権20km競歩で3位に入った古賀友太

◇第30回世界競歩チーム選手権(4月21日/トルコ・アンタルヤ)

世界競歩チーム選手権が行われ、シニア男子20kmで古賀友太(大塚製薬)が1時間19分54秒の4位に食い込んだ。優勝はペルセウス・カールストレーム(スウェーデン)で1時間18分49秒。2位、3位はスペイン勢が占め、ポール・マクグラスが1時間19分14秒で銀メダル、ディエゴ・ガルシア・カルレラが1時間19分51秒で銅メダルだった。

メダルまであと3秒。だが、パリ五輪代表をほぼ手中にしている古賀が、その前哨戦となる今大会で堂々たるレースを見せた。

序盤から先頭集団の中でじっくりとレースを進め、5kmを20分17秒、中間点を40分17秒で通過する。その後、先頭集団に動きが出ると、すかさず前へ。世界大会のメダル獲得経験豊富なカールストレームがリードする流れには後れを取ったが、15kmを丸尾知司(愛知製鋼)とともに1時間0分10秒の6位で通過した。

そこから踏ん張って順位を上げ、19kmでは4位に浮上。さらに上位選手の失格でメダルラインの3位となった。最後は、後方からガルシア・カルレラの猛追を受けて押しくもメダルを逃したが、昨年のブダペスト世界陸上で日本人最上位(12位)からさらなる進境を示した。

3年前の東京五輪は補欠という悔しさを味わい、課題だった歩型を改善するなど着実に力をつけてきた。2月の日本選手権で日本歴代8位、派遣設定記録(1時間19分30秒)を突破する1時間17分47秒をマーク。世界歴代3位の1時間16分51秒で2連覇を飾った池田向希(旭化成)、明大の先輩である2位(1時間17分42秒)の濱西諒(サンベルクス)に続いて3位を確保し、初の五輪代表入りへ大きく前進した。

パリでの目標は「メダルや入賞に絡んでいきたい」と語っていた古賀。大きな試金石となる今大会で、確かな結果をつかんだ。

広告の下にコンテンツが続きます

日本勢は1時間20分23秒で9位に丸尾知司(愛知製鋼)、1時間21分16秒で13位に野田明宏(自衛隊体育学校)が続き、各国上位3名の順位合計で争う団体でスペインに次いで2位に入り、銀メダルを獲得した。

吉川絢斗(サンベルクス)は1時間21分35秒で18位、 古賀とともに五輪代表入りを確実にしている濱西は1時間26分04秒で52位にとどまった。

◇第30回世界競歩チーム選手権(4月21日/トルコ・アンタルヤ) 世界競歩チーム選手権が行われ、シニア男子20kmで古賀友太(大塚製薬)が1時間19分54秒の4位に食い込んだ。優勝はペルセウス・カールストレーム(スウェーデン)で1時間18分49秒。2位、3位はスペイン勢が占め、ポール・マクグラスが1時間19分14秒で銀メダル、ディエゴ・ガルシア・カルレラが1時間19分51秒で銅メダルだった。 メダルまであと3秒。だが、パリ五輪代表をほぼ手中にしている古賀が、その前哨戦となる今大会で堂々たるレースを見せた。 序盤から先頭集団の中でじっくりとレースを進め、5kmを20分17秒、中間点を40分17秒で通過する。その後、先頭集団に動きが出ると、すかさず前へ。世界大会のメダル獲得経験豊富なカールストレームがリードする流れには後れを取ったが、15kmを丸尾知司(愛知製鋼)とともに1時間0分10秒の6位で通過した。 そこから踏ん張って順位を上げ、19kmでは4位に浮上。さらに上位選手の失格でメダルラインの3位となった。最後は、後方からガルシア・カルレラの猛追を受けて押しくもメダルを逃したが、昨年のブダペスト世界陸上で日本人最上位(12位)からさらなる進境を示した。 3年前の東京五輪は補欠という悔しさを味わい、課題だった歩型を改善するなど着実に力をつけてきた。2月の日本選手権で日本歴代8位、派遣設定記録(1時間19分30秒)を突破する1時間17分47秒をマーク。世界歴代3位の1時間16分51秒で2連覇を飾った池田向希(旭化成)、明大の先輩である2位(1時間17分42秒)の濱西諒(サンベルクス)に続いて3位を確保し、初の五輪代表入りへ大きく前進した。 パリでの目標は「メダルや入賞に絡んでいきたい」と語っていた古賀。大きな試金石となる今大会で、確かな結果をつかんだ。 日本勢は1時間20分23秒で9位に丸尾知司(愛知製鋼)、1時間21分16秒で13位に野田明宏(自衛隊体育学校)が続き、各国上位3名の順位合計で争う団体でスペインに次いで2位に入り、銀メダルを獲得した。 吉川絢斗(サンベルクス)は1時間21分35秒で18位、 古賀とともに五輪代表入りを確実にしている濱西は1時間26分04秒で52位にとどまった。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2024.12.05

