◇第19回アジア大会(9月29日~10月5日/中国・杭州)
中国・杭州で開催されている第19回アジア大会の陸上競技の4日目の午前セッションに男子4×100mリレー予選が行われ、2組の日本は38秒99の1着で通過した。
日本は桐生祥秀(日本生命)、小池祐貴(住友電工)、上山紘輝(住友電工)、宇野勝翔(順大)のオーダー。朝一番ということもあり、「身体は動かない」(小池)なかでしっかりバトンをつないだ。
洛南高時代に出場した2013年モスクワ世界選手権以来、10年ぶりの1走を務めた桐生。「着実に通る感じで、バトンは攻めより詰めてやりました」。小池も「ミスというよりは指示通り。バトンだけでもだいぶタイムは縮められる」と、最年長となった同学年コンビが自信を見せる。
上山は「200mの疲労もあるなかでしっかり走れた。バトンも安全過ぎるくらいなので、修正して、決勝は楽しみたい」と語る。初代表の宇野は「あこがれの先輩とバトンをつなげてうれしい。偉大な兄貴たち。僕がしっかり1着でもっていこうと思った」。桐生らから「同じことばかり言っている」「宇野が就職活動といっているので、金メダルでアシストしたい」と笑って、“いじられる”など、良い雰囲気を見せた。
1組目で38秒62の中国、38秒75の韓国、そしてタイなどがライバルとなりそうだが、2018年ジャカルタ大会に続く金メダルを狙って決勝は攻めの姿勢を見せる。
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