◇東京六大学対校陸上(4月6日/神奈川・慶大日吉キャンパス陸上競技場)
東京六大学対校が行われ、男子400mハードルは豊田兼(慶大)が49秒38で貫禄勝ちを収めた。
すでにパリ五輪参加標準記録(48秒70)を突破している豊田。これが400mハードル初戦で「練習のタイムからも49秒前半が出るというのはわかっていたので目標は達成できました」と振り返る。
前半こそ「久しぶりだったので」とゆったりしつつも、「走力がついて走れている感触があった」t言うように、バックストレートでグイグイと進み、中盤以降はやや「8台目が13歩は届かなくて、10台目は詰まってしまった」とハードルが安定せずも、大きく差を広げてフィニッシュした。
400mハードルでは昨年の日本インカレで優勝。110mハードルはワールドユニバーシティゲームズで日本人初優勝を果たし、13秒29(学生歴代3位)というパリ五輪参加標準記録まであと0.02秒の自己記録を持つ。
「2種目でパリ五輪を目指しています」。そのために、2、3月は110mハードルに注力。記録を狙った3月の豪州でのレースでは調子は良かったものの「木製のハードルに慣れていなかったこともあり、6台目で接触して転倒しました」。大事にはいたらなかったものの、右膝を打撲。それもあり、「ケガなく無事に走り終われて良かったです」とホッと胸をなで下ろした。
思惑通りには進まなかったが、2種目で五輪を目指す意思は変わらない。フランスは父の祖国。「モチベーションは上がります」。5月は400mハードルをメインにし、6月に110mハードルで記録を狙いにいく構え。そして、大一番の日本選手権は、前半の2日間で400mハードル、後半2日間に110mハードルが待つ。
「400mハードルでしっかり3位以内に入って、110mハードルは攻めたい」
パリ五輪は「大学に入った時から目指してきた」。稀代の二刀流ハードラーが、学生ラストイヤーで日本ハードル界の歴史を大きく動かすつもりだ。
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