HOME 駅伝

2023.11.05

準優勝の青学大 原晋監督 駒大は「史上最強軍団」も2019年度と同じ5位→2位から箱根駅伝V目指す/全日本大学駅伝
準優勝の青学大 原晋監督 駒大は「史上最強軍団」も2019年度と同じ5位→2位から箱根駅伝V目指す/全日本大学駅伝

23年全日本大学駅伝2区で従来の区間記録を上回るタイムで好走した青学大・黒田朝日(左)。右は3区佐藤一世

◇第55回全日本大学駅伝(11月5日/愛知・熱田神宮~三重・伊勢神宮:8区間106.8km)

大学駅伝日本一を決める全日本大学駅伝が行われ、駒大が5時間09分00秒で4連覇を飾った。

2位には5時間12分34秒で青学大が入った。タイトル奪還とはいかなかったが、伊勢路で3年連続トップ3。原晋監督は「準優勝ですから」と選手を称えつつ、「他大学を含めて駒大に先頭を行かせてはダメですね」と振り返る。

見せ場は作った。1区の若林宏樹(3年)は途中飛び出して先頭をひた走る場面も。最終的には区間8位ながら積極性が光った。2区の黒田朝日(2年)は区間新で区間2位と好走。これには原監督も「箱根駅伝では2区でも山上りでも、どこで使っても区間賞争いができるランナー」と高く評価した。

その後も区間ふたケタはない安定感を見せつつも、エース不在の中で流れを大きく変えることはできなかった。鶴川正也、野村昭夢(ともに3年)は「出雲駅伝の後に痛みが出て大事をとった」のも影響は小さくない。ただ、駅伝デビューで6区区間3位の荒巻朋熙(2年)は「立派」と言うように光もあった。

「チーム全体として戦っていく。底上げはできている」と指揮官。もちろん、「駒大は強い。留学生を入れたらニューイヤー駅伝でも優勝できるのでは。学生駅伝の史上最強軍団と言えます」とライバルを称えつつ、出雲駅伝5位、全日本大学駅伝2位から箱根を制した2019年度を倣って、「箱根仕様に仕上げて箱根駅伝は優勝目指したい」と力強く前を向いた。

広告の下にコンテンツが続きます
◇第55回全日本大学駅伝(11月5日/愛知・熱田神宮~三重・伊勢神宮:8区間106.8km) 大学駅伝日本一を決める全日本大学駅伝が行われ、駒大が5時間09分00秒で4連覇を飾った。 2位には5時間12分34秒で青学大が入った。タイトル奪還とはいかなかったが、伊勢路で3年連続トップ3。原晋監督は「準優勝ですから」と選手を称えつつ、「他大学を含めて駒大に先頭を行かせてはダメですね」と振り返る。 見せ場は作った。1区の若林宏樹(3年)は途中飛び出して先頭をひた走る場面も。最終的には区間8位ながら積極性が光った。2区の黒田朝日(2年)は区間新で区間2位と好走。これには原監督も「箱根駅伝では2区でも山上りでも、どこで使っても区間賞争いができるランナー」と高く評価した。 その後も区間ふたケタはない安定感を見せつつも、エース不在の中で流れを大きく変えることはできなかった。鶴川正也、野村昭夢(ともに3年)は「出雲駅伝の後に痛みが出て大事をとった」のも影響は小さくない。ただ、駅伝デビューで6区区間3位の荒巻朋熙(2年)は「立派」と言うように光もあった。 「チーム全体として戦っていく。底上げはできている」と指揮官。もちろん、「駒大は強い。留学生を入れたらニューイヤー駅伝でも優勝できるのでは。学生駅伝の史上最強軍団と言えます」とライバルを称えつつ、出雲駅伝5位、全日本大学駅伝2位から箱根を制した2019年度を倣って、「箱根仕様に仕上げて箱根駅伝は優勝目指したい」と力強く前を向いた。

青学大の全日本大学駅伝メンバーの成績をチェック!

1区 若林宏樹(3年) 区間8位 27分27秒 2区 黒田朝日(2年) 区間2位 31分09秒=区間新 3区 佐藤一世(4年) 区間8位 34分23秒 4区 小原 響(4年) 区間7位 35分08秒 5区 山内健登(4年) 区間4位 36分12秒 6区 荒巻朋熙(2年) 区間3位 37分32秒 7区 太田蒼生(3年) 区間5位 51分41秒 8区 田中悠登(3年) 区間3位 58分55秒 補欠:宇田川瞬矢(2年)、神田大地(2年)、塩出翔太(2年)、鳥井健太(1年)、平松享祐(1年)

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.05.17

やり投・ヴェバーが今季世界最高91m06 800mはマサレラが1分43秒11で初制覇/DLドーハ

5月16日、カタール・ドーハでダイヤモンドリーグ(DL)第3戦のドーハ・ミーティングが行われ、男子やり投ではJ.ヴェバー(ドイツ)が今季世界最高の91m06で優勝した。 ヴェバーは現在30歳。2021年東京五輪、22年オ […]

NEWS 走高跳・赤松諒一が2m23の2位タイ 五輪メダリストらと互角の戦い/DLドーハ

2025.05.17

走高跳・赤松諒一が2m23の2位タイ 五輪メダリストらと互角の戦い/DLドーハ

5月17日、ダイヤモンドリーグ(DL)第3戦となるドーハ大会がカタールで行われ、男子走高跳では赤松諒一(SEIBU PRINCE)が2m23で2位タイとなった。 赤松は2m15から試技をはじめ、1回で成功。強い向かい風の […]

NEWS 【選手名鑑】山形 愛羽

2025.05.16

【選手名鑑】山形 愛羽

山形 愛羽 YAMAGATA AIHA 福岡大 2005年10月11日 八代一中(熊本)→熊本中央高(熊本) 100m:11.41(24年) 200m:23.53(25年) ■代表歴 アジア選手権(25クミ) 【年次ベス […]

NEWS 【選手名鑑】中川 達斗

2025.05.16

【選手名鑑】中川 達斗

中川 達斗 NAKAGAWA TATSUTO SNS: サトウ食品新潟アルビレックスRC 1998年10月17日 姫路工高(兵庫)→九州共立大→九州共立大院 ハンマー投:73.35(24年) ■代表歴 アジア選手権(25 […]

NEWS 【選手名鑑】山浦 渓斗

2025.05.16

【選手名鑑】山浦 渓斗

山浦 渓斗 YAMAURA KEITO SNS: 勝浦ゴルフ倶楽部 2000年11月9日 望月中(長野)→小諸高(長野)→国武大 走幅跳:8.13(24年) ■代表歴 アジア選手権(25クミ) 【年次ベスト】 走幅跳 1 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年6月号 (5月14日発売)

2025年6月号 (5月14日発売)

Road to TOKYO
Diamond League JAPANの挑戦
村竹ラシッド、三浦龍司が初戦で世界陸上内定

Road to EKIDEN Season 25-26
学生長距離最新戦力分析