記念すべき第100回目の箱根駅伝に出場した23チームの、出走全230人にアンケートを実施。出走したすべての選手たちの声を刻みます!
【アンケート項目】
(1)大会を終えての感想、コースの攻略法など
(2)今だから話せる裏話
(3)監督車からの声掛けで心の残ったもの
(4)4年生から後輩たちへ/来年度への意気込み
●神奈川大
総合21位(往路22位、復路16位) 11時間07分37秒
監督:大後栄治
1区 巻田理空(4年) 区間21位
(1)思っていた走りができず、目標から大きく遅れる走りをしてしまいました。六郷橋あたりがきつかったので、六郷橋まではゆとりを持って走ることがポイントだと思いました。チームとしても力を出しきれずに終わり悔しい結果になりました。
(2)走っていてずっと苦しかったですが、先輩方の応援には気づくことができました。
(3)「アクセント、アクセント」練習でよく言われていた言葉だったから
(4)今回自分たちが達成できなかったシード権獲得をしてほしいです。
2区 小林篤貴(4年) 区間18位
(1)アキレス腱の痛みがあり、3日前から走り始めたので、走りの感覚としては良くなかったです。最後の3kmが1番きつかったので、気合で上りきるのがポイントです。個人としては次の走者にタスキを渡すことを目標に走ったので、結果としては良くなかったですが、タスキをつなぐことができてよかったです。チームとしてはシード権を目標に1年間取り組んできましたが、最後の最後で体調不良やケガ人が出てしまい、うまくいかなかったのが悔しかったです。その結果として21位になったのだと思います。
(2)12月中旬に右足の足底を痛めて、無理して走っていたら右足のアキレス腱を痛めました。その後治療に専念して2区を走る3日前に走り始めたので、不安しかなかったです。また、年明け前にやっていた箱根駅伝の特番を見ていて、徳本監督の法大時代の特集を見た時に、徳本監督のように途中で走るのを辞めざる終えない状況になるのではないかと不安が倍増しました。
(3)「4年間やってきたから頑張ろう!」走っている時に4年間あったことを思い出しました。特に4年生の時でキャプテンだったということもあり、この言葉が1番印象に残っています。
(4)予選会を通過するのも厳しいかもしれないですが、悔いの残らないように頑張ってほしいです。
3区 宇津野篤(4年) 区間10位
(1)個人としては目標のタイムには届きませんでしたが、順位を上げることができたので良かったです。レースの展開が悪かったので個人の記録よりも順位を上げるために最初から突っ込みました。そのため、後半の橋のあたりがきつかったです。 (2)1、2、3区はどこでもいけるようにと箱根前にスタッフさんから言われていたため、頭に入れて練習を行っていました。最終的に他が大丈夫だろうということで3区になりました。
(3)――
(4)応援してます。
4区 宮本陽叶(2年) 区間21位
(1)うまく走ることができませんでした。きつかったところは18kmの監督に声をかけてもらったところで、攻略法は体調を整えることだと思います。この経験を糧に箱根でリベンジできるように頑張ります。
(2)3日前に片頭痛で体調を崩しました。
(3)18kmで監督に「浮いてる、浮いてる」「前、前、前」と声をかけてもらった。1番きつかったところでした。
(4)必ず箱根でリベンジします。
5区 大泉真尋(4年) 区間23位
(1)トラブルが複数あったなかチームとして最後までやり切ったことにやりがいは感じました。9km以降の上りがきつかったです。根性で上るしかありません、
(2)実は他の区間の予定でしたが急遽5区になりました。
(3)「走ってくれてありがとう」という言葉です。
(4)今年は去年よりも多くの難関があると思いますが、自分たちが今回の箱根で悔しい思いをしたことを糧にして、次の箱根に向けて頑張って多くの活躍ができるよう願っています。
6区 大岩歩夢(4年) 区間6位
(1)12日前に胃腸炎で体調を崩してしまい出走が危ぶまれましたが、自分の中では最低限満足のいく走りはできました。ベストコンディションでもっといい位置まで行ける感覚がまだありました。また、チーム順位もここまで落ちるとは思ってもみなかったので、個人としてもチームとしても悔しさが残るレースとなりました。6区はやはり最初の上りと、ラスト3kmがポイント。上りはどれだけリラックスして力まず上るかで、下り始めてから一気に切り替え過ぎないようにすることが重要だと思います。ラスト3kmは全員きついと思うので気合と根性で走りきるしかありません
(2)海外から1ヶ月かけて取り寄せたレース用のシューズが通常よりも小さいサイズで、練習の段階から爪を痛めてしまい、本番では激痛を耐えながら走りました。走り終わった後の閉会式では爪が痛すぎて汗が止まらなかったです。
(3)「よく頑張った、ありがとう」これまでケガが多く、納得のいく結果やチームに貢献することができなかったが、最後の最後にいい形で走り終えることができ、ありがとうとも言ってもらえてうれしかった。
(4)強い神大の復活、シード権獲得をかならず成し遂げてほしい!
