HOME 学生長距離

2023.12.13

【Playback箱根駅伝】第32回/中大が連覇で7回目の総合V 志望校21で前年に初めて正式に予選会が開催
【Playback箱根駅伝】第32回/中大が連覇で7回目の総合V 志望校21で前年に初めて正式に予選会が開催

第32回箱根駅伝1区で先頭争いする中大と日大

2024年に箱根駅伝は第100回大会を迎える。記念すべき100回に向けて、これまでの歴史を改めて振り返る『Playback箱根駅伝』を企画。第1回大会から第99回大会まで、大会の様子を刻んでいく。(所属などは当時のもの)

第32回(1956年/昭和31年)
中大が2年連続7度目の優勝!追いすがる日大を退ける

第32回大会の出場希望校が21校に達したため、前年11月27日に史上初めて正式に予選会と銘打った「箱根駅伝予選会兼関東学生10マイル」を開催。予選会には19校が参加して、前回優勝校の中大など15校が本大会出場資格を獲得した。

広告の下にコンテンツが続きます

往路では連覇を狙う中大と前回2位の日大が激しい首位争いを繰り広げる。2位で1区を終えた中大は2区の菊地直志が区間2位の好走で先頭に立ったが、日大の岸国雄が区間トップの走りを見せて、菊地を30m差まで追い詰めた。

中大は3区で1分35秒差に突き放したが、4区では日大の斉藤健也が区間賞で巻き返して16秒差に。往路優勝の行方は5区に委ねられることになった。

日大は1952年のヘルシンキ五輪でマラソン代表となった内川義高が猛然と飛ばして、1km地点で中大の谷敷正雄を捕らえる。しかし、力を溜めていた谷敷は3km地点で一気に抜き返して差を広げると、日大に5分24秒差をつけて往路連覇を果たした。

復路でも中大が王者の強さを見せつける。6区で主将の西村良三が区間新記録の好スタートを切ると、8区の佐藤光信と9区の桜谷嘉彦も区間記録を更新。9区を終えた時点で日大に9分35秒の大差をつけ、優勝争いに決着をつけた。

5時間58分11秒の復路新記録をマークした中大が、2年連続7回目の総合優勝。総合記録も12時間4分49秒とかなりの好タイムだった。

日大は3年連続の2位。10区で区間2位の川島義明はこの年の11月に初の南半球開催だったメルボルン五輪にマラソンで出場。世界のトップランナー相手に堂々と渡り合い、5位入賞を果たしている。

参考文献:箱根駅伝90回記念誌(関東学生連盟)

2024年に箱根駅伝は第100回大会を迎える。記念すべき100回に向けて、これまでの歴史を改めて振り返る『Playback箱根駅伝』を企画。第1回大会から第99回大会まで、大会の様子を刻んでいく。(所属などは当時のもの)

第32回(1956年/昭和31年) 中大が2年連続7度目の優勝!追いすがる日大を退ける

第32回大会の出場希望校が21校に達したため、前年11月27日に史上初めて正式に予選会と銘打った「箱根駅伝予選会兼関東学生10マイル」を開催。予選会には19校が参加して、前回優勝校の中大など15校が本大会出場資格を獲得した。 往路では連覇を狙う中大と前回2位の日大が激しい首位争いを繰り広げる。2位で1区を終えた中大は2区の菊地直志が区間2位の好走で先頭に立ったが、日大の岸国雄が区間トップの走りを見せて、菊地を30m差まで追い詰めた。 中大は3区で1分35秒差に突き放したが、4区では日大の斉藤健也が区間賞で巻き返して16秒差に。往路優勝の行方は5区に委ねられることになった。 日大は1952年のヘルシンキ五輪でマラソン代表となった内川義高が猛然と飛ばして、1km地点で中大の谷敷正雄を捕らえる。しかし、力を溜めていた谷敷は3km地点で一気に抜き返して差を広げると、日大に5分24秒差をつけて往路連覇を果たした。 復路でも中大が王者の強さを見せつける。6区で主将の西村良三が区間新記録の好スタートを切ると、8区の佐藤光信と9区の桜谷嘉彦も区間記録を更新。9区を終えた時点で日大に9分35秒の大差をつけ、優勝争いに決着をつけた。 5時間58分11秒の復路新記録をマークした中大が、2年連続7回目の総合優勝。総合記録も12時間4分49秒とかなりの好タイムだった。 日大は3年連続の2位。10区で区間2位の川島義明はこの年の11月に初の南半球開催だったメルボルン五輪にマラソンで出場。世界のトップランナー相手に堂々と渡り合い、5位入賞を果たしている。 参考文献:箱根駅伝90回記念誌(関東学生連盟)