世界クロカン選手権は奇数年開催に変更 25年世界ロードランニング選手権ハーフは9月28日午前6時30分スタート

世界陸連(WA)は12月3日〜4日にかけて理事会を実施し、今後の大会スケジュールなどについて発表した。 26年に世界陸上アルティメット選手権が新たにスタートし、世界大会が混み合うことから、世界クロスカントリー選手権が偶数 […]

NEWS 日立の福嶋摩耶が現役引退 城西大で活躍 実業団では病に苦しむ「思うように走れない日々」

2024.12.05

日立の福嶋摩耶が現役引退 城西大で活躍 実業団では病に苦しむ「思うように走れない日々」

日立女子陸上競技部は11月末で福嶋摩耶が引退したと発表した。 福嶋は神奈川・荏田高から城西大を経て昨年、日立に入社。高校時代は3000m9分24秒93がベストで、県高校駅伝で区間賞を取るなど活躍した。城西大ではエースへと […]

NEWS 世界大会の競歩実施距離が変更! 35kmは42.195km、20kmはハーフマラソンの距離に 26年から採用

2024.12.05

世界大会の競歩実施距離が変更! 35kmは42.195km、20kmはハーフマラソンの距離に 26年から採用

世界陸連は12月3日〜4日にかけて理事会を実施し、今後の競技会やルール変更についてさまざまな議案が承認されたと発表した。 大きな変更点として、2026年以降の世界大会での競歩の実施距離が変更され、35km競歩はフルマラソ […]

NEWS やり投・北口榛花が日本陸連アスリート・オブ・ザ・イヤー!室伏広治に続き2人目の2年連続受賞

2024.12.04

やり投・北口榛花が日本陸連アスリート・オブ・ザ・イヤー!室伏広治に続き2人目の2年連続受賞

日本陸連は12月4日、日本陸連アスレティックス・アワード2024の受賞者を発表し、最優秀選手に当たる「アスリート・オブ・ザ・イヤー」に、女子やり投の北口榛花(JAL)が選ばれた。昨年に続いて2年連続は、2011、12年の […]

NEWS 田中希実がオムロンとパートナーシップ契約締結 23年からセルフケアで機器を愛用

2024.12.04

田中希実がオムロンとパートナーシップ契約締結 23年からセルフケアで機器を愛用

オムロン ヘルスケア株式会社は、女子中長距離の田中希実(New Balance)とパートナーシップ契約を締結したと発表した。 1500m、5000mの日本記録保持者で、東京五輪・パリ五輪代表の田中。23年頃に股関節の繊細 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2024年12月号 (11月14日発売)

2024年12月号 (11月14日発売)

全日本大学駅伝
第101回箱根駅伝予選会
高校駅伝都道府県大会ハイライト
全日本35㎞競歩高畠大会
佐賀国民スポーツ大会

page top