HOME 国内

2024.04.21

走幅跳・秦澄美鈴が6m39で新所属“初戦”V 新たな試み「集中して跳躍できた」/兵庫RC
走幅跳・秦澄美鈴が6m39で新所属“初戦”V 新たな試み「集中して跳躍できた」/兵庫RC

24年兵庫リレーカーニバル女子走幅跳を制した秦澄美鈴

◇兵庫リレーカーニバル(4月21日/神戸ユニバー記念競技場)

日本グランプリシリーズG2の兵庫リレーカーニバルが行われ、女子走幅跳は日本記録(6m97)保持者の秦澄美鈴(住友電工)が6m39(-0.1)で優勝した。

秦は1回目に6m19(+1.2)、2回目に優勝記録をジャンプ。その後も5回目のファウル以外で6m30オーバーをそろえたが、「記録的には良くなくて悔しいです」。それでも、「技術的にやりたい部分があって臨んでいたので、集中して跳躍ができました」と納得の表情を浮かべる。

広告の下にコンテンツが続きます

すでに昨年のアジア選手権で日本記録を樹立して、パリ五輪の参加標準記録(6m86)を突破。気持ちにも余裕を持って冬季から過ごしてきた。

昨シーズンは飛躍の年となったが、「日本記録以外は6m70~75を出すだけ。もっとコンスタントに跳びたい」と課題を洗い出し、「スピードやパワーも必要ですが、もっと身体をうまく使いこなしてできることがあるのではないか」と、身体の使い方を見直したという。

立った姿勢から「乗せるイメージ」で重心や感覚をつかむ作業に取り組んだ。「まだ初歩ですが、ここからドリルや動きに生かしていきたい」。世界室内以降もそうしたところを意識しつつ、「踏み切りを重点的にやってきたので試合での全助走につなげていく」のが、今後の試合のテーマとなる。

3月に住友電工所属となり、新しいユニフォーム姿もお披露目。「アナウンスで実感しました」と照れ笑い。多田修平や小池祐貴らも所属しており、「国内外でトップとして戦っている選手がいらっしゃるので、刺激を受けていきたい。どんどん世界に出て結果を残せるように」と思いを語った。

6月の日本選手権で優勝すれば代表に内定。5月に木南記念に出場し、その後は海外遠征も予定している。

◇兵庫リレーカーニバル(4月21日/神戸ユニバー記念競技場) 日本グランプリシリーズG2の兵庫リレーカーニバルが行われ、女子走幅跳は日本記録(6m97)保持者の秦澄美鈴(住友電工)が6m39(-0.1)で優勝した。 秦は1回目に6m19(+1.2)、2回目に優勝記録をジャンプ。その後も5回目のファウル以外で6m30オーバーをそろえたが、「記録的には良くなくて悔しいです」。それでも、「技術的にやりたい部分があって臨んでいたので、集中して跳躍ができました」と納得の表情を浮かべる。 すでに昨年のアジア選手権で日本記録を樹立して、パリ五輪の参加標準記録(6m86)を突破。気持ちにも余裕を持って冬季から過ごしてきた。 昨シーズンは飛躍の年となったが、「日本記録以外は6m70~75を出すだけ。もっとコンスタントに跳びたい」と課題を洗い出し、「スピードやパワーも必要ですが、もっと身体をうまく使いこなしてできることがあるのではないか」と、身体の使い方を見直したという。 立った姿勢から「乗せるイメージ」で重心や感覚をつかむ作業に取り組んだ。「まだ初歩ですが、ここからドリルや動きに生かしていきたい」。世界室内以降もそうしたところを意識しつつ、「踏み切りを重点的にやってきたので試合での全助走につなげていく」のが、今後の試合のテーマとなる。 3月に住友電工所属となり、新しいユニフォーム姿もお披露目。「アナウンスで実感しました」と照れ笑い。多田修平や小池祐貴らも所属しており、「国内外でトップとして戦っている選手がいらっしゃるので、刺激を受けていきたい。どんどん世界に出て結果を残せるように」と思いを語った。 6月の日本選手権で優勝すれば代表に内定。5月に木南記念に出場し、その後は海外遠征も予定している。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.08

富士山女子駅伝の全日本大学選抜に立教大・小川陽香、明治国際医療大・古西亜海ら12人選出

日本学生陸上競技連合は12月8日、2025全日本大学女子選抜駅伝(富士山女子駅伝)に出場する全日本大学選抜チームの選手を発表した。 全日本大学選抜チームは全国8地区学連(北海道、東北、関東、北信越、東海、関西、中国四国、 […]

NEWS 2026年関東インカレは5月21日~24日に宇都宮で初開催! 参加標準記録も発表

2025.12.08

2026年関東インカレは5月21日~24日に宇都宮で初開催! 参加標準記録も発表

12月8日、関東学連は2026年の関東インカレを、栃木県宇都宮市のカンセキスタジアムとちぎで5月21日から24日に開催すると発表した。 関東の学生ナンバーワンを決める関東インカレは、来年で第105回を迎える伝統の対校戦。 […]

NEWS 女子400mのナセルがアディダスと契約 パリ五輪銀、東京世界陸上銅メダリスト

2025.12.08

女子400mのナセルがアディダスと契約 パリ五輪銀、東京世界陸上銅メダリスト

女子400mのアジア記録保持者、S.E.ナセル(バーレーン)がアディダスとのプロ契約を結んだことを発表した。自身のSNSで契約締結に関して「新たな挑戦と歴史的偉業に向け、アディダスの献身的な取り組みとパートナーシップは極 […]

NEWS 全米クロカン選手権はウォルフとケラティ・フレスギが制す 世界陸上入賞・ヤングら上位選手が26年1月の世界クロカン代表に内定

2025.12.08

全米クロカン選手権はウォルフとケラティ・フレスギが制す 世界陸上入賞・ヤングら上位選手が26年1月の世界クロカン代表に内定

12月6日、米国・オレゴン州ポートランドで全米クロスカントリー選手権(10km)が行われ、男子はP.ウォルフが29分17秒で、女子はW.ケラティ・フレスギが33分46秒で優勝した。 女子を制したケラティ・フレスギはパリ五 […]

NEWS 3月のThe TENから7月にかけて17大会を実施! 26年実施の米国陸連ツアー日程発表

2025.12.08

3月のThe TENから7月にかけて17大会を実施! 26年実施の米国陸連ツアー日程発表

米国陸連(USATF)は12月5日、来年実施するUSATFツアー17大会の日程を発表した。 米国では連盟が統括するツアーの立ち上げを10月に発表しており、年次総会で対象大会と日程が決定された。3月28日のThe TENを […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top