第32回箱根駅伝総合成績をチェック

●総合成績 1位 中大 12時間04分49秒 2位 日大 12時間10分44秒 3位 東教大 12時間24分46秒 4位 法大 12時間26分03秒 5位 日体大 12時間28分23秒 6位 早大 12時間31分21秒 7位 立教大 12時間35分59秒 8位 専大 12時間44分50秒 9位 東洋大 12時間53分01秒 10位 東農大 13時間13分51秒 11位 東学大 13時間21分08秒 12位 神奈川大 13時間23分05秒 13位 横浜市大 13時間35分36秒 14位 明大 13時間44分28秒 15位 横浜国大 14時間10分10秒 ●区間賞 1区 山内二郎(法大) 1時間09分47秒 2区 岸国雄(日大)     1時間06分45秒 3区 伊藤貞夫(立大) 1時間09分46秒 4区 斉藤健也(日大) 1時間07分11秒 5区 谷敷正雄(中大) 1時間28分50秒 6区 西村良三(中大) 1時間14分46秒 7区 横山和五郎(日大) 1時間08分19秒 8区 佐藤光信(中大) 1時間11分19秒 9区 桜谷嘉彦(中大) 1時間06分56秒 10区 鈴木重晴(早大) 1時間12分04秒

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

         

Latest articles 最新の記事

2026.02.18

800m転向のボル 足の腱炎で室内大会出場をキャンセル 「紙一重の状態で追い込んでいる」

東京世界選手権女子400mハードルの金メダリストで、今季から800mに転向をしているF.ボル(オランダ)が、自身のSNSで足の腱炎のため室内シーズンを早期終了することを発表した。 ボルは17日にSNSを更新し、「合宿での […]

NEWS 【プレゼント】ハーツ&ハーツクリニックの 「お出かけネックウォーマー」/2026年3月号

2026.02.18

【プレゼント】ハーツ&ハーツクリニックの 「お出かけネックウォーマー」/2026年3月号

ビッグイベントで男女のトップアスリートがネックレスを愛用し、さらに年末年始のビッグ駅伝でも多くのランナーが使用して注目を集めたハーツ製品。 その中でタウンユースはもちろん、トレーニング時にも温かくて寒さ予防に最適な「お出 […]

NEWS 小山直城と西山和弥が欠場、登録最速タイムのキプラガト、メンゲシャも故障のため回避/東京マラソン

2026.02.17

小山直城と西山和弥が欠場、登録最速タイムのキプラガト、メンゲシャも故障のため回避/東京マラソン

東京マラソン財団は2月17日、東京マラソン2026の招待選手情報を更新し、国内招待選手のうちパリ五輪、東京世界選手権代表の小山直城(Honda)、西山和弥(トヨタ自動車)の欠場を発表した。ともに故障が理由。 このほか、海 […]

NEWS 中央学大に全国高校駅伝3区出走の佐藤悠斗、竹宮流星やIH1500m出場の森田瑛仁らが合格

2026.02.17

中央学大に全国高校駅伝3区出走の佐藤悠斗、竹宮流星やIH1500m出場の森田瑛仁らが合格

中央学大は2月17日、チームのSNSで今春入部する新入生を発表した。 今春入学するのは21名。5000mで14分19秒45の自己ベストを持つ佐藤悠斗(中越・新潟)は、2年時から全国高校駅伝やインターハイ北信越大会に出場。 […]

NEWS 名古屋ウィメンズマラソンに日本記録保持者の前田穂南、佐藤早也伽ら招待 樺沢が初挑戦、PMに田中希実

2026.02.17

名古屋ウィメンズマラソンに日本記録保持者の前田穂南、佐藤早也伽ら招待 樺沢が初挑戦、PMに田中希実

日本陸連は2月17日、MGCシリーズ2025-26女子G1の名古屋ウィメンズマラソン2026(3月8日)のエントリー選手を発表した。 特別招待選手には、日本記録(2時間18分59秒)保持者の前田穂南(天満屋)がエントリー […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2026年3月号 (2月14日発売)

2026年3月号 (2月14日発売)

別府大分毎日マラソン
大阪国際女子マラソン
矢田みくにインタビュー
追跡箱根駅伝

page top