7区 新妻玲旺(1年) 区間18位
(1)応援が本当にすごかった。走っていてビックリしました。チームとしても個人としても下位に沈んでしまい悔しかったです。 11km地点の二ノ宮のところの坂まではほとんど平坦なので、力を使わない方がいいと思います。後半のアップダウンの自分な得意なところで仕掛けれたらと思います。
(2)17km地点で早稲田さん、帝京さん、明治さんと集団になっていて、自分が離れそうな時に明治の尾崎さんが「つけよ」と声をかけてくれて踏ん張れました。
(3)15km地点で自分のプロフィール(名前、学年、出身校)などを沿道の方に言って応援してくれるように頼んでくれました。その瞬間、沿道の応援の大きさが2倍くらいになって鳥肌がたった。
(4)来年は1区を走ってチームに良い流れを持ってきます。
8区 高橋銀河(4年) 区間21位
(1)直前に体調を崩してしまい、力を発揮できなく悔しい思いをしました。遊行寺の坂は攻略はできなかったです。
(2)2週間を切ってからメンバーにケガや体調不良者が出てき始めて正直きつかったです。
(3)「4年間やってきたことしっかり出し切ろう」4年生としての意地を少しでも出そうと思えたから。
(4)シード権獲得に向けて頑張ってください。
9区 佐々木亮輔(4年) 区間14位
(1)全力で走り切ることができました。前半の下り坂で体力をなるべく温存して後半で一気に仕掛けるのがポイントです。
(2)クリスマスの夜にコーヒーとケーキを食べました。
(3)「4年間お疲れさま!」
(4)陸上の練習、大会結果も大切ですが、それ以上に充実した楽しい大学生活を送ってください!
10区 酒井健成(2年) 区間8位
(1)正直あんなに走れると思いませんでした。ラスト3kmきつかったです。気合というのが攻略法です。チームの結果はシード権を狙っていたからこそとても悔しい順位でした。まずは来年の箱根駅伝に出れるようにチーム全体を見直して一から頑張っていきたいです。
(2)ラスト1kmはハムストリングスがつりながら走っていました。
(3)「酒井いけ!」と叫ばれたことです。いつもあまり叫ばない監督があんな大声で叫んでくれたからです。監督によく注意されることがあるのですが、あんなに叫んでもらえてうれしかったです。
(3)来年度はもう一度箱根駅伝にもどりシード権を取れるように一から頑張っていきたいです。自分自身も主力の覚悟を持ち、全種目で自己ベストを出して、チームのエースになれるように頑張ります!
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking 人気記事ランキング
2025.01.20
青学大の皆渡星七が悪性リンパ腫を公表「がんになっても箱根を目指したい」
-
2025.01.20
-
2025.01.20
2025.01.19
【大会結果】第30回全国都道府県対抗男子駅伝(2025年1月19日)
-
2025.01.15
-
2025.01.19
2024.12.22
早大に鈴木琉胤、佐々木哲の都大路区間賞2人が来春入学!女子100mH谷中、松田ら推薦合格
-
2024.12.22
-
2024.12.30
-
2025.01.12
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.01.21
男子ハーフでマンツが59分17秒の北米新!女子もケラティ・フレズギが自身の北米記録更新/ヒューストンマソン
1月19日、米国テキサス州でヒューストンマラソンが開催され、ハーフマラソンでは男子、女子ともに北米記録が樹立された。 男子では、59分17秒で優勝した20歳のA.ゴベナ(エチオピア)と最後まで競り合ったA.マンツ(米国) […]
2025.01.21
【プレゼント】ハーツ&ハーツクリニックの 「スーパーシール」 ~「レギュラー」と「ベタ貼り」セット/2025年2月号
ハーツ&ハーツクリニックのベストセラー商品である独自の「周波数加工®」…「ハーツ加工®」を施した「スーパーシール」。 貼るだけで呼吸が楽になり、ピッチ&ストライドアップをアシストするなど、アスリート間で非常に高 […]
2025.01.20
青学大の皆渡星七が悪性リンパ腫を公表「がんになっても箱根を目指したい」
今年の第101回箱根駅伝で連覇を達成した青学大に所属する皆渡星七(3年)が自身のSNSを更新し、昨年11月に「悪性リンパ腫」と診断されたことを公表した。 皆渡は大阪・関大北陽高出身。昨年は箱根駅伝のメンバー16人にも入っ […]
2025.01.20
【プレゼント】鼻パッドのないスポーツサングラス「AirFly」 クレーマージャパン限定モデル!/2025年2月号
眼鏡の聖地・福井県鯖江市で誕生し、より良いパフォーマンスを求めるすべてのアスリート、スポーツを愛する人へ、世界特許取得の鼻パッドのないスポーツサングラスとして人気を博している「AirFly(エアフライ)」。この製品を生み […]
2025.01.20
棒高跳・諸田実咲が4m25 シュマンスキが男子60mHで7秒41/WAインドアツアー
1月19日、ルクセンブルクで世界陸連(WA)室内ツアー・シルバーのCMCMルクセンブルク室内が開催され、女子棒高跳に日本記録保持者の諸田実咲(アットホーム)が出場し、4m25で6位に入った。 諸田は4m00から跳び始め、 […]
Latest Issue 最新号
2025年2月号 (1月14日発売)
駅伝総特集!
箱根駅伝
ニューイヤー駅伝
高校駅伝、中学駅伝
富士山女子駅伝