記念すべき第100回目の箱根駅伝に出場した23チームの、出走全230人にアンケートを実施。出走したすべての選手たちの声を刻みます!
【アンケート項目】
(1)大会を終えての感想、コースの攻略法など
(2)今だから話せる裏話
(3)監督車からの声掛けで心の残ったもの
(4)4年生から後輩たちへ/来年度への意気込み
●創価大
総合8位(往路7位、復路7位) 10時間57分21秒
監督:榎木和貴
1区 桑田大輔(4年) 区間2位
(1)楽しく走れました。1区は冷静に走ることがポイントだと思います。
(2)知り合いがたくさん応援に来てくれた
(3)――
(4)期待してます!
2区 スティーブン・ムチーニ(1年) 区間5位
(1)チームは昨年同様8位と悔しい結果となったが、昨年よりも価値のある8位だったと思います。個人としては、青学大や駒大の選手にまた挑戦したい。コースはラスト3kmの上り坂がきつかった。
(2)卒業生のフィリップ・ムルワさんにアドバイスをもらった
(3)「箱根駅伝で戦える練習は十分にやって来たので、自分を信じて、仲間を信じて頑張ろう」と、走る前にかけていただいた言葉です。
(4)来年はさらにレベルアップし、また青学大や駒大に挑戦していきたい。
3区 山森龍暁(4年) 区間19位
(1)目標の3位に届かなかったのが悔しい。前半の5kmがきつかった。
(2)――
(3)「4年生最後」
(4)目標達成に向けて最後まで走り続けてください。
4区 野沢悠真(2年) 区間15位
(1)箱根前の練習はかなり良かったので、今回の結果としては不完全燃焼に終わってしまった。チームとしても総合3位以内を目標だったので悔しい結果となりました。ラスト5kmがきつかったので、後半でもペースアップできるような力をつけていきたいです。
(2)ほぼ緊張がなかった。
(3)「5区の響のために少しでも差を詰めて渡すぞ」昨年は5区を走らせてもらって山のきつさを知っているので、響さんのためにも頑張れた。
(4)来年はチームに貢献する走りをしたい。箱根で区間賞を狙いたい。
5区 吉田響(3年) 区間9位
(1)個人としては、自分のベストを引き出せず、悔しい結果となりました。チームとしても全体的に勢いに乗り切れず悔しい結果となりました。5区は上りと下りの切り替え、寒さ対策と事前の準備がポイントです。
(2)緊張で、2週間まともに寝れなかったです。
(3)「クライミングモンスターになるんだ」インパクトがありました。また、主務から「明日は凌が待っているぞ」と言われて、最後まで走りきる力になりました。。
(4)来年は5区で68分台を出して山の神になります。
6区 川上翔太(1年) 区間3位
(1)法政さんの方を追い抜かせず、区間賞を取れなかったこと、そして別スタートで青学さんの方に1秒差で負けたことが悔しいです。チームは目標総合3位に届かなく悔しいですが、強い世代が抜けたと言われているなかで昨年と同じ8位にシード権獲得できたことは良かったと思います。6区は最初の上りがポイントでしたが、今大会では、緊張と後ろから16人が来るというプレッシャーに負けて攻略できませんでした。
(2)スタート前のウォーミングアップのあと、自分が待機(荷物を置いていたところ)場所がわからず迷子になってしまった。 その結果、着替えやお手洗いが慌ただしくなってしまいました。
(3)「いいよ、翔太。翔太なら大丈夫だよ」手術後から練習に復帰し、半年間6区へ向けて準備してきた。それが今回走らせて頂き、信頼があると思っていただけたと感じたから。
(4)来年度は大学2年、6区史上初の57分台を出す。
7区 石丸惇那(2年) 区間8位
(1)3位以上という目標を立てていたので悔しいです。ただ、最低限シード権は獲得できました。チームのメンツ的にも今年、来年の箱根とさらにレベルの高いところで競技をしていけると思います。コースは中間地点から起伏が多くなるためメンタルもやられてくると思いました。
(2)走らなければならない10人のメンバー中3人が12月にケガがあった。そのうち急ピッチで合わせ2人は走りました。まだまだ課題は多く残りましたが、8位シード権は価値のあるものだと思います。
(3)「エースになるんだろ!」監督が自分にエースになってほしいという期待していただいているのを感じますし、それにまだまだ応えられている状態ではないのでそのエースになりたいと強く思えて力が出せました。
(4)今年こそ飛躍の年にしたい。
8区 小池莉希(1年) 区間15位
(1)今までにない箱根駅伝での応援、そして身体が意外と動いたということもあって最初からハイペース気味で入ってしまった。そのため後半から対応ができず大失速してしまいました。やっぱり15kmを過ぎてからの遊行寺の坂がきつかったのと、その地点を過ぎてからの6kmがポイントで、そこで記録が大きく変わります。いかに力を使わないかが重要になってくる。チームとしては総合3位以上を目指していましたが総合8位と目標は達成できませんでした。それでも来年以降につながる順位だったので、来年以降更に戦える創価大学にしていきたいです。
(2)12月の合宿で足を痛めてしまい不安のあるなかで本番を迎えました。
(3)15km地点で「高見澤先生の記録超えるよ」。高校の恩師である高見澤先生も1年時に同じ8区を走っているため、その記録を目標にしていたのでさらに気合が入りました。また、もう一つは「同期の織橋や齊藤のためにも最後まで振り絞れ」という主務の正城さんの言葉にも心に響きました。自分は同期が大好きなので、4年間の駅伝の中で同期とタスキをつなぎたいです。
(4)今年はチームに貢献する走りとは言えませんでしたが、また力をつけて来年の箱根駅伝では区間賞を取れる選手に成長できるように頑張ります!
9区 吉田凌(3年) 区間15位
(1)今回は自分の本来の走りができず、悔しい結果となってしまいました。チームは総合3位が目標であったが、8位と目標には達成できなかった。しかし、シード権は獲得することができたので、来年こそ目標を達成できるよう頑張りたいです。目標は総合優勝です。9区は権太坂を下ってからの残りの平坦がポイントで、攻略法は、いかに前半のアップダウンで楽に走れるかだと思います。
(2)レース前、付き添いは安坂と池邉だった。どちらも落ち着いていて信頼できる人です。前日夜は3人でガストでご飯を食べました。
(3)「響の分も頑張るぞ」と声を掛けていただいたこと。響も本来の走りが発揮できなかった中で、自分が響の悔しい分まで頑張ろうと思えたから。
(4)来年度は最上級生となるので、チームをしっかりと引っ張っていき、箱根駅伝総合優勝の目標を達成できるよう頑張ります。
10区 上杉祥大(4年) 区間11位
(1)最初で最後の箱根駅伝は、10区を任せてもらいとても幸せで楽しい23kmになりました。前の帝京大学を抜かして終わりたかったですが、自分の出せる力を出し切れたので悔いはありません。ずっと応援をしてもらえて、所々に知り合いがたくさん駆けつけてくれて幸せでした。 田町以降の後半がビル風でなかなかうまく走れなくなると思っていたので、田町を中間ポイントで50%・50%の力配分で走るようにしました。結果として後半ペースは数値としては落ち込みましたが、大きな崩れはなく走ることができました。計画通りに走れたかなと思います。
(2)箱根前の最後のポイント練習、調整練習(5日前と2日前)で右足にうまく力が入りにくく、バランスがちょっと悪かった感触がありました。レース始まって右足首がはじめは痛く、同様にバランスも悪いながら走りました。状態は100%だったと思いますが、かなり前半不安な中で走ってました。
(3)最後3kmで監督から「上杉がチームにいてくれて良かった。ありがとう」と言ってもらえたことです。3年生まで3大駅伝に全く絡むことができず、しかもほとんどケガ(4年のうち2年半)でした。去年1月3日に箱根駅伝が終わったあと1人で何もできなかった悔しさを感じながら、気づいたら涙を流しながら走ってました。そのなか1年後にチームにいてくれて良かったという言葉をかけてもらえて、やってきたことが間違ってなかったこと、最後にチームへ貢献することができた安心が走りながら感じることができ、残り3kmもう1回頑張ることができました。
(4)僕自身は4年のうちほとんどがケガで最後の1年だけほぼケガなく走ることができました。自分のやることを信じて4年間やり抜いてほしいですし、嫌なことつらいことから目を逸らさず、向き合うことを大切にして日々過ごして欲しいです。箱根駅伝を走ることですべてが報われる1つのエピソードになると思いますし、走れなくてもやり抜くことでしか見えない景色が絶対にあります。つらいこと、辞めたいこと、苦しいこと、負の感情はたくさん出ると思いますが、自分が納得するまで駆け抜けてほしいと思います。頑張れ!応援してます!
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